渋谷にオープンした世界を目指す新しい店(2021-3-28)
渋谷駅のシンボルのような存在でもあった東急東横店が閉店したのが去年の3月。それから1年後になる今年の3月にAwesome Store TokyoとStandard Productsという二つの店が渋谷にオープンした。昨年11月に渋谷センター街にオープンして話題になったIKEAはスウェーデンの会社だが、今月オープンした2店は英語表記とはいえ日本の会社によるものである。世界進出を視野にいれているのだろう。
Standard Productsはダイソーの新業態店舗で、井の頭線西口改札のあるマークシティ・ウェスト1階に100円ショップのダイソーと並んで同時に出店した。
Awesome Store Tokyoは東急本店と東急ハンズをつなぐ通りに新しくできたヒューリックのビルの1・2階での展開。ニューヨークの地下鉄と街並みをイメージしているそうである。
3店舗ともに共通するのは生活雑貨の店ということ。無印良品、東急ハンズ、LOFT、更にはメガドンキといった既存店と、カテゴリーでは競合することになる。
昭和の時代には百貨店で売られていた生活雑貨が、専門店に移ったことになるだろうか。それでも渋谷がショッピングの街として、幅広い世代の買い物客が来るということは考えにくい。渋谷の街を体験するために訪れる、国内だけではなく世界の人たちが、賑わいの中で土産物を買うように楽しむ店のようである。