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2022年10月

世田谷・目黒の区議会議員選挙(2022-10-28)

目黒区と接している世田谷区なのだが、相互の区議会議員選挙についての関心は、ほとんどもたれてないだろう。区議会議員そのものに関心のある人もそれほど多くないだろうからなおさらである。

目黒区の区議会議員の定数は36人、世田谷区は50人である。人口は目黒区が約28万人で世田谷区が約92万人なので、当選に必要な得票数が大きく異なる。

前回2019年の区議会議員選挙での当落を分けた得票数は、目黒区が1500票であったのに対し、世田谷区では3650票。世田谷区ではそれだけ多くの得票が必要ということがわかる。

世田谷区の当選者の1位2位は9千票台、3位4位が8千票台、5位6位が7千票台で、3636票を得ても落選となった。一方の目黒区では得票数の2位が3015票だから世田谷区の水準だと落選なのに、最下位は1520票でも当選している。

 目黒区が特別かというとそうでもない。千代田区だと定員25人でトップ当選が1770票、最下位の得票は522票である。2位が986票だから、トップ以外は目黒区の水準でも全員落選となる。

 そのことが選挙運動をどう変えるかは知らない。そんなことに興味のある人がどれだけいるものだろうか。

政局を占うという半年後の統一地方選挙。世田谷区では、目黒区との区界で街頭演説も始まっている。国政選挙の土台は地方選挙にあることを意識して見て行きたい。

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区議会議員候補の選挙戦がはじまる(2022-10-24)

半年後に行われる統一地方選挙、目黒区議選に向けて、現職議員の動きが活発化していると聞いた。定員36人に対して、現職議員は33人。党派別内訳は自民10人、公明6人、共産5人、立憲3人、維新、都民ファースト、N国がそれぞれ一人ずつ。それに無所属が6人である。

 現時点で政党の新人公認予定候補者が発表されているのは、都民ファースト2人と維新1人、それに無所属の新人候補が一人である。自民は前回の選挙で落選者が5人あり、立憲は5人当選したものの途中2人が抜けて3人になっているので、それぞれ新人候補が出るだろう。自民3~4人、立憲2~3人が見込まれるので、政党公認の新人だけでも8~10人で、更に無所属や、れいわ、参政党などでも新人の立候補があるだろう。

ちなみに公明と共産は候補者が現職に代えて新人ということがあるとしても、候補者数は現職から増減はないだろう。自民の現職10人全員と維新、都民ファーストの現職も公認予定となっている。無所属の現職6人も加わり、激戦が予想される。

 そうした中で選挙の投票率は40%というのがこれまでの実績。今年の参議院選挙だと60%の投票率だったが、区議選への関心が低いのは、区議会はどうでもよいものと思われているからか。特に目黒区に住んで間もない人や、転出予定のある人が少なくないことから、投票率の低さはやむを得ないこともあるかも知れない。

 それでも統一地方選挙の結果は、国民の意思として評価されるようである。区議会議員に関心がなくとも、国民としての意思表示をすることは重要なことはいうまでもない。当選者は36人だから、自分が投票した人が当選する確率は高い。しかも候補者は区内に住む身近な人たちだし、当選者は政党を通じて国政にも影響力を持つ。無所属であれば、政党組織から自由なだけに、より住民の意見を吸い上げるかもしれない。

 誰に投票するか、選挙の日までそろそろ考えはじめてもよいのではないか。少なくとも、現職議員と会うことは難しくない。

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