目黒区が公表している人口データからの数値を取り出し、ホームページで閲覧できるものとして一番古い2010年の数値と比較した。人口は6523人から7076人に増えている。世帯数では3551世帯から4189世帯となり、その伸びは人口の伸びより多い。集合住宅の建設による戸数増であろう。特に駒場4丁目での伸びが目立つ。
一方、駒場2丁目の数値が9年前との比較で減少しているのは、公務員住宅の閉鎖による影響といえよう。
65歳以上の高齢者の比率は駒場全体で20%ほどとなっており、目黒区の平均並み。全国の27.7%、東京都の23.3%と比較すると少ないといえる。それでも2丁目は25%、3丁目では23%と、東京都の平均の水準である。
また、駒場小学校の昨年4月時点での生徒数は419人で、大橋2丁目からの児童や、私立校に出ていく児童がいるにしても、小学生のいる世帯が1割未満ということになろう。
独居世帯の年齢はさまざまではあろうが、1世帯の平均が1.7人ということの例を考えると、単身世帯60、2人世帯50、3人世帯20として、1世帯平均は1.69人となる。
地域社会を構成する世帯の内容はこの50年で大きく変わっている。それが具体的にどういうことなのかは、地域ごとにさまざまなのであろうが、学生の研究テーマとしてとりあげることができるかも知れない。できれば東大の駒場祭で発表してほしいものである。
2019年1月1日の世帯数、人口データ
( )内は2010年4月(目黒区ホームページから編集)
世帯数 人口 65歳以上の人口
駒場1丁目 2,463(2,169) 4,068(3,688) 812(19.96%)
駒場2丁目 338(422) 571(860) 143(25.04%)
駒場3丁目 423(381) 788(720) 182(23.10%)
駒場4丁目 965(579) 1,649(1,256) 262(15.89%)
駒場計 4189(3551) 7076(6523) 1399(19.77%)