衆議院選挙目黒区7区の結果を見て (2021-11-1)
本日未明に結果が出た衆議院選挙について、全国のことはメディア等で論じられているが、身近な候補者の得票結果がどうだったのかについて、どの程度振り返られているだろうか。
目黒区の東側にあたる東京目黒区7区での結果は小選挙区で長妻昭氏が当選し、松本文明氏が議席を失う結果に終わった。東京7区は中野区、渋谷区、目黒区、品川区にまたがるが、国会議員の選挙区は基礎自治体の境界に拘らないという考え方なのだろう。応援する地方議員には面倒なこととはいえ、国政選挙について地方議員の応援は必要なのだろうか。もちろん地方議員にとっては、党組織への貢献度が問われることになるわけだが。
政党支持を示す比例区の投票結果と小選挙区での得票を比べると、立憲民主党の長妻氏の得票は野党の得票数の合計を1,175票上回る。一方で自由民主党の松本文明氏は、公明党を加えた比例区得票数17,773を2,734票下回った。
比例区での与野党対比では与党17,773に対し、野党18,517となるが自民対立民の構図では、14,286対9,349で自民党支持者が1.5倍と多いのである。
選挙民がどのような意識で投票したかは分かりにくいが、好き嫌いで選ぶ人も少なくはないはず。握手しただけで投票する人もいるから政治家は握手したがるのだろうが、握手しながら相手が投票するかしないか見極めることができるのもプロの政治家なのだろう。
いずれにしても、自分が投票する選挙区の議員と候補者にもっと関心を持ちたいものである。
<2021年衆議院選挙東京7区目黒区選挙結果>
長妻昭 19,692(45.4%)
比例区:立民9,349(21.3%)共産3,904(8.9%)れいわ2,569(5.9%)国民2,181(5.0%)社民514(1.2%) 計18,517
松本文明 15,039(34.6%)
比例区:自民14,286(32.6%)公明3,487(7.9%) 計17,773
辻健太郎 7,090(16.3%)
比例区:維新6,673(15.2%)