目黒区青葉台に注目(2016-11-15)
青葉台というと、田園都市線にその名の駅があるせいか、横浜市青葉区の青葉台を思い浮かべる人が多いようだ。地元の渋谷駅でさえ、タクシーをつかまえて運転手に青葉台と告げると「高速でいきますか」と聞かれたりするとか。
住居表示で目黒区青葉台というのは、山手通りと旧山手通りに挟まれたエリアで、東横線の線路から数えて目黒川にかかる3つ目の橋より上流にあたる。目黒川と旧山手通りの間は急な坂道で結ばれていて、坂の上は高級住宅地となっている。有名人も多く住むらしい。
目黒区に青葉台という地名ができたのは1968年。昭和43年である。それまでは上目黒の一部だったから、地元の町会にも小学校にも青葉台の名はない。バス停も淡島通りに青葉台4丁目があるだけなのである。店ができると所在地は中目黒とか目黒川沿いと表現することが普通である。
つい最近も、スターバックスの焙煎工場の中のカフェというスタイルで世界で4番目となるロースタリーが、2018年12月に中目黒にオープンすると発表されて話題になった。場所は青葉台2丁目の目黒川沿いで、ドンキホーテの上流側になる。
2019年4月には東京音楽大学が青葉台に接する上目黒に新しいキャンパスが開校。旧山手通りから目黒川への斜面沿いの青葉台一帯が、観光スポットとして一層注目されることになるだろう。
そんな流れを先取りするかのような動きが活発で、新しいスタイルの店が続々と開店している。このエリアを中目黒駅周辺と同じ中目黒と呼び続けるか、それとも青葉台ブランドが創られるのか。いずれにしても、これからの変貌が楽しみである。
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