大橋の氷川神社で夏越大祓の神事(2016-6-30)
夏を健康に越すことができるようにということで行われているという、夏越大祓(なごしのおおはらえ)神事が大橋の上目黒氷川神社で催行された。国道246号に山手通りから分岐した道がぶつかるところで、急な階段を登って境内に入る。
神事というと改まった印象があるが、比較的若い世代の女性が多く、いつもの境内の家庭的な雰囲気のままであり、凛としたなかにも和やかなものが感じられた。
神社の正面には茅の輪が設置され、そこを作法に従ってくぐるのがこの神事のポイント。神主さんの先導により、集まった100人近くの人たちが茅の輪をくぐり、榊を奉納して参拝し、全員でいただいた神拝詞に書かれている大祓詞(おおはらえのことば)を神職と共に唱える。YouTubeで見ると5分ほどかかっていることが分かる。
神社で行われる行事は、1年のそれぞれの季節を確認することであり、農耕文化がその背景にあるのだろうが、かけがいのない日々の流れを見据えていくという意味で、現代でもその意義は失われていない。
願い事を祈願する場としてだけ考えられがちな神社ではあるが、季節の移ろい、すなわち無事であることに感謝する場なのでもある。
大祓詞とは
https://www.youtube.com/watch?v=xQ_XL-uA1AU

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