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駒場の重要文化財-3(2018-5-29)

前田家16代当主前田利為が駒場に旧前田家本邸を完成させたのは、明治の版籍奉還から約70年後。当主の居住期間はそれからわずか12年で、1945年から1957年の12年間は、米軍の空軍司令官・最高司令官の官邸として利用されることになった。その間地元の子供たちは、お祭りの時にチョコレートをもらったりもしたそうである。

その後、接収解除されてから6年後の1963年に駒場公園建設が決定。1967年に洋館を東京都近代日本文学博物館として一般公開し、庭園も都立駒場公園として遊具、パーゴラ等を整備し公開した。この年、公園の北側にある日本近代文学館も東京都近代日本文学博物館と同時開館している。

それから8年後の1975年に公園敷地と和館が目黒区に移管され、1976年にソメイヨシノ等の植樹があるなど、1999年までに和館と公園部分の整備が行われた。現在のような桜の名所になったのはそう古いことではない。

1991年には洋館が東京都有形文化財として指定され、3年後の2002年に洋館にあった東京都近代日本文学博物館が閉館となり、旧前田侯爵邸洋館として公開されていた。その後2013年に国の重要文化財に指定され、2015年10月から新築当時の姿への洋館の復元工事に入った。現在は洋館の公開が中止されている状態で、今年の10月にリニューアル公開される予定となっている。名称は現在も公開中の和館と合わせ「旧前田家本邸」である。

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