まちの人口構成 (19-2-19)
駒場・青葉台4丁目・大橋2丁目の地域は、4つの町会で構成されているが、町会をまたぐ形で4か所の避難所が決められていて連携した活動をしているので、そこを一つの地域と見てもよいだろう。上目黒氷川神社がカバーする地域の北半分ということにもなる。
その人口は今年の1月の数字が13,481人であるのに対し、50年前の1969年は16,011人であった。19%近くも減っているのである。一方で世帯数を見ると、6993世帯から8105世帯にと16%も増えているのである。その理由については、人口統計を細かくみることで納得がいく。
町丁別の人口と、カッコ内の世帯数は、1969年と2019年を比較すると以下のようになっている。
1969年 2019年
駒場1丁目 4819(1855) 4068(2463)
駒場2丁目 1037(432) 571(338)
駒場3丁目 2620(1386) 788(423)
駒場4丁目 1021(380) 1649(965)
青葉台4丁目 1245(478) 1871(1186)
大橋2丁目 5269(2462) 4534(2730)
人口が増えているのは駒場4丁目と青葉台4丁目。広い道路に面した高層の集合住宅の建設によるもので、世帯数が駒場4丁目で2.5倍、青葉台4丁目で2.4倍となっている。
世帯数のみの増加では、これに駒場1丁目と大橋2丁目が加わるが、1世帯あたりの人口が減っていることで、人口減になっていることになる。
駒場2丁目の減少は公務員宿舎の廃止、駒場3丁目は東大駒場寮の廃止の影響が大きいものと思われる。
では、将来はどうなるのか。2030年の時点を見通すと、青葉台4丁目はマンションの建設が進むので人口・世帯数共に増えるだろう。駒場1丁目、4丁目、大橋2丁目は世帯数が若干増えて微増か。駒場2丁目、3丁目は現状維持が精いっぱいと見る。
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