過去の目黒区議会議員選挙を振り返る(2022-11-12)
1999年から2019年までの20年の間に、6回の目黒区議会議員選挙があった。得票総数では2003年の72901票が最低で、その後は毎回増えて、2019年には90331票になっている。それに比例して、当選者の最低得票数は2003年の1032票から2019年には1520票になっている。
その2019年の投票率は40.28%だから、来年4月の区議選では期日前投票の利用も増え、投票率は更に伸びるだろう。なので、最低得票数の上昇も見込まれる。
1999年からの政党別得票数、候補者数、当選者数を、自民党、共産党、公明党、民主党、その他で分類し、傾向を見た。自民党の候補者数は16人、15人、16人、15人、17人、15人と推移し、当選者・落選者でみると、12・4、11・4、15・1、14・1、13・4、10・5であった。自民党の当選者数が最高であった2007年の選挙では、公明党が前年の2006年11月に6人の議員全員が不祥事により辞任し、選挙の結果公明党が3議席となったことを反映している。その年は民主党も最高の7議席を獲得している。
自民党はその年2007年の15人をピークとして、14人、13人、10人と議席を減らした。民主党もその年の7人から、5人、3人、5人と党勢を伸ばすには至っていない。
公明党は6人、共産党は5人の当選をベースとして、手堅く議席を守っている。
その他政党及び無所属は、1999年から毎回合計で2万票を超える得票で、当選者数では6回中、2回を除き10人であったが、2019年の選挙では、29533票を得て、その年の自民獲得票26954、さらに自民の最高得票だったの2015年27895票をも上回った。
2023年4月に行われる目黒区議選がどのようなことになるのか。36の議席の一つを選ぶファン投票と思えば、もっと関心をもてるのかもしれない。
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