目黒区議会の新会派(2023-5-12)
目黒区議会に「めぐろの未来をつくる会」という会派が誕生する。目黒区議会のホームページで会派別名簿が公開されるのは、5月24日に開催予定の第1回臨時会の後とされている。渋谷区、世田谷区、杉並区の区議会のホームページを見るとすでに会派別名簿は公開されているから、発表についての方針の違いということなのだろう。議会が始まる前に公開する意味は何なのか、という議論がされているのだろうか。大田区議会でも会派別名簿はいつ発表されるのか分からない。また、各自治体の区議会ごとに会派と政党のくくりがそれぞれ独自なのも興味深い。
目黒区議会の会派は、自由民主党目黒区議団区民の会(10名)、公明党目黒区議団(5名)、目黒区議会立憲民主党(4名)、日本共産党目黒区議団(4名)、日本維新の会目黒区議団(2名)、無会派(4名)に、めぐろ未来をつくる会が新たに7名の議員で会派をつくる。めぐろ未来をつくる会の議員の所属は、都民ファーストが2名、国民民主党が1名、無所属が4名である。自民党も無所属で選出された議員1人を取り込んで10名の会派とした。
無所属の議員4名は、れいわ新選組、生活ネットワーク、自由を守る会の各1名と政党背景のない無所属1名なのだが、これらの方がこれから動く可能性もあるのだろう。
めぐろの未来をつくる会の7名のメンバーは、介護士、看護師、公認会計士の資格をもってそれぞれの現場で活躍されていた新人3名と、当選4回の現役町会長、当選3回でも若い母親議員に、復活当選をして2期目となる元国会議員秘書。その会派をとりまとめる幹事長が20代で2期目となる目黒区議会最年少議員である。政党や組織の応援なしで5201票を得ていることは、それだけ評価されていることであるし、見る目のある無党派層が目黒区には存在しているといえよう。
40代を中心とする若い議員からなる「めぐろの未来をつくる会」が、国政政党の選挙運動から自由な立場で、目黒区民・目黒区地域の将来を考えた議会活動を期待したい。
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