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道玄坂が変わる(2022-5-27)

文化村通りに面して現在工事中の高層ビルは、2023年3月に竣工して9月に開業する予定となっている。地上28階、地下1階で、1階から3階が店舗、4階から10階がオフィス、11階から28階がホテルというフロア構成。敷地形状の複雑さはどんな建物になるのか想像するのが難しい。

ホテルは外資系ライフスタイルホテルを誘致予定と発表している。文化村通りと道玄坂小路の奥に立地し、その反対側はラブホテル街で、百軒店もすぐ側となる。敷地内を通りぬけできるそうなので迷宮を演出するのだろうか。

 反対側の東急本店は2023年1月に営業終了し、建て替えることになる。東急と外資が「日本を代表するワールドクラス・クオリティー」の施設を目指すというが、具体案はまだわからない。高級住宅地の松濤が北側に広がり、Bunkamuraと接しているが、そこは既存の建物の大規模改修となる。新しいビルの高さがどうなるかが、まず気になるところだろう。

 道玄坂の百軒店入口の向かい側、渋谷マークシティの横にも再開発で2つのビルが建つ。地上30階のオフィスと商業施設の入るビルに、地上11階のホテルが中に広場をはさんで並ぶ。地上30階というと高くはないような感覚になってきたが、隣接するマークシティが地上25階なので、それを上回る。ホテルはTRUNK(HOTEL)DOGENZAKA(仮称)で、5年後の2027年3月ごろ開業予定としている。ラグジュアリーブティックホテルということで、“上質な渋谷のカオス“を堪能できることになるそうだ。

 大きなビルができると、周囲の不動産にも影響が及ぶ。マークシティとBunkamuraを結ぶ迷路の街がどうなるのか。変わって欲しくないというのが、地元の人の願いではあるようなのだが、観光立国ということで、外国人観光客招致に向かうことになるのだろう。

 

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