渋谷全般

ジャズとボサノバを宇田川町で (19-2-15)

渋谷・宇田川町の神南小学校下と呼ばれるところにあるバー・ノースマリーンドライブでは毎週日曜夜にライブ演奏会を開催している。
http://north-marine-drive.com/
渋谷は音楽の街をもいわれるが、どこでどんなライブ演奏会があるのかわからない、というところが魅力なのかも知れない。
そんな中の一つといえるライブ会場なのだが、3月3日(日)はジャズとボサノバのヴォーカリストKeiko Omataが重久義明のキーボードにより歌う。18時の開演でチャージは税別2500円。
日曜の夜、静かにジャズヴォーカルを聴く。かつての若者の街センター街というイメージとは違い、渋谷はそんな目的のために人が集まる街にこれからなっていくはずである。

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オフィススペース倍増への工事(2018-4-20)

渋谷は今、オフィススペース拡大工事の真最中。今から2年後の2020年の春までには、ヒカリエ、セルリアンタワー、マークシティといった、現在渋谷にある高層ビルの床面積の合計を上回るスペースが渋谷に誕生する。今秋に誕生する南口の『渋谷ストリーム』を皮切りに、渋谷駅ビルで展望スペースもある『渋谷スクランブル』東棟、西口バスターミナル前の東急プラザ跡地、246沿いの道玄坂上、宇田川町センター街のはずれにできる計5棟のビルにまとまったオフィス・スペースが誕生するのである。オフィスを含むこれら複合ビルの他にも、渋谷パルコや渋谷区役所・渋谷公会堂といった大型ビルの工事がそれまでに完成するスケジュールで進んでいる。

2020年春の『渋谷スクランブル』東棟が完成するタイミングで銀座線と埼京線の駅ホームが移動し、東急東横店の解体工事がはじまる。今から10年後というから随分先のことではあるが、『渋谷スクランブル』の中央棟と西棟が完成して、『渋谷スクランブル』はスクランブル交差点につながる。マークシティの通路から、ヒカリエ・宮益坂や『渋谷ストリーム』まで、地上に降りることなく歩けることになるようだ。

2年後の2020年の渋谷は具体化しているけれど、10年後の2028年となると見えづらい。そのポイントとなるのが道玄坂2丁目のドンキホーテによる開発。ホテルがメインのようであるが、表通りに面した箇所の少ない土地に、高さ130メートル地上28階で、高さ100メートル地上25階のマークシティを凌駕するビルとなる。どのような形になるのかだけでも興味深い。竣工は2022年のようであるが、これによる周辺への影響にも計り知れないものがある。

渋谷スクランブルビル
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西口バス乗り場前
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宇田川町センター街奥
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道玄坂上
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渋谷区庁舎(奥)と渋谷公会堂(手前)
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渋谷パルコ
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道玄坂2丁目の裏町再開発
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東急本店前に高層ビルが建つ(2017-12-24)

現在のメガドンキに移転する前にドンキホーテがあった東急本店前のビルが壊され、その奥一帯と併せて高さ130m、地上28階、地下1階の高層ビルが建てられる旨掲示された。敷地面積5737㎡、建設面積3800㎡、総床面積41800㎡とあり、着工予定は2019年1月7日となっている。建築主はドンキホーテホールディングスで、来月からドンキホーテが入居していた建物の解体工事が始まる旨も掲示されている。その敷地の範囲は、概ね以下の地図に色を塗った部分となるのだろうか。道玄坂小路の崖の上にある駐車場にも同じ掲示がある。


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建設用地は来年1年がかりで行われる解体工事で見えてくることになるが、表通りに面した部分が少なく、高低差が大きい土地なので、どんな設計になるのか興味深い。竣工は4~5年先になるだろうが、その前には渋谷駅再開発のメインとなるビルが完成している。渋谷の雰囲気も今とは違っているかもしれない。

今でもメガドンキには中国語を話すスタッフが多いが、これからも顧客増を期待できるのは海外からの旅行者しかあるまい。百軒店とも接点をもつこのエリアの再開発は、世界中にここしかない、不思議で魅力的な空間となるはずである。

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渋谷の過去と未来(2017-9-9)

渋谷の歴史は電車のターミナルから始まり、繁華街として、買物、飲食、娯楽、文化を楽しむ場所であった。ある時期は日本の流行の先端をいくまちとして見られていたかもしれない。

その延長上で現在の渋谷を評価すると、工事中ということもあり、その魅力が相対的に低下しているとされるのも仕方ないだろう。銀座、日本橋、新宿、池袋、六本木、品川、秋葉原などと、比較してみると現時点では停滞しているようにも見える。どこのまちもそれぞれの特徴を基盤にして発展している中で、渋谷は再開発の真っ最中。パルコがなくなり、東急プラザも渋谷公会堂もいつのまにかなくなってしまった。駅も乗り換えが不便になっていて、利用したくない、という声は少なくない。

しかし、いつも大きく変わるのが渋谷である。山手の買物のまちからいつのまにか若者のまちになった。そしてその中心も動いている。百軒店、道玄坂、中央街、センター街、公園通り、文化村通りと、時代により賑わった場所が違い、どこが渋谷なのか分からない。

では、未来の渋谷がどうなるのか。確実なことのひとつに高層のオフィスビルが増えること。渋谷に高層のオフィスビルができたのは2000年竣工の渋谷マークシティ、2001年のセルリアンタワーから。それ以前のオフィスビルは小型だった。

その後2012年に渋谷ヒカリエがオープンし、その後は2018年秋に渋谷駅の南側で工事中の渋谷ストリームがつづく。2019年には道玄坂上と宇田川町にも高層オフィスビルが竣工して、2020年初頭には渋谷駅周辺最大規模で地上47階の渋谷スクランブルスクエアーと東急プラザ跡に地上18階のビルができる。さらにその後には桜ヶ丘の再開発事業が計画されている。

2020年には高層オフィスビルで働く人の数は現在の3倍に膨らむことだろう。ビジネスでの来街者が増える。そしてその顔ぶれは国際色豊かなものになるはず。

もうひとつ、渋谷の特徴として際立っているのは、高級住宅地が繁華街に隣接していること。宇田川町に建設中の21階建てオフィスビルにも住居フロアができる。更に渋谷公会堂の跡地に2020年9月完成予定とされる地上39階の分譲マンションは渋谷近辺での高級住宅へのニーズを反映しているものといえよう。南平台でも大型のマンション建設がはじまっている。それらへの入居者の外国人比率も気になるところ。

渋谷の未来のキーワードは、オフィス、高級住宅、外国人。商業施設もそれにならうのではないか。「若者のまち渋谷」は若者が多かった時代のことであろう。

Bunkamuraの文化村通り側とオーチャードホール側の違いこそが渋谷のまちの特徴であり、将来も渋谷らしさとなろう。少なくとも東京ではどこにもない街の姿なのである。


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渋谷は工事中(2017-8-20)

渋谷駅の工事が完了するのは2027年。それまでの10年の間に渋谷には大型の建物が数多く誕生する。2019年度には、渋谷駅東口に地上47階建ての屋上展望スペースをもつビルと、西口の渋谷東急プラザ跡には地上18階建ての空港バスターミナルを含むビルが完成。共に大型のショッピングスペースとなるが、その時点で東急東横店の建物の解体工事がはじまることになる。東京メトロ銀座線渋谷駅は、東急東横店の建物内から明治通りの上に移動し、2021年度に工事完了とされている。それに先立ち、渋谷駅の南側に2018年秋に地上35階建てのホテルを含むビルが誕生する。

公園通りではパルコパートⅡの跡に地上9階建ての(仮称)ヒューリック渋谷公園通りビルが年内に完成予定。その横一帯では、2019年9月竣工予定で渋谷パルコの建替え工事が行われている。公園通りのその先では渋谷公会堂と地上15階の渋谷区庁舎の工事が行われていて、これは2019年1月に開設予定。公園通りの景観がすっかり変わってしまった。
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東急ハンズの先、宇田川町の井の頭通り沿いで建設中のビルは、地上21階のオフィスと共同住宅のビルとして2019年6月に竣工の予定で、敷地面積5226㎡、建築面積2051㎡という、渋谷としては相当大きな規模となる。2020年9月に渋谷公会堂跡地に完成する予定の、地上39階総戸数505戸といわれる超高層分譲マンションと共に、高級住宅地と繁華な商業地が隣り合わせとなる渋谷の特徴を決定づけるものとなりそうである。

以上は3年後の2020年までのこと。渋谷駅が完成する2027年までということだと、文化村通りと道玄坂のビルの裏にある高台の開発がどのようになるのかも気になる。
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すりばちの底にあるような渋谷駅と、そこに向かう表通りと裏通りが複雑に絡み合うまち。住民にとっては必ずしも魅力的とはいえないまでも、そこに果てしない魅力を感じる世界からの観光客を惹きつけ続けることであろう。

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工事中の渋谷(2016-12-24)

渋谷駅とその周りの大規模工事はもう何年も続いている。それ以外の場所でもビルの解体・建設が渋谷で競うようにはじまったのが2016年だったともいえるのだろう。

渋谷区役所・渋谷公会堂は、2棟あった建物を高層集合住宅を加えて3棟にして建て直し。
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渋谷パルコはパートⅠとパートⅢを一体化して建て直し。
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センター街の先になる宇田川町プロジェクトは、地上21階のオフィスと高層集合住宅で、渋谷の景観を変えることにもなりそうである。
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246に面した南平台プロジェクトも地上21階の高層オフィスビルになる。
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目立たないけれど気になるのは、道玄坂2丁目の高台の裏町にできそうな再開発ビル。複雑な地形をどのように利用するのかが気になる。
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山手通りに面したデンソーのビルも建て直し工事がはじまった。
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いずれも2019年のほぼ同じ時期に竣工となろうか。駅前地区と併せ、2020年の渋谷の街並みがどのようなものになるのか、今から楽しみである。

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2016年の渋谷WEST(15-12-31)

2015年は渋谷が大きく変わる最初の年だったのかもしれない。その象徴ともいえるのが東急プラザ渋谷の閉館。3月22日に閉館してビルの解体工事が行われ12月には更地になった。2019年3月には地上18階の商業ビルとなって西口バスターミナル前に姿を現す。
その半年前の2018年秋には、JRの線路と246の反対側には地上35階のホテルを含むビルが完成し、一年後には地上47階で屋上庭園のある渋谷最高層のビルが東口に誕生する。決まっていたこととはいえ、なんとも目めぐるしい感じである。

また2015年は、渋谷区役所と渋谷公会堂が建て替えのための解体工事がはじまった。2018年度を完成予定として工事が進められる。

一方、松濤の観世能楽堂も移転のため3月に閉館したが、工事は始まっていない。旧都知事公邸も売却先が決まったものの動きが見られない。

2016年に完成が予定されている大きな商業ビルはないけれど、松濤の戸栗美術館横で工事が進められている老人ホームが、ロケーションとその規模から注目を集めそうである。

2016年の渋谷WESTのニュースとして確かなことは、2015年に顕著となった外国人観光客の比率が一層高くなることだろう。渋谷の街を紹介する映像とその閲覧者は、既に日本人より外国人の方が多くなっているのではないだろうか。外国人が渋谷で本格的に活動するようになってもおかしくない。

(写真は東急プラザ渋谷の跡地)
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渋谷は世界の広場になるか(2015-5-27)

渋谷駅のハチ公前広場からスクランブル交差点を渡った先、行き来する人たちの顔ぶれが5年前と比べるとかなり変わっている。半分近くが外国人のように思われるほどである。日本人でも渋谷区に住む人はほとんどいないように見うけられる。
外国人が目立つことでは、浅草、秋葉原、銀座ほどではないのかも知れないが、広いエリアを目的もなく散策する場所として、外国人観光客にとって渋谷ほどの街はないだろう。

訪日外国人の数は2008年から2012年までの5年間は停滞していたが、2013年から飛躍がはじまり、今年の4月の訪日外国人の数は2012年4月の2.26倍にもなっている。その66%が中国語と韓国語を話す人たち。この調子で伸びていくことを期待したいものだが、中には帰国すると逮捕されるという人もいるほど将来に課題を抱えているようだ。

シリアを中心として世界に戦禍が拡大し、東アジアにも軍事衝突の火種のあることは忘れてはならない。アフリカ、中東をはじめとして、難民の数は増えるばかりのようでもある。訪日外国人の数がこの調子で増えていくと考えるほど楽観視してよいものか。

いずれにせよ、今、世界中の大都市の雑踏の中で、安心してのんびり歩ける場所の広さということでは渋谷が世界一ではなかろうか。東アジアからの旅行者を中心として、平和を楽しめる場所であることがインターネットで世界に広まっていくとともに、世界中の人たちが交流できる場ができるとよい。2020年までに第一期といえるものが完成する渋谷の再開発は、そうしたことも視野に置いているようである。

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宇田川町が動き出す(2015-4-9)

平成30年度に新しい渋谷区庁舎が完成する計画になっているが、区庁舎と東急本店の間、渋谷センター街の奥でもある宇田川町も動き始める。
井の頭通りの西側一帯の大規模再開発が4月30日から平成30年3月にかけて行われることが、都市計画法による開発許可済の標識に書かれている。開発区域の面積は6006.59㎡で、これまで駐車場であったところに加え、周辺の建物を解体しての再開発となる。
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住友不動産が開発主体であるが、建築物の高さや用途は未公開。今月中には掲示されることになるのだろう。
また、この地域の井の頭通りを挟んで区役所・神南小学校側にある、現在駐車場となっている土地でも建設計画が練られているはずである。
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パルコ、東急ハンズの建替計画も含め、平成32年を一応の目処とする開発計画は、渋谷駅周辺地域の大型再開発に対抗することになるのだろうか。

外国人観光客が目立つようになった渋谷センター街奥のエリアが、これからどのようになって行くのかも含め、これからの動きが興味深くなっている。


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渋谷区長選挙の動向(2015-04-03)

4月26日に投票が行われる渋谷区長選挙に、桑原現区長の後継指名を得て長谷部健区議会議員が政党の推薦なしに立候補することになった。
4年前の区長選では27530票で当選した桑原区長に7313票の差で敗退した、元渋谷区議・都議会議員の経歴をもつ矢部一氏が、今回は民主党・維新の党・生活の党・社民党推薦を得て立候補を表明しており、また自民党推薦で都議会自民党幹事長の村上英子氏の出馬も決まっていた。
そんな中での後継指名を受けた長谷部氏の立候補である。

渋谷区は同性カップルに関わる「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」が可決して話題になっている。3月の採決では自民・公明の賛否が割れた。
それが今回の選挙で改めて問われるかどうか。

区議会議員選挙も同時に行われる中、各候補者がどのようなスタンスで臨むかを含め、その動向は渋谷区民でなくとも注目に値する。

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