渋谷は工事中(2017-8-20)
渋谷駅の工事が完了するのは2027年。それまでの10年の間に渋谷には大型の建物が数多く誕生する。2019年度には、渋谷駅東口に地上47階建ての屋上展望スペースをもつビルと、西口の渋谷東急プラザ跡には地上18階建ての空港バスターミナルを含むビルが完成。共に大型のショッピングスペースとなるが、その時点で東急東横店の建物の解体工事がはじまることになる。東京メトロ銀座線渋谷駅は、東急東横店の建物内から明治通りの上に移動し、2021年度に工事完了とされている。それに先立ち、渋谷駅の南側に2018年秋に地上35階建てのホテルを含むビルが誕生する。
公園通りではパルコパートⅡの跡に地上9階建ての(仮称)ヒューリック渋谷公園通りビルが年内に完成予定。その横一帯では、2019年9月竣工予定で渋谷パルコの建替え工事が行われている。公園通りのその先では渋谷公会堂と地上15階の渋谷区庁舎の工事が行われていて、これは2019年1月に開設予定。公園通りの景観がすっかり変わってしまった。
東急ハンズの先、宇田川町の井の頭通り沿いで建設中のビルは、地上21階のオフィスと共同住宅のビルとして2019年6月に竣工の予定で、敷地面積5226㎡、建築面積2051㎡という、渋谷としては相当大きな規模となる。2020年9月に渋谷公会堂跡地に完成する予定の、地上39階総戸数505戸といわれる超高層分譲マンションと共に、高級住宅地と繁華な商業地が隣り合わせとなる渋谷の特徴を決定づけるものとなりそうである。
以上は3年後の2020年までのこと。渋谷駅が完成する2027年までということだと、文化村通りと道玄坂のビルの裏にある高台の開発がどのようになるのかも気になる。
すりばちの底にあるような渋谷駅と、そこに向かう表通りと裏通りが複雑に絡み合うまち。住民にとっては必ずしも魅力的とはいえないまでも、そこに果てしない魅力を感じる世界からの観光客を惹きつけ続けることであろう。
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