3年前の渋谷駅(2022-7-4)
3年前というのは2019年7月。その時点での渋谷駅がどんなものであったかを回想してみる。それ以前に渋谷駅を利用したことがあり、最近の渋谷駅を知らない人に、現在の状態はどう見えるのだろうか。
まず、埼京線・湘南新宿ラインのホームがある。現在のように山手線ホームと並んでなく、恵比寿方向にかなり歩かないと乗降ができなかった。飛躍的に便利になっている。
東京メトロ銀座線の駅は、現在解体工事が進んでいる東急東横店のビルの中にあり、井の頭線の改札口との連絡が便利だった。ヒカリエ側に移った新しいホームは井の頭線からはずいぶん遠くなった。
東急東横店も営業していて、フードショーがその地下にあった。東急東横店の外観が、スクランブル交差点から見た渋谷のランドマークといってもよかったろう。スクランブル交差点地下の渋谷地下街は1957年の開業当時の面影を残していた。
山手線の外回りホームの改札口として玉川口があり、これも井の頭線との連絡がよかった。
JRの中央改札と南改札は、工事中の状態ということは変わらないものの、3年前には現在とは違う場所にあった。渋谷スカイの展望台があるスクランブルスクエア東棟と、渋谷東急プラザの入る渋谷フクラスはまだ竣工前である。バスの乗り場は東口も西口もすっかり変わってしまっている。
2019年はコロナ前。スクランブル交差点には外国人が多く、ハチ公の銅像は外国人観光客の撮影スポットになっていた。ハチ公前広場には古い緑色の電車が案内スペースとして置かれていた。
3年間でこんなに変わっても、最終的な姿になるまで、これから5年以上もかかる。いつも違う渋谷駅ではガイドブックも作れないだろう。思い出の渋谷はもうない。
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