目黒区の参議院選挙結果(19-7-23)

目黒区での投票率は52.3%で、全国の48.8%を大きく上回った。

得票数を見ると、比例区で、れいわ新選組が３位になっている。自由民主党の東京選挙区での得票数が、比例区の得票を大きく下回っているのに対し、立憲民主党では逆に東京選挙区での得票数が比例区を大きく上回っていること、ＮＨＫから国民を守る党の得票が、東京選挙区、比例区共に社会民主党を上回っていること、なども注目したい。

東京選挙区での得票結果は：

丸川珠代(自由民主党) 23,114票

塩村あやか(立憲民主党) 17,292票

たけみ敬三(自由民主党) 13,367票

吉良よし子(日本共産党) 13,247票

おときた駿(日本維新の会) 12,561票

山口なつお(公明党) 12,289票 （以上当選）

山岸一生(立憲民主党) 10,101票

野原よしまさ(れいわ新選組) 6,000票

水野もとこ(国民民主党) 4,225票

まさのぶ(NHKから国民を守る党)

2,650票野末陳平(無所属)

1,907票 朝倉れい子(社会民主党) 1,427票

比例区では：

自由民主党 40,608.774票

立憲民主党 22,969.316票

れいわ新選組 12,871.093票

日本共産党 11,811.758票

日本維新の会 11,067.417票

公明党 9,901票

国民民主党 5,471.024票

NHKから国民を守る党 2,600.466票

社会民主党 1,839票

旧前田家本邸保存活用計画(19-7-5)

「重要文化財旧前田家本邸」の洋館は東京都の管理となっているが、庭園と和館は目黒区の管理である。目黒区はその保存管理計画を平成２２年３月３１日付けの冊子で公表している。編集は目黒区のみどりと公園課ではあるが、委託先が公益財団法人文化財建造物保存技術協会となっており、その改訂版を作るとしても、専門知識の面から協力が必要になるのだろう。

 とはいえ、この１０年の間には平成２５年に国の重要文化財に指定され、昨年１０月には洋館の改修工事が終わって一般公開されている。

 ホームページは今年の４月に更新されているが、中身はこの１０年でどうなったのか。平成２２年度から２６年度まで、それぞれ保存・修復工事をすることになっているが、そこにはない耐震補強工事をしているものの、詳細は分からない。目黒区民の関心が多いとも思えないから議会も触れないだろう。

 https://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/keikaku/torikumi/komaba_bunkazai/hozon_keikaku.html

 来館者からは何故無料なのか、維持管理の費用はどうするのか、との声が、主として東京都が管理する洋館に対してとはいえ多く聞かれる。

 重要文化財旧前田家本邸が目黒区立の公園ということでよいのかどうかを含め、目黒区民や近隣住民に限らない幅広い方面からの検討がされてよいのではないか。今回の洋館の修復により、庭園全域を目黒区の管理としておくには荷が重すぎる文化財になったとも思えるのだが。