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2018年3月

駒場の桜が満開(2018-3-28)

今、東京は桜が満開。その中でも駒場公園と駒場野公園はあまり知られていない桜の名所といえるだろう。平日の今日、花見に来ている人たちでいつもよりは多いとはいえ、混雑とは程遠く、暖かな花曇りの中で一瞬の饗宴を惜しむかのようであった。この2~3日で散り始めると同時に、本格的に春の訪れということになる。

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駒場公園

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駒場野公園

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駒場野公園拡張部分

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明治座で歌謡浪曲(2018-3-21)

2月23日から3月29日まで「五木ひろし特別公演、坂本冬美特別出演」というタイトルによる演劇と歌謡ショーが行われている。会場は浜町にある明治座で、人形町から歩くと江戸情緒を感じさせる街並みの終点というところ。

調べてみると、五木ひろしの紅白歌合戦出場回数は1971年から連続で47回となり、現役歌手で最多。坂本冬美は1988年から29回と、これもトップクラスである。長期間にわたって多くの人の人気を保っているアーティストが二人そろって出演というのはよくあることなのかどうか。

公演は松竹新喜劇の演劇と歌謡ショーが休憩を挟んで2回。全体で4時間で途中30分の休憩が2回あるのでかなりの長丁場である。五木ひろしが3月で70歳を迎えたことを記念しての公演なのだろうが、その年齢は全く感じさせない。

この公演での目新しさは何よりも、2回目のステージ冒頭のふたり揃っての歌謡浪曲にあるはず。ステージには「めくり」が置かれ、「一本刀土俵入り」と寄席のスタイルで演目がかかれていた。
歌謡浪曲は浪曲出身の歌手三波春夫、村田英雄、二葉百合子といった人たちによるものらしいが、どちらかというと、過去のものという印象がある。

しかし、今回の歌謡浪曲は三味線を弾く曲師がついているので、これまでの歌謡浪曲以上に浪曲的なのではないか。曲師は今年81歳になった沢村豊子で、これまでユーロライブの渋谷らくごでの出演で何度か聞いたもの以上に三味線が乗っていた。

坂本冬美は二葉百合子の歌謡浪曲「岸壁の母」の継承者だそうなので、これからの浪曲人気の高まりにより、新たな展開に入ることが期待できる。渋谷らくごで開催されている、若手浪曲師玉川大福による「月刊大福マガジン」の公演が、4月15日(日)・5月12日(土)・6月9日(土)の夜8時から9時まであり、そこで浪曲界の新しい動きを垣間見るとよい。

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菅刈小学校での避難所運営訓練(2018-3-10)

10日午前10時から菅刈小学校を避難所とする町会による避難所運営訓練が行われた。目黒区防災課、目黒消防署の協力により、菅刈小学校校長、発災時に菅刈小学校を担当する区職員も参加。駒場町会からも、駒場地区の避難所に避難する町会もあることから、防災部長ほか駒場防災会議メンバーが見学した。

応急危険度判定員による体育館の安全確認のあと、体育館にブルーシートを広げ、実際のスペースを確認。主催者、消防署、防災課、学校長がそれぞれ挨拶をしてから、心臓マッサージとAEDの使用体験を行った。

並行して、体育館の中に展示されたダンボールトイレについて、駒場高校避難所運営協議会役員から説明をし、
ダンボールトイレが100キロ近い体重のある人でも使用できることを確認した。続いて、体育館を出てからトイレを設置するマンホールの蓋を開けて見せてもらった。

その後、D級ポンプを起動させてマンホールに送水する予定であったが、寒さのせいかエンジンが起動せず、いざというときのために貴重な経験となった。

菅刈小学校は崖下にあることから、避難所の安全性についての懸念もあるようだが、避難所運営訓練はそこを避難所とする人にはもちろん、そうでない人たちにも有益であることを改めて感じさせた。

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地域の支え合いに向けて(2018-3-6)

国の方針として「地域包括ケアの深化・地域共生社会の実現」というものがある。
「一億総活躍社会づくりが進められる中、福祉分野においてもパラダイムを転換し、福祉は与えるもの、与えられるものといったように、「支え手側」と受け分かれるのではなく 地域のあらゆる住民が役割を持ち、支え合いながら、自分らしく活躍できる地域コミュニティを育成し、公的な福祉サービスと協働して助け合いながら暮すことのできることのできる「地域共生社会」を実現する必要がある」というのがその骨子といえよう。

目黒区では、82の町会・自治会、22の住区住民会議を更に集約して、5つの地区サービス事務所ごとに地域の支え合いの仕組みとなる協議体をつくることになった。駒場、菅刈、東山、宿山の4住区住民会議の地域社会からなる「北部いきいき支え合いネットワーク」が昨年5回の準備会を経て本日正式に発足した。

天空庭園横の北部地区サービス事務所の会議室に地域社会で活躍されている人たちが集まり、目黒区健康福祉部長の挨拶、日本社会事業大学の菱沼幹男准教授による講演とグループトークのまとめで、これからの課題など確認したのである。

ネットワークのメンバーは座長(上三町会会長)、副座長(菅刈住区会長)ほか12名と北部包括支援センター3名、社会福祉協議会1名で事務局は目黒区介護保険課が担当する。

その規模での地域住民の数は5万人ほどなので、地域社会としてはかなり大きい。町会・自治会、住区住民会議ベースでの住民参加が前提になろうが、社会インフラの活用という意味では、最適規模となろうか。

目黒区の住民で、地域社会を相手に仕事をしている人は限られる。そうでなければ地域社会に関心を持ちにくい。新聞・テレビはもちろん、ネット情報でも地域の話題は限られる中、どうすれば多くの方が地域の支え合いに関心をもってもらえるか。参加できる場づくりと、そこへの誘いが第一歩となりそう。駒場野公園横の氷川ホーム「ここからカフェ」で毎月第4火曜日に開催している「こまば高齢社会勉強会」もそのひとつである。
今月27日のテーマは「超高齢社会の終末期医療」。嫌われそうなタイトあルではあるが、長生きすれば誰もが避けられない。

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