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2018年4月

目黒区北部地区の魅力が倍増(2018-4-29)

目黒区の「みどりの散歩道」、「駒場コース」と「西郷山・目黒川コース」が、駒場から中目黒駅にかけての目黒区北部地区を散策する道筋となっている。現在、目黒区のホームページに掲載されているのは2013年10月に更新されたもので、2つの散歩道のコースの内容は、駒場東大前駅、民藝館、駒場公園(旧前田侯爵家和館・洋館)、日本近代文学館、駒場野公園、自然観察舎、大橋氷川神社、桜樹記念碑、菅刈公園(和館・展示室)、西郷山公園・グリーンカフェ西郷山、猿楽塚、目切坂、目黒川散策路、中目黒駅。2013年3月にオープンした目黒天空庭園はない。

「西郷山・目黒川コース」では旧山手通りを西郷山公園からヒルサイドテラス・旧朝倉家住宅前まで歩くようになっていて、散歩道としては魅力的ではあるが、そこは渋谷区のコースでもある。単に「目黒川コース」としてもよいほど、この5年で目黒川沿道が魅力的な散歩道に変わってきている。

最新版をつくるとすると来年の2019年10月になるだろうか。目黒天空庭園が加わるのはもちろんとして、これから1年の間にこのコースの中でオープンするものは、散歩道の魅力を倍増させるものがある。

平成28年7月から2年を超える改修工事を経て、今年の秋に新たに公開される駒場公園旧前田家本邸洋館は、目黒区と金沢市が友好都市協定を締結したことにより、目黒区としても強くアピールをしたいところだろう。
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淡島通りを超えて国道246号に出る手前、目黒川緑道沿いともなる東邦大学大橋病院新病院がこの6月に完成して、新たな景観を見せる。
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目黒川沿道でドンキホーテの横に工事中のスターバックス・リザーブ・ロースタリー。日本初で世界で4番目となるもので、隈研吾氏の設計による建物ということでも注目されている。
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そして山手通旧朝倉家住宅から下ってくる目切坂の下に、2019年4月に開校する東京音楽大学の室内楽コンサートホールは、地域にも開かてたものになるとされる。
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目黒区北部地区のこれから1年の変貌ぶりは目覚しい。

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目黒区の地域コミュニティ(2018-4-25)

目黒区の地域コミュニティは、区が制定している「住区」「地区」と、住民の会費で運営する「町会・自治会」がある。「地区」は4~5つの「住区」を併せて構成するもので、北部、東部、中央、南部、西部の5地区があり、それぞれに拠点となるサービス事務所と包括支援センターをもっている。

住区というのは、現在では駅名で知られる都立大学がめぐろ区民キャンパスの場所にあった時代、大学の都市社会学者の構想を受けて目黒区で忠実に作られたものという。既存の町内会とは異なる担い手が台頭することを期待して、町内会の区域を敢えて無視して設定されたようである。

1974年のモデル地区指定にはじまり、1985年までに全22の住区と住区センターが設置された。22の住区ごとにその内容は違わざるを得ないとしても、町会・自治会との違いがどれだけ広く理解されているものか。

そんな中で、目黒区では地域の支え合い活動の推進を目的として、区、社会福祉協議会、包括支援センターの他、町会、住区住民会議、老人クラブ、社会福祉法人などからなる「協議体」を5つの地域ごとに設置した。駒場・菅刈・東山・烏森の4住区からなる北部地区の協議体は「北部いきいき支え合いネットワーク」と名付けられている。行政と共に活動する協議体が、目黒区の地域コミュニティを牽引することになるだろう。

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オフィススペース倍増への工事(2018-4-20)

渋谷は今、オフィススペース拡大工事の真最中。今から2年後の2020年の春までには、ヒカリエ、セルリアンタワー、マークシティといった、現在渋谷にある高層ビルの床面積の合計を上回るスペースが渋谷に誕生する。今秋に誕生する南口の『渋谷ストリーム』を皮切りに、渋谷駅ビルで展望スペースもある『渋谷スクランブル』東棟、西口バスターミナル前の東急プラザ跡地、246沿いの道玄坂上、宇田川町センター街のはずれにできる計5棟のビルにまとまったオフィス・スペースが誕生するのである。オフィスを含むこれら複合ビルの他にも、渋谷パルコや渋谷区役所・渋谷公会堂といった大型ビルの工事がそれまでに完成するスケジュールで進んでいる。

2020年春の『渋谷スクランブル』東棟が完成するタイミングで銀座線と埼京線の駅ホームが移動し、東急東横店の解体工事がはじまる。今から10年後というから随分先のことではあるが、『渋谷スクランブル』の中央棟と西棟が完成して、『渋谷スクランブル』はスクランブル交差点につながる。マークシティの通路から、ヒカリエ・宮益坂や『渋谷ストリーム』まで、地上に降りることなく歩けることになるようだ。

2年後の2020年の渋谷は具体化しているけれど、10年後の2028年となると見えづらい。そのポイントとなるのが道玄坂2丁目のドンキホーテによる開発。ホテルがメインのようであるが、表通りに面した箇所の少ない土地に、高さ130メートル地上28階で、高さ100メートル地上25階のマークシティを凌駕するビルとなる。どのような形になるのかだけでも興味深い。竣工は2022年のようであるが、これによる周辺への影響にも計り知れないものがある。

渋谷スクランブルビル
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西口バス乗り場前
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宇田川町センター街奥
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道玄坂上
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渋谷区庁舎(奥)と渋谷公会堂(手前)
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渋谷パルコ
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道玄坂2丁目の裏町再開発
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駒場キャンパスのシンボル・ゾーンを夢想する(2018-4-6)

駒場東大前駅東口から東大の正門に向かう右側で工事が行われている。6月に完成させる仮設体育館で、キャンパスの北側にある体育館の建て替え工事が2年後に完成の後、2020年4月には解体されるという計画という。

その後どうするかについては、工事の受託を狙う業者などがさまざまな計画を極秘裡に作成しているというものなのだろうか。

工事がはじまる前は、教養学部生の体育の授業でバレーボールに使われる場所であったが、その利用頻度からも、解体後にバレーコートにすることが適当とは考えがたい。

平成 26 年 3 月 27 日に定められた「東京大学キャンパス計画大綱」によると、駒場キャンパスは「地域との交流・連携を意識しつつ、社会に「開かれた大学」の理念を具現する教育・研究の場である」としたうえで「知の広がりと深まりを担う組織相互間の知的協働および社会との多様な交流・連携を通じて、前期課程教育の新たな展開と、多様な人材の育成、研究の深化及び知のネットワークの高度化を図る」としている。

さらに「国際社会を見据えた学問と社会との交流・連携を図るとともに、総合文化研究科の学際性を活かしつつ、数理科学研究科や隣接する駒場Ⅱキャンパスに配置された多様な研究組織との知的交流を通じて、独自性のある学問の展開する場を醸成する。これに対応し、市民教育、民間との共同研究、国際交流等の多様な情報発信の機構を設け、「開かれた大学」の理念を具現する空間を構築する」という。「開かれた大学」の理念を具現する空間がどんなものなのかが議論されていておかしくない。

本郷キャンパスには武田ホール、福武ホール、伊藤ホールといった民間の寄付による建物があり、そんなものが駒場にもあってよいのかもしれないが、「開かれた大学」を具現する空間は、壁のある建物にしないこともひとつの考え方だろう。

この4月1日には駒場キャンパス内に事務局を置く、東京大学地域未来社会連携研究機構が発足した。「地域の課題解決にかかわる部局が連携し、統合したプラットフォームを構築することで、研究・地域連携・人材育成等で相乗効果を発揮する」のが趣旨という。「開かれた大学」の理念を具現する場なのかもしれない。

仮設体育館の解体後は、そんな「開かれた大学」を見える化するということで、壁のない空間にできないだろうか。屋根も一部だけにして、博物館のように学術的な掲示を誰もが気軽に見ることができる場というアイディアである。駅の待合室のようなイメージと思えばよい。

そんなスペースなら、建築費も維持費も最小限度ですむ。維持管理にはボランティアを活用してもよいだろう。2020年7月のオリンピック・パラリンピックにも間に合う。

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