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これからの世界秩序を考える駒場 (20-6-20)

コロナ禍の中で、東大駒場キャンパスの門は閉ざされている。そんな中でもポストコロナともいわれる新たな時代への動きがはじまっているようだ。

駒場Ⅱキャンパスにある先端科学技術センターではこんな新しいプロジェクトが紹介されている。

既存の国際秩序が大きく動揺し、異なる価値観・文明圏に基づく秩序観を掲げる勢力が競合する「体制間競争」の時代に入ったという認識の上で、日本が新たな秩序の創発を主体的、主導的に担っていくための国際的な中核基盤を、東京大学内にシンクタンクを形成して提供する。

というものである。

コロナにより国際間の移動がほぼ全面的に止まっている。一方で世界中のニュース映像や解説が、インターネットによりほぼリアルタイムで閲覧でき、ネット上で議論ができるのが現在の状況といってもよいだろう。その中で現在はコロナが世界共通の最大の課題として取り上げられている。

いうまでもなく、コロナだけが課題というわけではない。武力をともなう紛争は、特に中東からアフリカにかけて日々のニュースとなっている。また、過去の植民地や奴隷貿易を断罪する運動が、アメリカやイギリスにおいて過激な形で行われているのが今週のことなのである。

そのように世界のニュースが身近になっても、外国人観光客がいなくなると、外国のことへの関心が低くなってしまうのかもしれない。外国語を身近に聞くことがなくなると、世界が遠くなっていくように思えるのである。

渋谷に外国人の姿がほとんど見えなくなり、昔に戻ったような懐かしさや安心感を覚える人も少なくないだろう。とはいえ、それは決して望ましいこととは言えない。外国人観光客が増えることを目論んで街づくりもされているのだから。

既存の国際秩序の動揺は、このコロナ禍により激化しているともいえる。外国人観光客が東京で一番目指す場所とされる渋谷から近い東京大学駒場キャンパス内に、新たな世界秩序の創発を担う国際的な中核基盤が形成されることは素晴らしい。

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