さまざまな地域活動(2018-1-15)
14日に目黒区庁舎で第3回の地域づくりフォーラムが開催された。目黒区介護保険課地域支援事業推進係が担当なので、地域活動は社会福祉協議会や包括支援センターの担当分野になる。その立場から、目黒区を南部、東部、西部、北部、中央の地域に分けて、それぞれに協議体を設置するための啓発イベントであったといえよう。
「町会・自治会、住区住民会議、老人クラブ、民生委員・児童委員、区民ボランティアなど多様な担い手のもと、地域課題の解決のための様々な取り組み」がされていることをを踏まえ、一層充実した支え合いの仕組みを構築していくことが必要とされる、というのがフォーラム開催の趣旨。
そのために、協議体が設置されることになるのだが、コミュニティデザインの専門家である山崎亮氏によるフォーラムの基調講演であったように、効率的・効果的に協議体を立ち上げるのはよくない。「よろよろとまちを統治する」という原則が共有される必要があるのだろう。
地域活動として現在一番ホットなのが避難所運営協議会。非常事態にどのような体制で対処するかという課題に直面している。これもやはり、効率的・効果的にというわけにはいかないことを理解いただいた上、多くの人たちに関心をもって欲しいことである。
新たに設置されることになる協議体は、 地域課題の解決のための様々な取り組みを既にされている方々に、これまでとは違う切り口から地域を見てもらうことになるのか。将来に向かって、高齢者の支援体制の担い手になろうというボランティア活動に、どれだけ多くの共鳴が得られるかが鍵であろう。既存の地域活動のボランティアが減っているという現実がある。その上で、ボランティアの楽しさを感覚に訴える努力は、おそらく行政・政府の仕事なのだろう。
そこで、ボランティア活動が盛んになって困るのはテレビ局、というのは妄想かも知れないけれど、高齢者のボランティア活動が活発になると、テレビを見る時間は減るはずである。
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