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2018年8月

終活を考える場所 (18-8-29)

毎月開催している高齢社会勉強会、今月は昨日28日がその日だった。準備したテーマは「終活」といわれるものにどんなことがあるかということであった。
その会に参加したメンバーの一人が、朝日新聞の天声人語のコピーを配布した。8月28日付のコラムで、矢部太郎著『大家さんと僕』の書評なのであるが、おあつらえむきに、会の話題そのものの内容となっていたのである。

その最後の2節を転記する。▼厚生労働省の調査によると、死の間際に望む医療についてだれかと話し合った人は4割に満たない。自らの死を大っぴらに語ることへのためらいが、私たちにはなお根強いようだ▼作品から感じるのは、肩ひじの張らない終活もあるということ。訪ねたい場所、片づけたい品々――。胸の奥にある望みを、信じて話せる相手がいれば、人生の幕は意外と滑らかに閉じられる。そんな気がした。

「自らの死を大っぴらに語ることへのためらい」「胸の奥にある望みを、信じて話せる相手」ということだけでも大きなテーマになる。繰り返し話し合うことのできる場が必要だろう。
相手がいないと、人生の幕は滑らかに閉じることは難しい、ということにならないように。

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道玄坂2丁目が渋谷を変える (18-8-17)

8月13日にドンキホーテの「(仮称)渋谷区道玄坂2丁目開計画」が発表された。文化村通りに面した、旧ドンキホーテのあったビルの奥一帯、駐車場になっていたが建物に囲まれた丘の上の土地で、そこに何があったか記憶ある人は限られる。
そこで再開発工事のある旨が掲示されたのは昨年12月。その概要がいよいよ明らかにされたのである。
http://www.donki.com/updata/news//180813_HcSZh.pdf

地上28階ということは当初の掲示通りであるが、高さが120mになっている。商業スペースは1階から3階まで、4階から10階までが事務所、11階から28階がホテルとなることが分かった。

なにしろ高低差のある複雑な地形と、表通りに面する箇所が極めて少ないことから、28階建てビルになるのは敷地の中央部分で、その周辺は複雑さを活かした10階までの建物と、オープンスペース、通路になるようである。地下が駐車場になるが、車の入口をどうするかなど、どんな設計になるのか、建築に関わる者でなくても興味深い。

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「敷地の中を導線でつないで繋いでいくことで、街の新しい回遊空間を創出する」ということであるが、ドンキホーテは、店内のどこに何があるかわからない、という不思議さのある店づくりが原点であった。それをこんどは周辺の街にも拡大することになる。
2022年4月のオープンまで、周辺の建物の動きもあるだろう。区画整理の完了が2020年12月となっているから、周辺部となる現在ある建物の取り壊しには時間をかけるようだ。

そんな中、道玄坂2丁目と円山町の境界にあるこのエリア最大級のホテルが解体されることになった。ドンキホーテのプロジェクトの反対側にあるホテル街の一角で、60年前までは渋谷の中心繁華街だった百軒店がその中間にある。80年代のバブルの時代から再開発の構想のあったこのエリア。2022年に向けて、エンタテイメントシティ渋谷らしい猥雑感のある街づくりにドンキホーテの貢献を期待しよう。

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ケアタウン小平に学ぶ(18-8-11)

小平市に出かけて「ケアタウン小平」のことを知った。小金井公園の西南部に接して立地し、デイサービスセンター、訪問看護ステーション、ケアマネジメントセンターの機能に加え、心理相談、子育て支援、豊かな庭づくり、文化スポーツクラブ、地域ボランティア育成、セミナー等企画運営を行っている。
http://caretownkodaira.net/npo/index.html

「ケアタウン小平」は「在宅ホスピス」ということで、在宅のまま人生の最後を迎えることができるような体制づくりをしているのである。ケアタウン小平クリニック院長の山崎章郎医師の最近の著書『「在宅ホスピス」という仕組み』にその詳細がある。

特に注目したいのは地域ボランティアの育成である。ホームページにはそのことについて以下のように書かれている。

「その人らしさを支える」には、専門スタッフだけでは支えられません。ホスピスケアの理念のもと制度の限界を越え、「社会の風」をケアの場面に吹き込んでくれるボランティアの力が必要です。
また、ボランティア活動を通じた様々な気づき、ボランティア同士のつながり、 利用者や入居者とのつながりなど「ケアを通じた地域づくり」 にもつながっています。「自分がケアを必要とした時、安心をもって支えを得られる地域」を目指していきます。

目黒区では、地域の支え合いネットワークの構築を北部、東部、西部、中央、南部の5地区ごとに実施することを目指している。その具体的イメージをケアタウン小平に求めてはどうだろうか。ボランティア活動を活発にするための組織化も必要であろう。

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