お店の紹介

ripple(リップル)(11月6日)

昨夜9時ごろに東大前商店街で3人が食事をしようとしたがどこも満席の盛況。店の数が少ない割には東大などに通う人が多いからか。西口まで歩いて、ちょっと気になっていたダイニングバーripple(リップル)に入ってみると、こちらはメニューが一般的ではないためなのか、2階席を独占して気兼ねなく会話を楽しむことができた。
そのメニューというのはホームページに「トルティーヤチップス & ビールの最強コンビ。おすすめです!! ジャークチキンも絶賛です!!!!!!」とあるのを後で知ったが、食べてみないと何のことかわからない。何もしらずにメニューからその両方を偶然注文。カリビアンフードなのだそうだ。独特の香料でおなじみの焼き鳥とは違うわけだが、鶏肉の風味焼きという意味で焼き鳥といってもよい。ビールが合うが、ラム酒などの種類も豊富。焼酎もある。
店長はDJだそうで、ラテン音楽を楽しむのが本来なのかも知れないが、ゆっくりと会話のできるダイニングバーとして利用できそうだ。
http://home.catv.ne.jp/kk/toyo/ripple/index.html


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富ヶ谷2丁目の商店街(11月2日)

東大駒場キャンパスの北側、コスモス通りの向こうは富ヶ谷2丁目。そこには八百屋、魚屋、肉屋のある昔ながらの商店街が生き残っている。大型店が近くにないからだろう。
品揃えについての不満はあるかもしれないが、それで我慢していた時代もあるわけだし、乏しい選択肢の中で生活することもよいのではないか。中でも興味を引くのは、洋食・中華と書いている店。蕎麦屋よりモダンであった時代があるのだろう。メニューはオムライス、チキンライス、カレーライス、カツ丼、ラーメン、酢豚、レバニラ炒め、チャーシューメンなど。こうした昔風定番メニューの方が安心という世代が対象なのか。東大の生協食堂の小型版ともいえるが、なかなか見られなくなったタイプだ。近くに東海大学もあるのでその食堂にでもなっているのだろうか。


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モスバーガー渋谷円山町店開店(10月27日)

道玄坂上にモスバーガーの新しい店が今日開店した。場所柄なのか、30代の忙しそうな客が多く、店で食べずに持ち帰りで袋に入れて出て行く姿が目立った。隣は今年の3月に開店した牛丼のすき家。道玄坂上には軽く食事をする店が多いから影響がありそう。いうまでもなく利用する側からすると選択肢が増えることになる。旧山手通りに面した南平台にある高級ハンバーガーのジエイズバーガー、道玄坂上のフレッシュネスバーガーと比べると低価格で、マックは大橋か神泉駅になるので競合はない。休日は人通りの少ないところだが、閉まっている店も多いので便利な店になるのかもしれない。


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古民家改装のBARすがはらオープン(10月26日)

10月22日に築60年の日本式民家を改装して店にした渋谷で働く大人のための隠れ家 “BARすがはら”がオープンした。民家とはいっても普通の住宅として建てられたのか花街での営業用の建物だったのかはわからないが、古い建物を活用する街づくりの事例にもなりそうだ。場所は神泉仲通の坂の下からちょっと入ったところ。隠れ家と呼んでいる店の多いこの街の中でも特にディープな場所にある。食品館ポロロッカのところで崖に向かう道を入ったところといえば分かりやすそう。料亭風の入り口なので、ホームページで事前にチェックしていないと門をくぐるのに躊躇しそうだが、手ごろな価格で料亭気分を味わえるというところなのか。ただし割烹料理屋ではなく、あくまでもバーであることを意識しないと期待に反することになるのかも知れない。
経営はインターネット関連事業を展開するベンチャー企業の株式会社アユプロジェクト。営業時間は夜7時から翌朝4時となっている。
http://sugahara.shibu-q.co.jp/


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政治家が利用する飲食店(10月2日)

江田参議院議長や川端文科相などの政治資金収支報告書にキャバクラやスナックなどの飲食代を計上していたということが報道され、首相や官房長官が釈明をしている。そこで分かったのは「民主党の内規では、お酒を伴う飲食を政治活動で出すことを禁止している」ということ。会議費の範囲でという民間企業の感覚か。
自民党はどうなのかといえば、小泉チルドレンと呼ばれた一議員が当選するなり「早く料亭にいきたい」といってひんしゅくを買ったほど、料亭で政治活動をすることが常識だったのではないか。一人5万円は下らないといわれる料亭への支払いは政治資金ではなかったのか。とすると、一体誰が何の費目で料亭への支払いをしていたのか。そういうことを明らかにするために、まず現役閣僚をけん制してみたのか、などと考えられないこともない。
鳩山首相は9月29日に恵比寿の居酒屋で会食している。その時の模様は首相の了解を得てツイッターで実況されたのだが、詳細が翌日のブログに書かれている。
http://www.satonao.com/archives/2009/09/post_2718.html
多くの記者が店の外につめかけていたようだが、会食当事者による記録の方が確かだろう。完全にワリカンでひとり5千円だったとか。以下の写真の店なので、総理歓迎特別価格というわけではあるまい。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13001714/dtlphotolst/?ityp=4
こんな具合だから、少なくとも与党議員は女性の接待を伴う飲食店には行けなくなりそうだ。自民党の議員にしても、カネがかからない方がいいに決まっているから、行きつけの飲食店に「こういう情勢だからごめん」ということになるのか。地方都市だと女性のいるスナックでないと政治活動の一環としての懇談はむずかしそうでもある。
いずれにせよ、東京では飲食店も政権交代ということになるのだろう。渋谷WESSTの飲食店はこれからの政治家の懇談の場としてふさわしい店がいくらでもある。ツイッター議員懇談会というのも百軒店の音楽バーBYGであったことだし。

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見世の絵画展(9月25日)

見世物というと余り良いイメージがない。見世物ではない、などという言い方もあるほどだ。今でも残ってはいるようだが、見世物小屋というのが50年ほど前まではお祭りの時の興行として、へび女、ろくろ首、クモ娘といった、不気味なものを見せていた。そのために見世物というとそうした類のものということになりがちなのだろう。昔は不具者が見世物となって生活の糧を得ていたともいわれる。
見世物が見世物小屋で見るものと同義であったとしても、歌舞伎の顔見世にあるように、見世のことばそのものに悪い意味があるわけではないはず。芸術作品の展示や上演も見世物でないとはいえない。また、見世場というと一般的に映画や舞台の中でのことなのだが、場所を表す意味で使われたことはないのだろうか。絵画などの展示や演奏会などの会場となるハニーズ・カフェは見世場であるとはいえないものか。
それはともかくとして、版画と絵画の共遊展の4回目を開催する。これまでの3回は明治期の浮世絵展だったが、今回は日本の現代絵画を9点展示する。岩井昌代他4名の画家の作品で9月28日(月)から10月31日(土)まで。喫茶店がただコーヒーを飲む場から、見世場となってもよいのではないか。


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展示される作品の一つです


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宅配フライドチキン(9月21日)

大坂上のバス停から少し住宅地に入った青葉台3丁目に、宅配フライドチキンのBBQ Chickenが9月18日にオープンした。「渋谷エリアに初登場!」とチラシに書き、道玄坂上店と名づけている。デリバリーとテイクアウトの専門店で、店内で食べるわけにはいかない。営業時間は朝10時から夜11時までだ。
オリーブオイルで揚げたチキンということでケンタッキーフライドチキンに挑戦ということか。世界55カ国に2150店舗があるとしているが、日本での展開は今年から。世田谷通りの大蔵に続く2店目なのでその名を知る人は限られる。調べてみるとBBQ Chikenは韓国最大の外食企業ジェネシス社が世界で展開している外食ブランドだそうで、世界中でフランチャイズ店を展開しているものらしい。ユニクロも当初は無名だったように、これから急成長するブランドなのかもしれない。
宅配専門店が増えているし、コンビニをはじめとする弁当の需要も伸びているのは、料理をする人が減っていることにもよるのだろう。新規開店にあたっての調査で、これから更に外食する人が少なくなっていく傾向にあるとの結果が出ているのだろうか。
7月に渋目陸橋の下に開店した、ベジタリアンのサンドウィッチともいえるファラフェルの店もテイクアウトがベースになっている。そういえば、いずれの店もかつて三田用水が流れていたところに沿っての開店だ。
http://www.bbq-japan.co.jp/


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開店間近のH&M渋谷店(9月15日)

9月19日(土)にH&M渋谷店が開店する。「やっと、渋谷が完成する。」というのがそのコピー。話題性は同じ文化村通りにちょうど1年前にオープンしたラビ渋谷をはるかにしのぐはず。家電量販店と違って、どんな商品が販売されるのかが、開店してからでないと分からないからだ。銀座店、原宿店とは違う品揃えなのではとの期待も持たれよう。ヨーロッパでおなじみの日常的な衣料でありながら、日本での展開は始まったばかりなので、遠方の人にも魅力がありそうだ。先着500名に1000円か5000円のギフトカードと渋谷店のためにデザインされたオリジナル商品をプレゼントする、というので、開店時間の10時には500人以上の行列ができることは間違いない。
世界的なファッションチェーンとしては、GAP、ZARAについでの渋谷出店となり、109がその入り口にある文化村通りがこれでひとまず完成したといえるのだろう。人の流れも増えるに違いない。一方でますます通りづらくなるとぼやく人も少なくなさそうだ。
並ばずに入れるようになってから店内を見に行くことにする。でも、ブロガーのための内覧会などをすると費用をかけずに宣伝効果があがるのではないかとも考える。
ちなみに写真を大きくしてみた。


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マツミのランチ(9月14日)

中目黒から菅刈陸橋あたりまでの山手通りは人通りも多く、飲食店もいろいろあるのだが、大坂橋をくぐるとすっかりさびしくなってしまう。そんな山手通り沿い、松見坂交差点の居酒屋マツミが最近ランチを始めた。日替わりメニューのようで、今日は、海鮮丼、鉄火丼、いくら丼、マツミカレー、オムライス、ミックスフライ定食、豚のしょうが焼き定食、皿うどん、などが書かれていた。さまざまな嗜好に対応する料理分野の多彩なことは見事でもある。そしてその目印がノボリだ。ドライバーからもよく見えるはず。地方の道路沿いにあるようなノボリがここでは新鮮に見える。
松見坂が魅力的な飲食店街だということを知ってもらうきっかけになることも期待しよう。


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松見坂のコスタラティーナ(9月13日)

松見坂のキーワードをグーグルで検索して出てくる店が何軒かあるが、ラテンレストランとして営業している、コスタラティーナの名前は出てこない。最近ブログで紹介する人がいないのか、とちょっと残念でもある。1階、2階、3階、屋上と4フロアにまたがり、収容人数ではトップクラスのはずなのだが、料理が南米スタイルでなじみにくいのだろうか。客はどうしてもラテンの雰囲気になじむ人が主体になる。特に若い女性に人気がある。ロケーションは渋谷の奥ということになるのだろう。知られていないだけに、アラサー(もう古い?)世代の合コンにはふさわしいはず。
そういえば、若い女性のいるバーがいいというオジサンもいるのだが、そんな人にもぴったり。これまで客に女性が多いせいか、イケメンスタッフの店だったのに、今は若い女性がサービスをしている。これまでいたようなアメリカ人やスペイン人ではなく日本人女性なので安心と思う人もいるだろう。
とはいえ、この店の特徴はラテンダンスのサルサ。毎週水曜日の夜8時半から3階でサルサのレッスンが受けられる。ワンドリンク付2000円。先生はキューバ人の男性だ。見学したことがあるが、なかなかの運動量。ダイエットにもよいかも知れない。
まずカジュアルバーとして利用してみるとよい。


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食品館 Bon Visage(8月27日)

山手通りが246との交差点に向かう道と別れるところ、菅刈陸橋の下に食品スーパーが開店した。店の名前はBon Visage(ボン・ビサージュ)としゃれている。フランス語で笑顔を意味するとか。店の面積そのものは大橋の丸正より狭いのだが、陳列の密度は高く品揃えは雑貨も含めて豊富。経営は淡島にも店のある株式会社大黒物流チェーンと知った。東京23区内をカバーする1986年に創業した大黒屋を中心とする食品スーパーだ。
http://www.daikoku-cc.co.jp/index.html
大黒屋はコンビニエンス・ディスカウントの店としているが、店名を変えて、青葉台、大橋、東山の住民をターゲットとする。しゃれた店名とロケーション、そして外観からすると高級スーパーのようにも見えるが、野菜、魚、肉から加工食品まで、高価格の食材を扱うわけではない。荒川区に本社があり、大黒屋としては板橋区、墨田区、大田区、品川区、練馬区で3店舗以上を展開している。また、港区、渋谷区、新宿区、文京区、港区、中央区では未出展。Bon Visageという名前での出店はここがはじめてで、地名は冠していないからチェーン店とは気づかない。経営は大黒屋と同じでも大黒屋のイメージは避けたいのだろう。
これまであちこちで探していた生姜せんべいを見つけたので早速買った。これも下町の味といえそう。
いずれにしても、買い物が不便だった特に青葉台の住民とっては待望の出店といえそうだ。
山手通りをもう少し中目黒方向に進んだコナミスポーツクラブのあるビルにはドンキホーテも近々オープンする。買い物に不便だった街が急に便利になった。


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ドヴェde夏祭り(8月22日)

22日、23日は大橋氷川神社のお祭りだ。そして28日(金)は松見坂交差点のイタリアンフレンチレストラン(だそうです)ドーヴェチェラフォンテが「ドヴェde夏祭り」というイベントを開催する。午後5時から9時半まで。フリーフードと1ドリンクでの料金が前売りで大人3000円。小学生だと1200円という設定で、こども連れを想定しているようだ。わなげ、ヨーヨー釣り、駄菓子屋さん、スーパーボールすくい、かき氷といった縁日コーナーも用意している。
レストランでの夏祭りは、こまばエミナースでは恒例だったのだが、今年で最後といわれているので、松見坂下に客を呼び込もうとする作戦か。イベントをやれば、多くの人に店を知ってもらえるチャンスにもなる。結婚式の会場としてよく使われるレストランなのだが、もっと知られてよさそうだ。

http://www.teatron.co.jp/dove/ristorante/summer_fes2009.html

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アトリエ・クラマサ(8月17日)

ペンダントの修理を頼まれた。真ちゅう製の安物のトップにプラスチックの小さなビーズをテグスでつないだもの。買ってから1週間もしないで合金の部分が壊れてしまったという。修理に値しない粗悪品ともいえる。
ただ、このペンダントはバングラデシュで買った品。貧困層の経済的・社会的基盤の構築に対する貢献で2006年にノーベル平和賞を受賞した、グラミン銀行のマイクロクレジットにより作られたという。貧困層を助け、しかも収益をあげるというグラミン銀行のスキームはよく知られているが、その融資先の現場で買ってきたものだけに、いくら安物でも修理をしたいということになる。
そんなわけで、青葉台4丁目の淡島通り、山手通り、玉川通り、旧山手通りに囲まれたエリアの真ん中あたりにあるアトリエ・クラマサを訪ねてみた。「指輪の病院」という看板が以前から気になっていたので、相談に乗ってもらおうとしたものだ。
安物のペンダントにもかかわらず、主人から修理の方法について親切にいくつかの提案があり、相談の結果、リスクが少なくペンダントとして使用可能な方法でお願いすることにした。まさに病院のようであった。
このアトリエ・クラマサはジュエリー、アクセサリーのデザイン・製作をしていて、一般の人を対象にリフォーム、修理も受けている。アクセサリーのリフォームには、親から子へと伝えるなどといったニーズがあるはず。そんなサービスをしている店なので、現物を持参の上、気軽に相談してみるとよい。大坂上バス停からampmの脇の道を入り、福田屋の左側の道に沿ったところにそのアトリエはある。


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これからの飲食店(8月5日)

飲食店は時代と共に変化している。現在のようなスタイルの店がそろったのはこの20年ほどのことだろうか。ラーメンからステーキ、更にはにぎり寿司まで、あらゆるタイプの料理を出す食堂が各百貨店にはあり、渋谷食堂という現在の居酒屋の渋谷食堂ではない文字通りの食堂があったのもそれほど古い昔ではない。今では食堂というと社員食堂や学生食堂をイメージするほどになってしまった。
飲食店が現在のようなスタイルになってきたのは、女性が積極的に外で酒をするようになってからだろう。養老の瀧をはじめとする居酒屋チェーン店に、男女共に学生の頃から親しむようになって、それが多少高級化して、飲んで、食べて、わいわいできる居酒屋とダイニングバーになったともいえそうだ。その世代が年齢を重ねることで、落ち着いた雰囲気でおしゃれに、というニーズも生じ、それに対応する店ができている。
居酒屋とダイニングバーの違いは、居酒屋がビールと焼酎を基本にするのに対して、ダイニングバーはワインを飲む店ということ。インテリアも和風と洋風という違いがあるが、料理では共通するものが多い。本格的な料理を期待するなら、割烹や小料理店、あるいはレストランとかビストロといった店でなくてはならない。
そして今後のことだが、経済環境の改善が期待しづらく、外食にカネをかけられなくなっている今、客単価が上がることは考えにくい。かといって牛丼やハンバーガーのチェーン店では酒を飲んで楽しみにくい。そこで立ち飲み店や、調理を自分でする焼肉店、ファーストフードを中心にした店などで飲むということが増えてきそうだ。そのためか、旧山手通りにジェイズバーガー、円山町にハグバーガー、そして渋目陸橋下にファラフェルの店と、つぎつぎに新しい芽となりそうな店が開店している。少ない予算で最大の満足が得られる仕掛けのある個性的な飲食店がこれから求められるのだろう。感性の鋭い人の集まる渋谷WESTにはそうした店の出店が続きそうだ。

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新しい店の名前(8月4日)

「渋谷ラブホルモン玉すだれ」「Legume Saisonnier」「ぽっらぽっら」「Kuumba du Fallafel」。この7月に円山町と神泉町で開店した店の名前だ。
飲食店が大変だといわれるこの時期に新規開店するのは、それぞれ他にない個性があるはず。名前を覚えてもらうより、よそにはない特徴をということになるのだろうか。わかりにくく、しかも控え目に表示するというのが共通の傾向のようでもある。
「渋谷ラブホルモン玉すだれ」は「渋谷 ラブ ホルモン 玉すだれ」と表記するのが正式のようで、分かりにくくはないが、ラブホルモンで覚えられそう。何しろ周囲は東京で最大のラブホテル街だから。すぐ隣には人気の炭火焼焼肉店「あじくら」があるが「ラブホルモン」の「玉すだれ」は自分で肉を焼くのではなく、鍋、鉄板焼き、ホルモン料理というメニュー構成になっている。ホルモン料理のメニューには生の内臓肉が並ぶ。http://r.gnavi.co.jp/e669700/

「玉すだれ」の向かいにある「Legume Saisonnier」は、5月ごろまでは「与太郎」という和食の店だったのが、内外装をそのままにして新しい野菜料理を主とする店に生まれ変わった。「レギュム・セゾニエ」と読むのだが覚えにくそう。季節の野菜という意味だ。

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「ぽっらぽっら」は神泉仲通の昨年10月に開店したばかりの「炭焼きdining深い森」の隣に開店。魚料理が特徴のようだ。店の外に出しているメニューに産地の表示がしてある。

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そして「Kuumba du Fallafel」は最近このブログで紹介したファラフェルの店。看板もないので店の名前を知るには店の人に聞かなくてはならない。

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(店内からの眺め)

そういえば6月から営業をはじめている渋谷法人会横の「そよかぜ食堂keiji」も看板やカードのkeijiという文字が読みにくいが、「そよかぜ食堂」というのは古さが新鮮だ。こちらは和風イタリアンとのこと。
新しい店は名前も含め、古い店とは一味違っているのがよい。

※当初「ぽっらぽっら」を「ぱっらぱっら」と誤記していましたので、おわびし、訂正しました。

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ファラフェルの店(7月27日)

中近東で生まれたファーストフードで、欧米では人気があるというファラフェルを提供する店が渋目陸橋の下に誕生した。とはいえ、ファラフェルという名前を知ったのは今日がはじめて。松涛2丁目交差点のセントラル病院の分院前から松見坂交差点に向かう山手通り沿いの人通りの少ない場所に何か月も前から準備していたのが、先週木曜日にようやく開店したのだそうだ。営業時間はとりあえず、昼から夜9時までとのこと。今のところ看板もなく、店の名前は店内に小さく書いてあるだけだ。テイクアウトが主体だそうで椅子は3つしかない。実にさりげないインテリアだ。メニューを見てもどんな味なのか見当のつかないものばかり。コーヒーもこれからの課題だとか。
昼食後で満腹ではあったがミントティーを試した後、ファラフェルのハーフサイズを食べてみた。野菜をアラブのパンでくるんだもので、肉や乳製品を使っていないという。上質な自然の味といってよい。値段はファラフェルのハーフサイズで680円だからファーストフードとしては高級ということになるが、それだけの価値はある。ミントの葉がたっぷり入ったミントティーもかわいい。
海外で人気があって日本では知られていない料理というのはまだ数々あるのだろうが、健康志向の中、ベジタリアンのためのファラフェルはこれから東京でも流行しそうだ。


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手作りパンのかどや(7月26日)

東大前商店街の郵便局の向かいにある「かどや」は手作りパンと日用雑貨で古くから親しまれている店だ。この6月からはブログで広く商品の紹介をするようになっている。毎週木曜日と土曜日がドラえもんパンの日、月曜日と水曜日がアンパンマンパンの日だということもわかる。コンビニの弁当が品切れにならないようにしていることが話題になったが、ここはそんなことはないので、夕方になるとなくなっていることも多い。そこがよいところでもあるのだろう。
ブーランジェリーと何とかというカタカナの名前の店や、チェーン店でパンを買うことが多くなっているが、昔ながらの作り方を守っているパン屋さんの方が今ではかえって新鮮ともいえる。
パンとは全く関係のない日用雑貨もいろいろなものがあって眺めて居ると楽しい。麦わら帽子もおいてある。古くからある良いものが店のブログで紹介されることを期待したい。
http://kadoyapan.blog46.fc2.com/

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舞踏家の公演(7月16日)

7月19日(日)の午後6時から大坂上バス停前のハニーズカフェで、舞踏家木室陽一さんのソロ公演がある。わがままな生き方「大暑の夕べ」というのが公演のタイトル。「生まれてくる舞踏」を日常の空間の中で体験するイベントなのだそうだ。舞台というものはなく、いつもと同じテーブル席に観客が座り、そこで舞踏が生まれてくるということになる。
創作舞踏という芸術分野なのだろうか。散歩がてらにアートに接するというのも江戸のスタイルのひとつだろう。寄席の現代版というところ。予約は不要で木戸銭2千円に加え、通常の飲み物代がかかる。夕食どきなのでパスタをとってもよい。コーヒーよりビールがいいという人もいるはずだ。
渋谷WEST商店会ではこんなイベントが活発になることを期待している。7月25日(土)にも同じ場所、同じ時間で公演を予定しているので、興味のある方はお気軽に。

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フォンダンショコラ(7月14日)

フォンダンショコラという名前を今日はじめて知った。先週ハニーズカフェで他人が食べているのをたまたま見て、あれを食べたいといって、口にしたところおいしかったので、ここで紹介することにし、今日マスターに「あのチョコレートのケーキの名前はなあに」と聞き、メニューを見て確認したわけだ。フォンダンショコラ。ケーキ好きの方でなければ聞いたことがないという方が普通のはず。
半生のチョコレートケーキというのか、fondant au chocolat というフランス語が原語のようだ。インターネットの検索で調べても作り方についてのものばかりで、どこの店のがおいしい、といった情報は得られない。ケーキというとフルーツを使って装飾を凝らすものが最近多いように見える中、ケーキ屋さんではないハニーズカフェでは、しっかりしたプレーンなケーキを食べさせてくれる。決して小さなサイズではないのに、いつも2種類注文される方もある。渋谷駅からも代官山駅からもちょっと離れているため、ケーキ店として知られていないのが残念でもある。ケーキの素人の勝手な感想なのだが、大量販売をしている有名店より、地元の人だけの店においしいものがあるということの好例なのではないだろうか。
そういえば今日はパリ祭といって昔は日本でも騒いだ日。フランス語のお菓子を紹介したのはタイミングがよい、とは誰もいわないか。


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安飲み(7月11日)

今週の『Tokyo Walker』の特集は「安飲み新時代」。「買うよりやすい!?賢い飲み会増えてます」というフレーズで安い飲み屋の紹介をしている。「安飲み」という言葉は知らなかったが、これまでも安さを売り物にしてきた『養老乃滝』『和民』といったチェーン店とは一味ちがった店を紹介しているようだ。そのイメージ写真として使われているのが、渋谷センター街の一番奥にある『立ち呑み飲み屋TASU-ICHI』。2年前に店の前をよく通ったが、いつも外国人でにぎわっていたのが印象的だった。そんな感じの店がこれからのトレンドともいえるのだろう。
仕事の疲れをいやす店もきるだけ安い方がいい。別に見栄をはる必要もない。でもそんな風潮になると、小規模な店が割高となり、客足が落ちてしまう。外食市場は高齢化により外食人口全体が縮小すると見られることや、消費意欲の減退により飲食店の経営は大変だとは思うが、それでも新規の開店は少なくない。
特集の記事にあった「格差社会のニューヒーロー!」という表現にあてはまる店がいいのか、それとも、リーズナブルな快適さがいいのか、消費者が決めるしかないだろう。

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ソバ屋で憩う(7月9日)

新潮文庫に『ソバ屋で憩う』という今は亡き杉浦日向子さんの著作がある。ソバ屋の名店ガイドなのだが、101店も紹介されているのを見て、わざわざ遠くまで行くことはない。歩いていける範囲の店に通うというのがソバ屋の楽しみ方のはず。
まえがきにはこんなことが書いてある。「頑張らない、背伸びをしない、等身大の自分に還れたのは、いつ、どこでですか。そんな居場所を、日常のなかに持ってますか。」「ふだんのなかに、もっと憩いを。料亭やレストランではない、はやりのグルメ・スポットや居酒屋ではない。ソバ屋でたしなむ酒の味。こんな時間が持てるということ、これぞ、いままで、生きてきた甲斐があるというもの。ラクーになれます。食欲ではない、楽欲が満たされます。」
遠くの名店を訪ねていくのはこの本の趣旨に反するもので、ソバ屋の楽しみ方の参考にするものだろう。ということで、この近所でソバ屋といえば旧山手通り沿いの喜道庵。『ソバ屋で憩う』で紹介されているわけではないし、遠方から客が来るような有名店でもない。居酒屋でないから夜は早いが、それだけに長居の必要もない。「いまだ世間が明るいうちにソバ屋で宴会。こざっぱりとつまんで呑んで、さらりとソバで締める、いさぎよさ。これぞ、あっぱれ東京流。」ということになる。近所なのに喜道庵を知らない人もいるようなので紹介した。
残念ながら『ソバ屋で憩う』は絶版のようだ。

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明治の浮世絵で江戸の文化を考える(7月6日)

「江戸の良さを見なおす会」の35周年記念ということで、会秘蔵の浮世絵9点が、今日から8月1日までハニーズ・カフェで公開される。この2月と4月に展示された作品と比べると、同じ明治期とはいえ時代が下っているせいか、過去を回想して描いたためなのか、沈んだような渋みを感じさせる。明治に入って技術的に洗練されながらも、西洋化の風潮の中で、浮世絵は見捨てられたかのような扱いだったのだろう。そんな日陰に咲いた花といった印象をもつのは偏見からだろうか。
浮世絵は印刷物なので価格的には案外手ごろなのだが、1点だけ、鏑木清方の作品は肉筆のものなので違うようだ。地味な作品だが、独特のやわらかい線がなんともいえない安らぎを感じさせる。鑑定するとどんな値段になるのか、という下世話な話題にもなってしまう。
日本文化遺産を世界に紹介していくことには意義深いものがあるとしても、まず江戸の文化が日本の近代化の影として扱われた偏見から自由になることが必要だろう。
期間中は展示会場のハニーズ・カフェで、江戸の商人文化を考える上で貴重な「江戸の良さを見なおす会」による3点の書籍が購入できる。『江戸しぐさ一夜一話』『江戸楽のすすめ・生きる』『江戸しぐさ講浦島太郎からのおくりもの』がすべて特別価格で用意されているので、購入いただくとよい。
ちなみに、7月8日から30日まで、Bunkamuraのシアターコクーンでは渋谷コクーン歌舞伎「桜姫」が上演される。今月は江戸文化を見なおす月としてはいかがだろうか。

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ハニーズ・カフェの映像(6月25日)

来週一杯まで、ニューヨークの写真展を開催している大坂上バス停前のハニーズ・カフェの様子を写真の組合せで映像にしてみた。バックの音楽は昨日と同じNew Stories のHighway Blues。Windows XPのおまけの音源は他にはベートーベンの第9交響曲の一部だけなのでとりあえずはこれでご容赦を、というところ。当然数ある写真の中から厳選したものを、いろいろ考えて順番に並べなくてはいけないのだが、どんなものになるのか練習しながら発表しているという実情だ。下手な映像で迷惑というより、こんな素人作品の方がかえって正直に店の様子を伝えるともいえるだろう。今月はニューヨークの雰囲気に合わせてジャズを流しているからちょうどよいかも知れない。
テレビで紹介されると客が殺到するということはよくある話だが、インターネットでも同様の効果が出ると、映像制作がビジネスになるだろう。
http://www.shibuya-west.com/movie/index2.html

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ニューヨークから江戸へ(6月18日)

大坂上バス停前ハニーズ・カフェの田中淳子写真展は3週間目となり、店内のニューヨーク気分が定着してきた。バーグドフ・グッドマン、サックス・フィフス・アベニュー、カルティエ、グッチ、カルバン・クラインといった高級店のショーウィンドウと、ソーホー地区のトンプソン・ストリート、アッパーイーストサイド、セントラルパーク近くといった写真の数々をジャズのBGMを聴きながらぼんやりと眺めていることのできる空間になっている。ニューヨークに居たころを懐かしく思い出す。そんな人たちのために用意された場所のようでもある。
しかし、それもあと2週間。7月6日からは江戸の光景を描いた明治の浮世絵展がはじまる。ニューヨークから江戸へと舞台が急転するわけだ。「江戸の良さを見直す会」は今月6日で35周年を迎え、それを記念する意味での展示ともいう。ハニーズ・カフェがさまざまなアートとの出会いの場所になってくると楽しそうだ。

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立ち飲みBAR「CANARIA」(6月12日)

道玄坂上郵便局の少し上に1階が立ち飲みBARの「CANARIA」が6月5日にオープンした。オーストラリアのワイン、イエローテイルのプロモーションをするようだ。ホームページで紹介されている飲み物のメニューはワインベースのカクテルだけ。マリンターコイズ、Rosa de Rosa、べリドセット、ナディアの滴といった名前が出ている。
http://www.canaria-bar.jp/
この店を運営している株式会社リベルダージのホームページによると、このプロモーションの期間は3ヶ月となっている。とすると、9月からは別のことをやるのだろうか。「イエローテイル(オーストラリアワインブランド)を美味しくお手ごろにフード・音楽と共に堪能できるリアル店舗を開発。1F:スタンディングバー・2F:ダイニングスペースとして展開オーストラリア本社との連動キャンペーンや定期的ブランディングによる認知向上・販売促進を目的とした相乗効果を狙う。」ということだ。店に入ると何かいいことがあるかも。


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HUG★BURGER(6月5日)

円山町のメインストリートの真ん中あたりにハンバーガーの店HUG★BURGERが4月に開店した。検索するとブログでの紹介記事が多い。ハンバーガーといえばマクドナルドのイメージが強く、100円バーガーもあるほどだが、ここはプレインで680円。トッピングとしてチーズ、ベーコン、マッシュルーム、チリ、アボガドなどを100円から200円で追加できる。Hugburgerというのはチーズとトマトソースをはさんで価格が780円。ハンバーガーといってもチェーン店とは味も雰囲気もずいぶん違うものだ。
夜はチーズフライやハグシュリンプとか、生ビールのつまみに合うものも用意される。6月2日からの1週間は、一人二杯までで生ビールが250円というサービスをしている。
円山町には新築の小型マンションが完成し、ここで生活する人も増えてくる。ラブホテルの街というイメージとは違う店が出てくるのもうなずける。

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マツミで沖縄民謡のライブ(6月3日)

松見坂交差点の横にあるダイニングバーのような居酒屋のマツミで、6月7日(日)に沖縄民謡のライブがある。アーティストは古我地という1962年沖縄生まれの人。7月25日(土)には中目黒GTホールでの演奏が予定されているが、その他にも渋谷・世田谷の何軒かの店でライブの予定がある。
居酒屋でライブというのは芸能の原点ともいえそうだし、カラオケからプロの演奏の鑑賞へと、時代が変わりつつあるのだろうか。身近な飲食店で演奏を聴ける機会が増えているようだ。
ライブチャージ ¥2000、オープン 18:00/ライブスタート 19:30、予約はマツミ03-3460-6400まで。

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ヌードル・バー・バグジー(6月2日)

道玄坂が高速道路の走る246とぶつかるところ、ちょっと前まで、蕎麦屋のあったスペースが黒一色のカフェバーのようなラーメン店として6月1日に開店した。ラーメン店の外観の常識を覆すともいえそうな店のつくりで意表をつかれる。カウンターが7席、テーブルが4人ずつで8席だから15人で満席となる。食券を自動販売機で買うシステムの上、店長の他にスタッフが5人もいるので回転は速そう。
味は豚骨と醤油が3対7といったところか。白いスープの豚骨ラーメンでも醤油ラーメンでもない独特の味。太めの麺にも個性がある。大きな海苔が麺に合う。
値段はラーメンが700円。ボリュームが少ないので若い男性にはものたりないかも知れないが、味を楽しむにはちょうどよいともいえる。インテリアも女性客を意識してなのかもしれない。
渋谷WESTはラーメンの街として知られているわけではないが、並べてみるとなかなかのもの。全国はもとより、東京ラーメンマップなどに惑わされようなことなく、まず、渋谷WESTのラーメンを研究するのがよさそうだ。
http://www.shibuya-west.com/navi/3ramen.html


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木立の中のカフェ(5月15日)

戸外が快適な季節になってきた。そんな季節によく似合うオープンテラスのカフェALOHA TABLEが3月24日に旧山手通りに面した木立の中にオープンしている。株式会社ゼットンという1995年に設立された名古屋に本社を置く会社が経営する。3月9日のプレスリリースでの紹介内容は以下のとおり。

「リアルなハワイを表現する大人のハワイアン・カフェ&ダイナー。開放的なテラスと店内はハワイアン・ミュージックが流れるリラックス空間。玄米やオーガニック食材をベースにしたナチュラルでヘルシーなハワイ料理をはじめ、ハワイアンスイーツも充実。芳醇なコナコーヒーや、色とりどりのトロピカルカクテルもお楽しみ頂けます。夏には緑に囲まれたアウトドア・ダイニングもオープンいたします。」

また、経済産業省委託事業で日本生産性本部のハイ・サービス生産性協議会によるハイ・サービス300選の1社としても選ばれた。
http://www.service-js.jp/cms/page0600.php
その選考理由については会社のホームページで以下のように公表している。

「1995 年の会社設立以来「店づくりは街づくり」という基本理念のもとレストラン展開を行っております。名古屋市「ランの館」へのレストラン『THE ORCHID ROOM』の出店を機に、公共施設開発事業にも取り組んでおりますが、公共施設への出店におきましては、これまでのレストラン展開で培ったノウハウを生かし、公共施設の付帯施設と捉えられていた飲食店を、集客施設に変えるべく注力しております。この度は、公共施設を「よみがえらせるイメージ」を創り上げ、それを形にするクリエイティブ力と、「徳川園」、「三井記念美術館」、「名古屋テレビ塔」など公共施設への出店を重ね、公共施設の活性化に大きく貢献した点を、ご評価いただきました。」

この注目を集めている会社が運営するALOHA TABLEを目指して訪れる人がこれから増えそうだ。オープンテラスのあるカフェということで、旧山手通りをはさんで斜め向かいにあるカフェ・ミケランジェロのライバルというより、街の魅力を高めることで相乗効果をもたらすことになると考えてよいだろう。トゥールダルジャンのオープンテラスもすぐそばにある。健康のためのウォーキングコースとしてもこれから注目されのではないだろうか。


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下の写真はカフェ・ミケランジェロ
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不況が変える渋谷(4月14日)

今は不況だ。しかし、そんな時でも最高の売上、利益を出している会社は少なくない。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ3社の2月決算では、そろって売上利益共過去最高になったと発表されている。タスポでタバコが自動販売機で買えないことによる効果もあげられているが、節約志向で弁当や小口の総菜などの販売が好調だったことによるらしい。ユニクロやマクドナルドの好調も、そうした節約志向が背景にあるといえる。
道玄坂でもそんな節約型?の新しいタイプのバーが元気なようだ。1階がカフェ・ド・クリエのビルの地下にあるBAR SAZANAMIや、渋谷ファーストプレイスビルの正面にある第18宮廷マンションの奥にあるEARがそんな店なのだろう。DJを中心とするサロン的な雰囲気ということが共通している。ホームページの写真で見ると客層は20代、30代が中心のようだが、ミクシィのBAR SAZANAMIの紹介には店の客についてこんなことが書かれている。
・・・20歳の不良娘から50歳以上の危険なオヤジ社長もいる、エリートサラリーマンもいればルンペン少女もいる、デザイナーもいればそれを着るモデルもいる、画を描く人間もいればそれを買うセレブリティもいる、文章を書く人間もいれば写真を撮る人間もいる、音楽を作る人間もいればそれを流しDJとして活躍する人間もいる、酒を楽しむ人間もいれば音楽に身を委ねる人間もいる…様々な人間たち、雑多な、混沌とした世界…しかし一見何のまとまりもないこの空間には一つの、一本のスジの通った雰囲気が流れている。この空間で酒を飲み、音楽を楽しみ、おしゃべりを楽しむ人間は皆「共犯者」となる…快楽に溺れ退屈な世界を壊す「共犯者」となるのだ。・・・
SAZANAMIが月曜定休、日曜不定期休で料金不明。EARの方は金曜日の夜8時から翌朝5時、土曜日の夜9時から翌朝5時に営業といった具合なのだが、ノーチャージでドリンクすべて500円となっている。
このEARでは労働者階級未来SOUND『愛について』と題する新曲アルバムを6月に発売するそうだ。これまでの飲み食いの店ではないところに人が集まるようになる予感がする。
コミュニケーションの場が変わってくる。だから同窓会の場も変えてみてはいかがでしょう、という提案もしていきたい。

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明治の浮世絵展(4月5日)

2月に開催した「江戸の良さを見直す会」浮世絵展の2回目を、4月6日から28日まで、大坂上バス停前のハニーズカフェで開催する。
浮世絵は明治になってからも作られ、江戸時代の伝統的スタイルに写実性を加えて独自の美しさをもたらした。浮世絵の最後に咲いた大輪の花ともいえる華麗な世界をかもしだすものだ。
今回展示作品の9点は、旭斎國輝、水野年方、右田年英、河鍋洞郎、啓、真澄といった明治期の浮世絵作家によるもの。
これらは、発足して35周年になる「江戸の良さを見直す会」の初代講師芝三光氏が「江戸しぐさ」を後世に伝える教材として、会に遺された作品の一部なのだ。今回は芝三光氏の誕生日4月8日にちなみ、会の35周年記念行事の一つと位置づけられている。
店では砂糖の代わりに蜂蜜を入れるコーヒーなどの飲み物にケーキも注文できる。パスタの食事も可能なので、食事の時間に浮世絵を楽しむということでもよい。営業時間は午前10時から午後8時までで、日曜・祝日はこのあたりの他店同様休日なのでご注意を。


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駒場に牛丼店はできないか(3月21日)

駒場には牛丼店がない。牛丼店は人通りの多いところでないとできないようだ。デニーズやスカイラークといったファミリーレストランが店舗数を減らしている中、牛丼チェーンは拡大の傾向はとまらない。食事を楽しむというより、短時間で必要な食事をすませるというニーズに対しては、牛丼店が一番適しているようでもある。
まず牛丼店が牛丼を食べる店だという理解は正しくない。近所で一番店数の多い松屋のメニューはこんな感じ。
http://www.matsuyafoods.co.jp/menu/lineup.html
味噌てりチキン定食(580円)、豚テキ定食(680円)、牛めし(380円)、豚めし(350円)、カレーライス(350円)、牛焼肉定食(630円)、デミたまハンバーグ定食(580円)、豚焼肉定食(550円)など。朝定食は焼魚定食(490円)、ソーセージエッグ定食(390円)、納豆定食(350円)。
すき屋だと、牛丼(350円)、豚丼(300円)、カレー(380円)、五目あんかけ丼(430円)、まぐろたたき丼(480円)、とりそぼろ丼(380円)、麻婆茄子丼(380円)、豚とろ角煮丼(450円)など。
朝定食も、とん汁朝食セット(340円)など組み合わせでさまざまなメニューがある。
http://www.zensho.com/menu/
吉野家は、牛丼(380円)、豚丼(330円)、鰻丼(530円)、親子丼(480円)、プレーンカレー(290円)、牛焼肉定食(580円)、豚生姜焼定食(500円)、牛すき鍋定食(530円)など。
朝定食は、焼魚定食(400円)、納豆定食(370円)などだ。
http://www.yoshinoya.com/shop/menu/index.html
牛丼店というより、普段の和食の店といった方がよいのか。牛丼店をよく利用するか、全然知らないかということは、階層差というよりも世代差のようでもあるが、メニューは牛丼以外は保守的だ。
こんな店が東大前商店街にでもできたら人出が増えるだろうか。ビール(400円)に冷奴(100円)で一杯という人もいるだろうから、居酒屋にも影響があるかもしれない。
でも、出店場所については慎重に検討しているようだし、他の出店地を見ると駒場は対象外と見るのだが。

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串焼きの千羽(3月20日)

その昔、蕎麦屋、寿司屋(刺身)、おでん屋、焼鳥屋は互いの領域を侵すようなものは出さなかった。しかし今ではそれぞれのメニューをすべて揃える居酒屋が多い。居酒屋では串にさして輸入した冷凍ものを、解凍して焼き、焼鳥として出すのが普通なのだろうが、焼鳥は店主が肉を串に刺す小さな専門店にこだわりたいもの。
千羽は年配のご夫婦が営む本格的な焼鳥屋さん。神泉仲通りでずっと営業していたのだが3、4年前に神泉駅のトンネルの上に引っ越してきた。踏み切り横から階段を上がり、2メートルほどの道にそったラブホテルの向かいにある狭い入り口の奥にある店だ。下には井の頭線のトンネルがある。神泉駅のすぐそばなのにまさに隠れ家。以前に店のあった場所はまだそのままになっていて、その入り口に引越し先が張り出されている。それを見て電話してくる古いお客もいるほど固定客を相手にしている店だ。20代の人たちには周囲の刺激が強すぎて、店の前の道を通ることも難しいかも知れない。看板を見ても予備知識なしに入る客はいないだろう。
その看板には串焼きとある。焼鳥といった方が馴染みやすいのだが、鳥肉ではなく豚肉を使うものもあるのでその方が正確だからか。焼鳥屋の多くは豚肉を使っているという。
焼鳥屋とはいえ、客の要求に応えるには焼鳥だけのメニューというわけにはいかない。カレー煮込み、味噌焼きといったユニークなものもある。それでも焼鳥屋いや、串焼き屋としての自負は強い。中でも自慢なのが千羽焼。つくねの一種で野菜を練りこんだこの店にしかないもののようだ。
ミシュランの星に価値を見出す人も多い一方、できるだけ手頃な価格の店で集まろうという傾向も出てきている。先日は神泉仲通りの喫茶店を夜の時間借り切って、企業の懇親会らしきことをしている光景を見た。同じ日の夜、百軒店の店でも大企業の支店一行らしき人たちがちょっとフォーマルな感じのする会をやっていた。ひところのように気取った会場を使わなくてもいい、そんな会場はもう飽きた。古い感じの店の方がかえって新鮮だ。安ければそれだけで魅力がある。といったことか。時代の空気もそうさせるのかもしれない。
でも千羽は味でも立派に勝負している。一人で焼鳥が食べたくなったらこのちょっと怪しげな場所の焼鳥屋さんをのぞいてみるのもよいだろう。若い客が騒ぐ店ではない。オトナの店としての味わいがある。実は目立たないけれど百軒店・円山町はそんな店ばかり。
千羽は夜中の2時までやっていているので、歩いて帰れない人はそのまま向かいのホテルに泊まることもできる。雨が降っても傘はいらない。


以前の店の跡
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店の前の通り
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神泉駅踏み切り横の階段
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八百屋さんの芋けんぴ(3月13日)

お菓子の情報は雑誌やテレビなどの格好のネタだ。さまざまなお菓子のブランドを知っていることは女性の常識の一つのようでもある。食欲なのか知識欲なのか良く分からない。時間をかけて手にいれるお菓子は入手するプロセスを楽しんでいるともいえるし、値段が高ければそれだけで高級品を消費しているという満足感があるのだろう。
そうしたこだわりを否定するわけではない。お菓子は食べるだけのものではなく、見て楽しみ、包装を楽しみ、売り場の雰囲気すら楽しみとするものだ。一つ200円の言問い団子や長命寺の桜餅を買うために、行列につくことを喜びとする人もあるだろう。
しかし、そんなたぐいのお菓子とは全く違うのが「八百屋さんの芋けんぴ」。東大前商店街のはずれ、枝光会駒場幼稚園横の坂道を下ったところにある盛岡屋で見つけた。小さな八百屋なのだが、パンやお菓子、調味料なんかも売っている店だ。何十年も前にどこかの田舎にあったような食料品店で、それがかえって新鮮なのではと思ったりもする。店の主人にお金を払って物を買うということが今ではめずらしいことなのではないか。
で、その「八百屋さんの芋けんぴ」なのだが、細く切ってあって食べやすい。袋には生産者代表の写真を載せてあり、保存できるようチャック付になっている。各種芋けんぴの比較をしているデータもあるが、細いものは八百屋さんの芋けんぴだけだった。
http://www.geocities.jp/karintofan/imokenpi.htm
義理チョコのお返しに「八百屋さんの芋けんぴ」というのも笑いが取れてよさそう。昔の女性は芋が好きだったから、イモねえちゃんという言葉もあった。スイーツからイモへ。最近の世相にもぴったりだ。

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すき屋の移転と蕎麦屋(3月12日)

3月18日に道玄坂上にすき屋がオープンする。246沿いの以前は床屋があったスペースだ。このあたりにない24時間営業の店になる。栄通りにあった店は2月に閉店しているので、渋谷WESTのエリアには牛丼店が相変わらず1軒ということで数の増減はない。


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栄通りの旧店舗
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牛丼店といえば吉野家というイメージは過去の話。関東では松屋が約300店あって、約200店の吉野家を大きく引き離し、全国の店舗数ではすき屋が1102店舗で1085店舗の吉野家を抜いた。http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20081031/1020544/?P=2
2007年度の売上高(牛丼関連)は、吉野家1010億円、すき家737億円、松屋617億円、なか卯222億円。すき家となか卯は同じゼンショーグループだから、合算すると売り上げでも吉野家に迫ることになる。
一方で蕎麦屋は手作りのぜいたくな食べ物になっていく傾向にある。かつての大衆向け外食店としての蕎麦屋の役割を牛丼店が肩代わりしているともいえるのだ。
また新規に開店する蕎麦屋は、焼き海苔、焼き味噌、板わさ、だし巻き玉子で熱燗をやり、最後に蕎麦を食べるというタイプの店が多い。伝統的な蕎麦屋のスタイルなのだろうが、若い人たちにも人気があるようだ。親子丼、カツ丼といった昭和風の蕎麦屋の人気メニューは高齢者向きということにもなりかねない。
山手通りに近い目黒川沿いにできた「蕎麦土山人」は、もり、かけ、共に890円、海老天せいろ1890円という典型的な新しいタイプの蕎麦屋。うどんも丼物もない。9月に近所に完成する超高層ビルに入居予定のSBIホールディングスの社員と、そこへの来訪者を見込み客として想定しているのかと考えると、駅から遠い立地にも納得できる。
http://www.geocities.jp/tokyodosanjin/
牛丼屋が人通りの多いところにしかできないのに対し、蕎麦屋はそうでもない。安いものが売れるようになっている時代の傾向の中、牛丼店の客数は増えそうだが、客単価は減るともいえる。すき家の売上げ、客数、客単価の対前年比は日本の消費経済指標の一つとして使われているかも知れない。
http://www.zensho.co.jp/jp/ir/results/monthly.html

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蜂蜜のケーキ(2月21日)

渋谷WEST商店会の寄合所としている大坂上のハニーズカフェでは、蜂蜜ケーキがメニューにある。ケーキに限らず甘いものは苦手で、これまで関心がなかったのだが、今日は今月開催中の浮世絵展を鑑賞する7人のグループで店に。皆さんケーキセットなので、ちょうどよい試食の機会としてみた。何種類かのケーキがあり、写真入りのメニューとなっているが見当がつかないので適当に判断して注文。他の人とは違うもので、生クリームを何層にも重ねたものにした。ともかくケーキについての常識がないものだから、表現には苦しむ。
砂糖の代わりに蜂蜜を使っているからなのか、味には独特の重みを感じさせるものがある。ふわふわ感ではなく、どっしり感のある感触。大人のケーキといってもよいのかも知れない。名のある人が適切な紹介文を書けば、一躍有名にならないともいえないし、テレビで紹介されると一瞬は人気店になるのだろう。でも寄合所が騒々しくなるとちょっと困る。
いずれにせよケーキのことは女性が書かないと説得力がない。どなたかコメントをお願いします。

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手作り豆腐の店(2月17日)

その昔、豆腐は自転車で売り歩くものだった。今でもラッパを吹きながら豆腐を売る姿を見ることがあるが、消費量のほとんどは食品売り場に並んでいる大量生産のものだろう。
考えてみると、豆腐と油揚げだけを製造販売している豆腐屋は、日本にあった古くからの商形態を維持している貴重なものなのではないか。豆腐を一丁と注文してから、水槽から取り出してプラスチックのケースに入れる。プラスチックのケースがなかったころは、鍋を持参し、そこに入れてもらったようだ。
淡島通りのこまばエミナースの斜め向かいにある山田屋豆腐店はそんな昔からの店の一つ。お客は近所の常連さんばかりだろう。でも、このあたりに住んでいる人は、池尻大橋の丸正か淡島通りの世田谷区側で買い物をするのが普通らしいから、そこで豆腐もついでに、ということになっているかもしれない。
一丁140円の手作り豆腐だけを買いに行くというのは時間の浪費という意味でぜいたくなことである。それだけに、豆腐と油揚げしか買うものがない店に出かけて買ってくるということは、豆腐屋を知らない若い人たちにとって、新鮮で魅力的なことにならないだろうか。140円でささやかなぜいたく気分が楽しめるのだ。


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おいしい豚のしゃぶしゃぶ屋さん(2月6日)

店の名前だかなんだか分からないような提灯が目印の店。旧山手通りに面していてラーメン店『砦』の隣にある。以前うどん屋の『海老蔵』だった店をそのまま利用したものだ。豚のしゃぶしゃぶという料理は最近人気があるそうで、ランチメニューもあるけれど、オフィス街からちょっと離れているところが気になる。
松涛はその面積の割には事務所スペースが少ないし、神泉も町のほとんどが住宅地だ。旧山手通りに面して246との神泉町交差点まで、個性ある飲食店がある中での開店でもある。
『コナミスポーツクラブ渋谷』に来る人たちの利用が期待されているのか。店の前のバス停は東大前。渋谷から東大駒場キャンパスへの道筋の途中でもある。
ちょっと歩けばいつも新しい発見があるのがこの地域。このエリアで何度も行きたくなる店を探して、少しでも多くの人たちに関心をもっていただきたいものだ。
先月末開店したばかりのこのお店も、まずランチから。


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地図の店(1月26日)

山手通りが大坂橋をくぐる松見坂側に地図の店がある。事務所に付属する店舗なので外からは店のようには思えないのだが、少なくとも専門的な地図の品揃えということではどこにも負けないはず。なにしろ国土地理院の地理情報を提供する日本地図センターに付属しているのだから。何年ぶりかで入ってみて、江戸時代からの地図もその種類が多いのに感心した。活断層の地図などは他ではなかなかないものだろうが、一般の人が買うものとも思えない。眺めているのはぜいたくな楽しみとなる。
土産代わりに昭和16年に発行された渋谷区の地図の復刻版を買った。68年前の空襲を受ける前の渋谷の様子がわかって興味深い。山手通りは井の頭通りの富ヶ谷交差点から現在の旧山手通りの鑓ヶ崎までとなっている。昭和20年には空爆による被害があり、昭和39年の東京オリンピックまでの25年の間には地図が大きく書き換えられている。変化が大きかったのは首都高速道路ができたのは昭和45年までで、それから38年の間は道路に関しては大きな変化はなかったといえそうだ。68年前から変わらない道筋も多い。松涛中学の付近一帯は鍋島邸とあり、旧都知事公邸の場所は松平邸、ニュージーランド大使館は当時もあり、両隣は牧野邸、高橋邸となっている。道玄坂上の派出所と郵便局、松涛郵便局もそのままの場所にある。
この時の都市計画では現在の公園通りから参宮橋までほぼ直線で道路の予定路が記されている。そこがワシントンハイツとして米軍に接収されることなど無論想定されてはいない。
江戸時代の地図と現在を対比する地図も売られているが、そのころの地図は江戸城周辺と浅草・深川方面に限られる。次は今から40年ほど前の昭和44年頃の地図を探してみよう。

http://www.jmc.or.jp/sale/shop.html

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弁当を食べる(1月16日)

オフィス街では弁当を食べることが多くなっているようだ。家から持参する人がどれほどいるかは知らないが、弁当業者は増えている。夜は居酒屋で昼は弁当を売る店が日本橋から神田にかけて多い。弁当を配達する業者もある。値段は500円が相場というところ。渋谷の場合は昼食を手ごろな価格で提供している店が多く、専門店以外では昼間だけ店頭で弁当を売る店は見ない。
昔は弁当というと家で作るもので、売っている弁当は駅弁くらいではなかったかと思う。しかし今では、飛行場の空弁(そらべん)とか、高速道路のサービスエリアの速弁(はやべん)の比率も高くなっている。しかしそうした旅行の時の弁当ではなく、コンビニ弁当が日常的に利用されるようになってきていることが、食生活の変化を物語る。
160年の歴史を持つ弁当専門店の日本橋の弁松は、デパートにも出していてブランド品ではあるのだが、本店では昼間500円と600円の価格の弁当を売っている。試供品とでもいうところか。月に1度、ここで弁当を買って会食をしているのだが、なかなか好評だ。
ラーメン店や蕎麦屋のガイドブックはあるが、弁当ガイドなんかがあると便利だと思う。でも内容が変わるものだけに難しいのかも知れない。渋谷WEST弁当ガイドが次の課題か。そういえば円山町や東大前商店街にも専門店がある。
弁当も日本が世界に誇れる文化かもしれない。

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格安パスタの店(12月10日)

新宿の中心部は飲食店の数が足りないようでどこも混んでいる。渋谷ならいくらでもあってしかも安いのに、とぼやいていたら、例えば、文化村通りに500円でスパゲティが食べられるところあるねえ、と大先輩の話。しかも味がいいのだよ、不思議だねえと。若い人の中に混じって食べたとのことだ。
いくら渋谷WEST圏外とはいえ、隣接地域。知らないで済ませるわけにはいかない。早速調査にいってきた。場所はヤマダ電機LABIのちょっと手前。新生銀行の入っているビルの地下だ。確かにスパゲティの店があった。そして入り口にあるメニューを見ると安い。でも値段には抵抗がある。まずい!という思いはしたくないのだ。しかし、大先輩がうまいといっているのだから、その言葉は信用しなくてはならない。といった心理状態で疑心暗鬼に地下への階段を下りた。さもなければ、店に入ることはなかっただろう。
まず食券の販売機がある。それにはメニューが複数の画面にまたがり、食べるものを選んだら精算のボタンを押す仕組みで、ちょっと戸惑う。完全分煙になっていて、それぞれカウンターとテーブルで30席程。調理はオープンカウンターでやっているから、冷凍したものの解凍でないことは分かる。それだけに多少は待つ。しかし味は確かになかなかのものだ。店の名前はブラックブラウン。15年以上も前から営業していると店名を検索して知った。口コミ情報の評判も当然いい。
味と値段は関係がない。そんなことを思い知らされる店だし、雰囲気も悪くはないから一度知るとリーピーターになるのだろう。店に慣れた感じの大人の客が多かった。何故安いのかは謎だ。

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開店ラッシュ(12月8日)

何故かこのところ飲食店の新規開店が続いている。家賃が下がったからなのかなどというのは下衆のかんぐり。11月に松阪牛の鉄板焼きの店「MURAI」が神泉仲通りの入り口に近いマンションの1階に開店した。建物ができて以来、テナント募集の状態がずっと続いていたところで規模は大きい。神泉駅から栄通りに向かう道には、現代割烹の「竜の声」がこれも11月に開店している。栄通りは舳と八角の間にフレンチレストラン「バカール」が12月12日にオープン。銀座の有名店ロオジエ出身のスタッフが運営するそうだ。淡島通り沿いでは青葉台4丁目に「ドッグマイスター」という小さなカフェが今月開店した。そして松見坂に先日紹介した「テルチ」が今夜オープンとなる。
渋谷WESTというエリアに人が集まり出すことを期待したい。


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MURAI

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竜の声

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バッカール

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ドッグマイスター

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忘年会の季節に(12月6日)

「みなさんの忘年会の予定は、決まっていますか? 最近は、回数が少なめで、直前に決める傾向らしいです。」という書き出しのメールマガジンが近くの居酒屋から来た。
夜に近所にあるいろいろな飲食店をのぞいてみると、どこも客がほとんどいない。経済情勢の悪化が敏感に反映されているようだ。会社の経費で飲食などができなくなり、家計も先行き不安で引き締めにやっきにならざるを得ないのだろう。いつも長い行列のあるマークシティの寿司屋でも、昼時で待っている客が10人もいないほどだった。不況の木枯らしのすさまじさを感じさせる。
そんな状態の12月に、渋谷WEST圏内で4軒もの店がオープンする。どこも小さくて個性的な店なのだが、松見坂に8日にオープンするギャラリー&サロン&カフェというテルチは特に個性派だ。壁画が飾られ、狭いカウンターも独特のデザインになっている。
テルチとはチェコにある世界遺産にも指定されている街のようなのだが、何故そうなったのかは店に聞いてみよう。関係者が何人も来て準備していた。スタイリストの松本智恵子さんの店だそうで、店の雰囲気もおしゃれな人でないとはいりにくいかも知れない。でも小さいので親近感はある。場所はコスタラティーナとDEMODEの間。案内のハガキには「必ず、遊びに来て下さい。」と書いてある。スタイリストとしての仕事で関係のある人たちだろうから、どんな人が来るのか楽しみだ。
忘年会は渋谷WESTで、といいつつも昨日も今日も、そして月曜も火曜も、圏外の会場での忘年会に出席ということで、すみません。

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麺の坊砦の醤油ラーメン(12月5日)

渋谷のラーメン店では一番ともいわれる砦ラーメンが開店して7年になる。豚骨の砦ラーメン一本だったのだが、醤油ラーメンもやりだしていたので、久しぶりに行ってみた。
どんな醤油ラーメンなのかを試してみたかったのだ。砦ラーメンといえばあっさり系の豚骨というのが定評なのだから、醤油ラーメンを注文するのは砦で醤油ラーメンを食べたいという贅沢な客だけだろう。しかもどこにでもある醤油ラーメンでは納得してもらえない。そんなことで、研究を続けたため、発売まで随分準備に時間をかけている。満を持して店に出した時点からは既にだいぶ時間がたっていてニュース性はないのだが、遅まきながら報告する。
麺とチャーシューは砦ラーメンと同じで、魚でとった醤油味のダシにセロリのような野菜がトッピングについている。野菜の名前は聞きそびれた。とろけるようなチャーシューが砦風で、ダシにもそのチャーシューの味がしみこんでいるのだろう。豚骨と醤油を掛け合わせたとでもいえるのだろうか。
いずれにしても、定評ある豚骨ラーメンだけでは物足らないという贅沢な客のためなのだから、価格設定が砦ラーメンより100円高い800円というのは納得ができる。豚骨はいやだし、あっさり味の醤油ラーメンも物足りない、という方には砦の醤油ラーメンをお勧めしたい。松涛風ラーメンとでも呼んだら遠方からも食べに来るかもしれない。最近の経済情勢を反映して、ラーメンにも低価格指向が出てくることが懸念されるが、せめてラーメンででもぜいたくをしよう。


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蜂蜜入りのコーヒー(12月2日)

11月25日に紹介した、大坂上バス停前にあるハニーズ・カフェのコーヒーについてマスターに話しを聞いてみた。何で蜂蜜入りコーヒーなのかということで質問をしたところ、有機栽培のコーヒーに砂糖はないだろう、ということからなのだそうだ。ところが、蜂蜜を入れると酸味が出る。そこでローストのやり方などいろいろと工夫をして自分で納得のいく味を作り出したとか。だからコーヒーは一種類だけをホットかアイスで提供するが、蜂蜜はそれぞれ別のものを使用する。砂糖のオプションもない。砂糖は店には置いてなくて、料理にも蜂蜜を使っているほどだ。ハニーマスタードというのもある。蜂蜜にはいろいろな種類があるのだが、この店ではアカシアの花のものを使っている。そのあたりも工夫の結果なのだとマスターは語っている。
ハニーズ・カフェはバス停前とはいえ人通りの少ない場所にあるだけに、これだけの特徴があっても、ゆったりとした時間を過ごせるのが魅力。
しかも月に1度くらいの頻度で、舞踏を中心にさまざまなアーティストによるイベントが土曜か日曜にある。今月は28日に前衛舞踏家の吉本大輔氏の舞踏映像を映写する。収容人数が限られるので、一般への告知はしないのだが、これまでの実績を見ると魅力的なものばかりだ。2年前には邦楽の新内節の演奏も行われている。また壁面は写真や絵の展示スペースとしての利用もされていて、月ごとの入れ替えで9点の作品が飾られる。アーティスト・カフェという名前がふさわしい。
コーヒーの値段は500円で、営業時間は午前10時から午後8時まで。日曜・祭日は休日となっている。246の向こう側ということで、この店をこれまで知らなかったのが残念だ。


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ハニーズ・カフェ(11月25日)

大坂上のバス停は渋谷川と目黒川の谷底に降りる坂のちょうど頂上にあたる場所にある。渋谷駅からも池尻大橋駅からも1キロばかり離れていて、人通りは少ないのだが12路線ものバスが停車するので、乗り降りする人の姿は絶えない。その大橋方向に向かうバス停の前にある喫茶店がハニーズ・カフェ。エンジ色に染まったような店内は静かで落ち着いた気分になれる。この店の特徴は砂糖の代わりに蜂蜜が出てくること。だからハニーズ・カフェなのだと納得できる。246の歩道橋を渡るのはちょっと大変だが、歩道橋からの眺めもこのあたりの景色として楽しむことにしよう。


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喫茶店トシ(11月20日)

世の中不景気。1929年にはじまる世界恐慌の再来といってよいというのが世界の首脳の認識で、100年に1度の大変な危機との表現も使われている。企業の大幅減益は税収の落ち込みとなり、ありとあらゆるところに影響を及ぼすはずだ。それが世界中のことなのだから手に負えない。雇用不安、生活不安の中、消費の冷え込みはますます景気を悪くする。だから節約の工夫がはやりにもなっているとも伝えられる。
節約とか生活防衛がキーワードになってくると、飲食店は大変だ。あてにしている忘年会需要も気がかりなことだろう。しかもこの不景気最低2年は続くというのが世界の見方。
そんなご時世だから、オシャレな店にはいかない。昭和の雰囲気を残す店に行って、昭和の元気をもらってくる。なんてことがあるかも知れない。コーヒーを飲むのもカフェではなく喫茶店がいいと。
そんなイメージにぴったりの店が神泉駅から神泉仲通りに上がったとことにある。その名も“トシ”とおしゃれでない。コーヒー1杯350円というのも割安感がある。スパゲティはナポリタンとミートソース。パスタなどとはいわない。それでも暗さなどみじんもなく、明るさ一杯の雰囲気。こんな喫茶店が残っていてよかった、と思っている人も多いのだろう。不景気のうっぷんを晴らし、昭和はよかったと回顧にふける平成大不況の時代にはぴったりな店、などと書けば店からしかられるか。でも昭和を懐かしがる人は40代後半以上。店の周囲はそれより若い世代がほとんどのようだ。


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渋谷WEST飲食ナビ公開(11月6日)

ホームページの利用目的の一つに飲食店を探すことがある。「ぐるなび」をはじめ、そのためのサイトも多い。しかしそれで見つけることができるのは広告費を払っている店に限られるのだろう。「ぐるなび」の場合、渋谷エリアは「道玄坂・神泉」「センター街・公園通り」「渋谷東口・南口」に分けられ、渋谷WESTのエリアと重なる「道玄坂・神泉」で紹介されている店は全部で43軒。そのうち渋谷WESTの店は3軒だけだ。しかもどちらかというとパーティ会場向きの店が多い。
ほとんどの店はエリアの画面から検索はできないが、店の名前を入れると画面が出てくるものもある。「ぐるなび」のさまざまな料金体系によるのだろう。

このたび公開した渋谷WEST飲食ナビは、エリア内の全飲食店を地図上で見つけることができるようにしてある。その数は220軒近くにのぼる。ファーストフードから本格レストランまで、さまざまな飲食店を簡単に見つけることができるようにした。ホームページのある店にはすべてリンクをはったが、そうでなくとも店名を検索エンジンで調べれば口コミ情報などを見つけることもできる。商店街のホームページにはこうした例はあるが、組織化されていない地域の全店を紹介する試みは例がないのでは、と自負している。
特にこの近所に事務所のある方々、東大の駒場キャンパスに出かける方々、渋谷近くの閑静な場所で食事をしたいと考えておられる方々には便利なサイトになると期待している。
常に最新情報に更新していく予定だ。
http://www.shibuya-west.com/navi/

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うなぎ屋(10月28日)

うなぎ料理を専門にする店は江戸時代からあったそうだ。江戸の名物は寿司、天ぷら、うなぎ、ともいわれていて、古典落語にも鰻屋という題の演目があるほどだ。地方にいくと「寿司・うなぎ・天ぷら」という看板で営業する店が普通のようだし、東京でもそんな店もあるのだが、都心部となるとうなぎ専門の有名店が目立つ。うなぎの蒲焼はその道一筋という職人が作り、秘伝のタレが自慢だったりして、店ごとに味に微妙な違いのあるものだ。うなぎの蒲焼なら買ってきて家で食べればよい、という考えもあるし、出前が主という店も少なくないようだが、会食の場としてうなぎ屋という選択もあるだろう。
渋谷WESTのうなぎ屋は4軒。栄通りから円山町に入る最初の道、円山坂の入り口にある日本家屋の「大和田」と、旧山手通りの「いちのや」が靴を脱いで座敷に上がる本格派。注文してからうなぎが出てくるまで、大和田で30分、いちのやでは40~50分、待つ覚悟が必要とされる。道玄坂上の渋谷ファーストプレイスビルの向いにある第18宮廷マンション1階奥「うなぎ藤川」では1100円からうな重が食べられ、旨くて安いと評判。しかも頼んでから10分ほどで出てくるそうだ。
駒場東大前駅西口から駒場野公園に向かう踏み切り横の「宮川」は入り口は地味だけれど、ホームページではしっかりとアピールしている。鹿児島県大隈産のうなぎを自家の井戸水で生かしているというから本格的だ。来店より出前を主にしているのかもしれない。駒場ⅠキャンパスとⅡキャンパスや大学入試センター、NTTデータ研修所への配達には最適な立地でもある。
見た目ではほとんど変わらないうな重でも、その味にこだわれば奥の深いものがあるのだろう。

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夜の和定食(10月24日)

昼間は居酒屋やダイニングバーがどこも定食メニューを用意している。夜になるとそうした店はアルコールが主役となって、定食など食べられないのが普通だ。酒なしで夕食をするには蕎麦屋か中華料理屋にいくことになる。牛丼屋もそんなニーズに対応しているのかもしれない。それでも酒無しで和食を食べたい、ということもある。東大前商店街の菱田屋はそういう時に理想的なのかもしれない。
これまでそんな店がなかった神泉・円山町界隈に、この8月「定食サトウ」が開店した。小料理屋のような雰囲気なのだが、定食屋として夜でも魚と肉の定食を出す店だ。主菜の他に玉子焼き、豆、つけものなどの副菜が小皿に数点つく。周囲に居酒屋の数は多いけれど、一人で静かに和食を食べたいとき、特に便利な店だろう。菱田屋ほど食事の種類はないが、落ち着ける店といえる。

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研究所にあるレストラン(10月16日)

日本民藝館の向かいには東大の生産技術研究所の巨大な建物があって、その入り口にレストランのメニューを手書きで紹介する看板が出ている。今年5月にオープンしたイタリアレストランカポ・ペリカーノ駒場店が暗い門をくぐって中庭に出た左側の建物にあるのだ。
レストランは天井が高く、室内の広々とした空間と、ガラス窓の外の整然とした眺望は心地よい。まち中や一軒家のレストランと違うのはもちろん、都心のホテルにもない雰囲気を楽しむことができる。視界に入るのは研究所の建物ばかりなのだから。
ランチは11時から15時、ディナーが18時から22時まで。手頃な価格でしっかりしたイタリア料理を味わえる。
駒場公園の散策と日本民藝館見学のコースの中に加えるとよいかもしれない。ただ日曜・祝日は休みなので、その場合には庭園と雑木林を眺めるルヴェソンヴェール駒場で、ということになるのだろう。


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カフェ・ファーファ(10月14日)

踏み切りを挟んで駒場野公園が見えるところにカフェ・ファーファが5月30日にオープンしている。その前にも同じような雰囲気の店があり、それほど気に留めていなかったのだが、先日ふと入ってみた。
メニューを見るとインドのチャイとハーブティーの種類が多い。値段も600円以上という本格派。
チャイとはインドで紅茶のことをいうのだが、紅茶とミルクを一緒に沸かすという造り方で、普通のミルクティーとは味が違う。インドレストランではあたりまえのものとはいえ、喫茶店のメニューで見たのは初めて。民藝館や駒場公園の帰りに寄る人たちや、駒場4丁目の住民の社交場なのだろうか。すぐそばにコロラド、DORAと喫茶店が並ぶ中で、コーヒーではなくチャイやハーブティーを選べることは魅力的だ。
椅子がクロアチア製の教会用のものであるとか、水晶などを販売しているとか、カードリーディングというサービスがあるとか、かなり個性的な店といえる。チャイの器も抹茶の茶器のようで、量はたっぷり。食事はオムレツキーマカレーが名物らしい。
ブログを見ると店の雰囲気がよくわかる。チャイが好きな人にとってはありがたい店だ。
http://cafefarfa.exblog.jp/


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ダイニング・バー(10月12日)

ダイニング・バーというのは和製英語なのだろうか。ちょっと検索してみたが英語での使用例はみあたらなかった。
飲食店の分類にはいろいろあるが、洋風居酒屋とダイニング・バーは同じと考えてよさそうだ。コース料理を主体とするレストランや、ほとんど食事が取れないバーとは違って、ビールやワインを飲みながらその店ならではの料理を楽しむというもの。普通の居酒屋のように日本酒を楽しむというわけにはいかないが、焼酎なら各種そろえている店が多い。開花屋のように雑然とした店や、PIN PON PANのようにちょっと気取ったところなど、雰囲気も料理の内容もさまざま。食べたことのない料理を見つけることもよくある。お決まりメニューの方が安心という人には難しいのかもしれないが、渋谷WESTに多いのがこのダイニング・バーというタイプの店だ。渋谷WESTには大きな店がないのだけれど、その中でも比較的席の客数の多い店を地図に並べてみた。


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食事はどこで(10月11日)

渋谷WESTには会社や学校が多い。そこに通う人たちはもちろん、訪問する人たちが夕食をする場として渋谷WESTの店がどれだけ利用されているだろうか。渋谷マークシティや代官山だとガイドブックなどで探すことができるのだが、渋谷WESTだとその対象外だ。だから店は目立たないので「隠れ家」と呼ばれたり、自称したりということになる。
仕事の帰り道、仲間と会食、お客さんを接待という目的で夕食をしようというとき、渋谷WEST内のお店が便利でよい、ということもあるはずだ。渋谷の喧騒を離れた場所で食事ができるにこしたことはない。
そんなニーズに応えられるよう、エリア内のすべての店を地図と共に一覧できるように準備中だ。夕食なら、レストラン18軒、ダイニングバー31軒、和食店14軒、居酒屋27軒、鮮魚料理店6軒、焼肉店10軒、焼き鳥屋10軒といった中から選べる。候補となる店の名前さえわかれば、詳細情報は検索することにより、口コミ情報と共に知ることができる。高級店から格安の店まで、選択の範囲が広いのもこの地域の特徴だろう。渋谷WESTの外で食事をしていた人たちに、近所の店に親しんでもらうと共に、遠方の人たちが、この街の魅力を知ることができるようなものにしよう。

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昭和の寿司屋(10月9日)

渋谷百軒店では狭い街に昔からの寿司屋が3軒も残っているというのが商店会の自慢の一つ。昭和時代からある寿司屋のカウンターで出される寿司は、回転寿司やデパ地下で売っているものとは違う。ただ、後者を「刺身のせ酢おにぎり」と呼ぶ漫画家もいるほどの違いはどこにあるのだろうか。
握り寿司がハレの日の食事であった時代がある。レストランなどなく、蕎麦屋や食堂と呼ばれた店のあったころだ。今でも地方に行くとそんな時代のなごりを感じる。ちなみにそのころにはラーメン屋すらなかった。出前の寿司を近所の寿司屋からとり、料亭を別にすれば、接待も寿司屋ですることが最大のもてなしだったのだろう。
百軒店に3軒の寿司屋が残っているのは、円山町の料亭の代わりに利用された店の名残かもしれなし、寿司屋の時代の渋谷の中心が百軒店だったからなのかもしれない。
しかし今、昔ながらの寿司屋の数は減っている。出前が宅配寿司屋に代わり、数百円で買える寿司がスーパーに並ぶようになっているからだろう。回転寿司も回転させずに注文を聞いてから握り、立ち食い寿司も椅子がないだけで、食べるものは普通の寿司屋とそれほど変わらない。ネタの質はともかくとして、トロ、ウニ、赤貝、タイといった具合に注文するものは同じなのだ。だから一般の人を相手にしていては昭和スタイルの寿司屋はなりたちにくくなっている。
寿司の人気がなくなっているわけではない。さまざまな料理の並ぶ立食パーティではいつも寿司が一番の人気だし、マークシティの寿司屋にはいつも長い行列ができる。ただ、寿司屋の雰囲気や上質のネタにその対価を払いにくくなっているということなのだろう。
それでも、接待ということになると話は別だ。相手の嗜好の心配をせず、高級感があるということから寿司屋は利用しやすそうだ。外国人にも人気があり、海外からのお客さんの接待の場にもなっている。
そんなタイプの寿司屋は渋谷WESTにもある。神泉中通りの「秋月」と、通りが旧山手通りにぶつかる所の「菊池」。それとまさに隠れ家の「小笹」。
ちなみに今夜の会合での食事は千円以下の宅配寿司弁当になるはずだ。社長の集まりなんだけど。

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バーという世界(10月8日)

バーはいうまでもなく食事をする場所ではない。何かの打ち合わせをする場所としてもふさわしくない。カウンターで一人静かに酒を味わい、バーテンダーやたまたま居合わせた客との会話を楽しむ空間だ。家族や友人にも隠れて行く場所といってもよさそうだ。だからなかなか行く機会がない。バーは自分で探さなくては誰も連れて行ってはくれないものなのだ。バーを紹介する記事は雑誌のお決まりのテーマなのだが、いきつけのバーはそんな情報で見つけるのだろうか。
渋谷WESTにある本格バーといえば、バー・マツキヤ、エイ・シート、ル・ザンクの3店か。ウイスキーの品揃えとカクテルの種類の多いことと、食事をする店でないことがその条件だ。
ル・ザンクについて「食べログ」にはこんな紹介があった。「その扉を開くと、そこにはパリの街中にあるような素敵な空間が広がっている。パリの雰囲気を楽しめるBarなんて、日本にはここをおいて他にはないだろう。」
バーは文化の空間でもある。

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コーヒーの飲める店(10月7日)

コーヒーだけを飲みにいく店にもさまざまなタイプがある。それらの店は4つに分類できるのではないかということから、渋谷WESTにあるコーヒー店をタイプごとに紹介してみよう。

まずタイプAとして分類されるものは、モカとかブルーマウンテンといったストレートコーヒーを揃えた店。伝統的な喫茶店ともいえる。「シャルマン」(栄通り)「フォンテーヌ」(神泉駅前)「カフェ・アンサンブル」(淡島通り駒場バス停前)「フレンズ」(旧山手通り東大裏バス停前)「コロラド」駒場東大前西口)がこのタイプ。コーヒーの値段は450円以上だ。「コロラド」や「フレンズ」は、Bの食事もできる店に分類してもよいが、ストレートコーヒーがあってカウンター席がいかにも喫茶店という雰囲気になっているのでタイプAとしよう。「コロラド」と「フレンズ」は食事を目的としても選ばれる店である。

タイプBに分類されるのは喫茶店だが食事をしに行く店でもある。コーヒーの値段は400円前後。神泉仲通にある「トシ」「プルメリア」「フィオーレ」の3店、「松涛カフェ」(松涛郵便局横)「イーグル」(東大前商店街)「DORA」(駒場東大前西口)がこれにあたる。

タイプCはケーキを選べる店ということで、「クララ」(栄通り)「リスブラン」(東大前商店街)「ル・シャン・ド・ピエール」(松見坂)と駒場キャンパス内の「イタリアントマト」がこれにあたる。コーヒーの値段は250円から500円程度と幅がある。

Dはハンバーガーやホットドッグが食べられる店で、値段は100円(マクドナルド)から300円前後まで。ほとんどチェーン店でカフェの名が似合う。
「マクドナルド」(駒場東大前西口、大橋、神泉駅)「エクセルシオール」(大橋)「カフェ・ド・クリエ」(道玄坂上)「フレシュネスバーガー」(道玄坂上)「タカノコーヒー」(神泉仲通)「ヴィ・ド・フランス」(神泉駅)がこれにあたる。「ローソン道玄坂上店」や「こまばエミナース」のカフェもこの仲間といえる。

こうして整理してみると渋谷WESTのコーヒー店の全貌がよく理解できる。


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ラーメンの味較べ(10月6日)

ラーメンを語る人は多い。各地のラーメンを紹介するガイドブックは書店に何種類も並んでいる。ラーメン博物館というものもあるくらいだから、ラーメンは文化の一つといってもよい。他に博物館のある料理は知らない。ミシュランの対象にはならなくても、日本が世界に誇れる食文化の一つといってよい。ただ、全国のラーメン店を食べ歩く人は多くても、特定の地域のラーメン店をすべて調べている人はいるのかどうか。
渋谷WESTという地域を見ると、ラーメン専門店が6店、中華料理店が8店となっている。中華料理店のラーメンは味の評価の対象になることがないようで、そこがラーメン専門店とは違う。ラーメンが目的で行くのではなく、今日は酢豚定食にしようか、ラーメンにしようかという選択のできることが特徴だろう。ラーメン専門店と中華料理店の違いの一つに、値段が専門店の方が高いということもある。蕎麦屋の専門店とカレーや丼物も出す蕎麦屋との違いに似ている。
渋谷WESTでラーメンが食べられる以下の16の店を地図で表示してみた。その気にさえなって1年もかければ、全店制覇は難しいことではない。
◎ラーメン専門店
・砦(旧山手通り)・山手(東大裏)・嚆矢(駒場東大前西口)・轍(神泉駅前)・うさぎ(神泉仲通り)・風来去(栄通り)
◎中華料理店
・蔵王(道玄坂上)・東軒(神泉仲通)・龍盛菜館(円山通)・苗場(駒場東大前西口)・中華井上(東大前商店街)・東北菜館(松見坂)・橙(大橋)・一楽亭(大橋)
◎その他
・満留賀(駒場東大前西口)・東大生協食堂(駒場キャンパス内)



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