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2016年4月

駒場の壁を外から見る(2016-4-30)

首都高が上を走る国道246号と山手通りの道路に面した建物の後ろには崖がある。その崖の上の地域が大橋2丁目と駒場。そこは東大など学校の敷地が壁のように囲んでいて、その中の地域と周囲とを隔てている。4月3日に書いた「壁に囲まれた駒場と松見坂」では、壁の中への入口を紹介したが、ここではその壁の様子を眺めて見る。

まず、山手通りに沿って見える景色。246の大坂橋をくぐる地点あたりから淡島通りとの松見坂交差点方向を見ると、左側が崖の前に並ぶ建物群。急な坂道を上り、松見坂交差点を過ぎると、山手通りは崖の上を走っている。
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松見坂交差点から松濤2丁目交差点を過ぎると、東大のキャンパスが壁のように駒場を覆う。東大裏から先端科学研究センター、国際高校、大学入試センターから淡島通りまでの途中、車が入れるのは駒場通りだけ。このあたりは渋谷区との区界となる。
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世田谷区との区界には道路がなく、崖下から東大のキャンパスを見上げる。
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壁の中の地域を真ん中で横切る井の頭線は、世田谷区との区界の切通しから壁の中に入り、山手通りの手前の渋谷区との区界になるところでトンネルに入り壁から出る。
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井の頭線の切通からは都立国際高校と大学入試センターが壁となる。
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駒場野公園横で淡島通りを越えると、世田谷区にある筑波大付属高・中校が隣の駒場東邦高・中校と共に壁となり、壁の中の目黒区の地域と隔てている。
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目黒川を暗渠とした緑道が崖下にあり、大橋で国道246号に出る。
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国道沿いの崖の前にビルが並び、氷川神社の急な階段が崖のあることを気づかせる。崖の上は氷川台と呼ばれる住宅地である。

渋谷区や世田谷区との間にある厚い壁の存在を考えると、駒場は崖の上の氷川神社から見下ろす目黒区の中にあることが納得できる。この石段から国道246号を堂々と渡ることのできる横断歩道ができると、目黒区を崖の上の地域を結ぶ絆ともなるだろう。ちなみにこの石段は1818年に作られたものとか。200年前からここにあったのである。
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目黒区長選挙の結果を見て(2016-4-18)

4月17日に投開票のあった目黒区長選挙の結果は以下のとおり。

33190 青木 英二(61)無現=自民、民進、公明、社民推薦
22814 小泉 一(65)無新=共産推薦
投票率26.02%

4月13日にこのブログで行った予測から見ると、投票率はまずまず。青木氏3万5千票以上、小泉氏2万票以上が目標となるだろう、との判断であったことからすると、小泉氏が善戦したともいえる。青木氏への批判票が相当あったものと理解すべきであろう。

青木氏を各政党が推薦したのは、当選確実だからということでの思惑をうかがわせ、それぞれの政党支持者がその推薦どおりに投票したかどうかは疑問である。

平成26年の衆議院選挙での共産党候補者の得票率は13%。平成27年の区議会議員選挙での同候補者の得票率が13.5%。これに対して今回の区長選挙で共産党のみの推薦を受けた小泉氏の得票率は40.7%にものぼる。

いずれにしても、4分の3の有権者は今回の目黒区長選挙に無関心だったということであろう。関心のある有権者の6割が現区長を支持し、4割が批判的である、ということであれば、そんなものかと納得できるのかもしれない。

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谷間の街の崖の上(2016-4-15)

渋谷は谷間にある街。道路の両側にはビルが並ぶので、坂は見えても丘が見えにくい。道路の横に並ぶビルの裏が崖になっていて、崖の上には狭い道があるだけの街のあることは、ほとんど知られていないのではないか。
地図に崖の部分を線で示した。
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そんな崖の上にある街への道玄坂からの入口はここ。地図では①の場所である。

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しぶや百軒店と記されている。

道路沿いに建てられていたビルが壊されて崖が見えるのがここ。地図では②。
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道玄坂小路から見える。

そしてこの崖の上の街にはこんな袋小路がある。通り抜けできないから人は通らない。③
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崖の上の街から道玄坂を見下ろすことのできる場所もある。④
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円山町の映画館ビルを見下ろすところも。⑤
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その街の一番奥には神社がある。⑥
静かな境内で参拝するのは近所の人たちばかりなのだろうか。
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崖の上の街の地下を井の頭線がくぐり抜けると踏切があり、神泉駅は2目のトンネルの中。⑧
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神泉の谷から崖の上の街へは階段であがる。⑦
この道を通る人もほとんどいないのだが、Bunkamuraまですぐの場所なのだ。
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渋谷は観光客らしき人たちで混雑している。観光ルートとは無縁の崖の上の街は、近隣の住民にとっても近道としてのルート以外には無用の街であるようだ。
そんな街であるからこそ、散策する楽しみがあるはずなのである。

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目黒区長選挙を占う(2016-4-13)

4月24日投開票の北海道5区衆議院補選は自公対野党連合ということで、その動静が注目されている一方、4月17日投開票の目黒区長選は、自民・公明・民進・社民4党推薦の現職に対し、共産推薦の新人ということで、関心は乏しいようである。

それでも、投票率を含め、その結果の評価には事前の分析が役立つ。

まず投票率であるが、現区長が最初に当選した平成16年が31.75%、第2期の平成20年が27.27%、
第3期平成24年が26.94%と下降傾向にあり、今回は候補者が2人ということもあって、更に投票率が少なくなることが見込まれる。一番少なかったのが平成6年の25.02%であるが、これを下回るワースト投票率になる恐れも否定できない。

選挙人名簿登録者数は227,612人で、仮に25%の投票率として計算すると投票総数56,903票。現区長の得票数は平成16年27,114票、20年35,515票、24年29,203票である。前々回は候補者3人、前回は候補者4人の中での得票であり、今回は2人ということであるから、それ以下で当選するにしても3万5千票は欲しいところ。

過去の2人候補者での区長戦での落選者得票数を見ると、昭和50年27,005票、昭和54年21.252票、昭和58年22,078票、昭和62年17,688票、平成10年20,968票である。落選者得票数は当選者批判票といってよい。平成10年の選挙での投票率は25.93%であったことからすると、3万5千票と2万票がそれぞれの陣営にとっての最低目標得票数になるのではないか。

そんな目で選挙結果を見守りたい。

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壁に囲まれた駒場と松見坂(2016-4-3)

駒場の地図をよく見ると、事実上の壁ではないかと思わせるものに囲まれている。先端研を含む東大の敷地と、旧陸軍用地で、現在は高校などの敷地になった、崖の上にある大橋2丁目の地域がその壁の中にあたる。明治維新以前はそこに徳川将軍の鷹狩り用地と幕府の薬草園があったので、昔からその周囲とは切り離されていたのかもしれない。

その中を世田谷と渋谷を結ぶ淡島通りが貫いているのだが、それ以外にはその壁の中に車で入れる道はわずかに4つだけなのだ。

壁の中に入る道に地図の上で①から⑥の番号をつけてみた。そして番号ごとに写真を撮った。

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①、駒場通りの入口で、東大駒場キャンパスに行く事実上唯一の道。
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③は東邦大学大橋病院と駒場高校方面に向かう急な坂道の入口で、いずれも淡島通りに出る。
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④も淡島通りに抜ける道で、やはり急な上り坂である。崖が壁を作っているのである。
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⑥は文化村通りから駒場に入る道。しかしここからは車が駒場を突き抜けることはできず、狭い道を通って淡島通りに戻るように出るだけで通り抜けには使えない。
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壁の外はほとんどが世田谷区と渋谷区。目黒区の他の地域とは壁の外を通り中目黒に向かう山手通りでつながるだけといってもよい。

その厚い壁をの中を淡島通りが世田谷と渋谷をつないるわけだが、その道を通過する時、信号機に表示されていなければそこが目黒区だと思わせるものはない。②と⑤を結ぶのが淡島通りである。

⑤は山手通りとの松見坂交差点。
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②は①と結ぶ駒場通りが淡島通りに出る世田谷区と目黒区の境界にある交差点。
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南北がこの壁に囲まれた地域で、渋谷と世田谷をつなぐ淡島通りの渋谷寄りにあたる距離にして200メートルほどの松見坂には、深夜営業の飲食店が並び、個性的な小さな美容院やファッション系の小さな店ができている。この「壁」の中の地域唯一の中央分離帯がある目抜き通りに面した街路のポテンシャルは高い。

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