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「8がけ社会」に向けて(2025-3-2)

朝日新聞の編集企画「8がけ社会」の一環として「くじ引き民主主義と合意形成」と題するステークホルダーミーティングが昨日下北沢で開催されました。

「8がけ社会」とは、少子高齢化が進み、働き手が2割減少する2040年の日本社会で、その課題の解決の糸口をさぐる企画を朝日が昨年から展開しているものです。

第1部は、三菱電機と東京大学による「未来デザイン会議」のメンバーからの発表で、AI、ロボットがその課題への解決策と、外国人との共生の課題について紹介されました。

第2部が「くじ引き民主主義と合意形成」と題して、保坂世田谷区長から2012年の基本構想策定において、くじ引きによって依頼された区民が参画したことの説明がされました。区民はともすると「お願い系」か「苦情系」となりがちなところ、くじ引きにすることにより、区民の平均意見に近いものが出てくるとのことからでした。くじ引きで参画した区民の方による経験談や、人と人をつなぐ仕組みをもつ自治体に強みがあり、くじ引きはそこに入ってくるきっかけにもなるとの発言もありました。飲み屋のような場がそうした人をつなぐ場となるとの指摘があり、それを行政が大事にするかどうかということのようです。

具体的な話としては、下北沢の駅前再開発についての反対運動から、地域での合意形成についてのことがありました。異なる意見を出し合い、議論より対話で、どこに違いがあるかを理解しあうことが必要、正義は一つでないことを認め合うべしということです。

また小田急線の線路跡の植栽の管理を、実績ある業者ではなく、地域住民を中心に構成される団体「シモキタ園芸部」に小田急が管理業務を委託した経緯なども紹介されました。

「下北沢でやったことを形だけ真似してもできない。住民がクレーマーからプレーヤーへと、意識を変えなくてはならないだろう。公助から共助へという流れもあるかもしれない」というのが結論でしょうか。

3月中旬に朝日新聞紙面で報道されますが、以上を個人メモとしました。

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