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2016年10月

コミュニティ・リビングという目標(2016-10-23)

「高齢社会のまちづくりの最終目標は、高齢者を施設に収容するのではなく、地域の人々が相互に助け合い活き活きと暮らすコミュニティをグループ・ホーム化すること(コミュニティ・リビング)です」「このようなコミュニティでの活動を支える軸となるのは、住民組織やNPO、地元企業などの地域密着型組織です」というのは『東大がつくった高齢社会の教科書』にあるまちづくりの考え方である。この教科書は東京大学高齢社会総合研究機構によるもので、国の政策もこの方向に向かっているといってよいだろう。

目黒区では「地域づくりフォーラム 広げよう つなげよう 目黒のささえあい」ということで、健康福祉部がこの問題に関心のある区民に働きかけをしている。

しかし、コミュニティ・リビングという考え方は共有できても、それを具体化したものは、同じ目黒区内でも地域ごとに違ったものになる。駒場地区であれば、駒場寿会、愛隣会の「ここからカフェ」、それに氷川神社の社子屋がそうした動きに対応できそうだ。地域密着型組織として、町会、住区住民会議のあることはいうまでもないが、その活動が活発化しているかどうか。大規模災害を想定した避難所運営協議会が立ち上げられていることに期待はもてる。

高齢者は家族がめんどうをみるべきなのか、公的な施設で暮らせるようにするべきものか。といった議論はほとんど無意味ともいえそうになっている。家族のいない高齢者が増え、家族がいたとしても、世話にはなりたくないとの気持ちがある一方、施設ですべてめんどうみるには、財政面、人材面から現実的ではなくなっているからだ。

地域コミュニティーでどこまでできるのかは模索していくしかない。上目黒氷川神社が毎月15日午後6時から東日本大震災被災地への寄付金つき千円という有料での開催をしている社子屋も、古くて新しい取り組みとして注目したい。

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目黒区区有施設見直し計画(2016-10-17)

目黒区では「区有施設見直し計画(素案)の作成に向けた検討素材」に対する意見を募集している。公共施設の老朽化に伴い、その維持に経費がかかるのに対して、その費用がまかないきれないため、施設の見直しが余儀なくされているからである。

とはいえ、これらの施設に関心のある住民はどれだけいるだろう。利用していない施設には関心の持ちようもないはず。ましてや、近隣地域でない場所場所にある施設については無関心があたりまえであろう。

意見を出す人は該当する施設を利用している人のはず。その重要性を訴えることになるのが自然の流れ。一方で、利用していない施設だと、それを廃止してよいとする根拠に説得力が乏しい。

いずれにしても、駒場住区に関係する施設は以下のもので、他の地区と比べると件数は少ないといえよう。その中で一番議論になりそうなのは築後年数55年で面積の広い第一中学校か。全学年での生徒数は156人で6クラス。1クラス30人以下となっている。有効活用の可能性は大きい。

(駒場住区内の目黒区区有施設)
駒場住区会議室、駒場行政サービス窓口、駒場児童館、駒場保育園、駒場老人いこいの家、大橋えのき園、駒場小学校、第一中学校、駒場体育館、駒場公園和館、駒場野公園自然観察舎、駒場野公園管理棟。

http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/keikaku/keikaku/shisetsu_minaoshi/kentousozai.html

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ワイドショーの題材となった都議会(2016-10-4)

これまで取り上げられることが少なかった東京都と都議会が連日ワイドショーで取り上げられ、スポーツでも紙面を賑わせている。豊洲市場や五輪会場の問題点を大きく示し、悪役付きのショーとなっている。視聴率が上げるためなのか、ともすると必要以上に刺激的な構成ともなる。

一方、豊洲市場や五輪会場が現在これほどの問題になっていることの責任の一旦が都庁の記者クラブにあることの指摘は余りない。都庁の記者クラブは、これまでこうした問題に気づいていても記事にならないと考えていたのか。いずれにしても、自らの過去を振り返ることができるかどうかである。

知事が代わったことで実現しているのは情報公開。都知事選のときからインターネットを駆使していたことからも、その特性を生かした情報公開を都庁のホームページで早々としていることに注目したい。

たとえば東京都は豊洲市場地下空間設置の自己検証報告書を公開した。
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/siryou/team/
これをベースにメディアは組織的な調査報道ができるかどうか。議会の各会派はそれぞれどのような見解を出すのか。一般都民はお手並み拝見と同時に、来年6月の都議会議員選挙で誰に投票するのかということになる。

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