目黒区長選挙を占う(2016-4-13)
4月24日投開票の北海道5区衆議院補選は自公対野党連合ということで、その動静が注目されている一方、4月17日投開票の目黒区長選は、自民・公明・民進・社民4党推薦の現職に対し、共産推薦の新人ということで、関心は乏しいようである。
それでも、投票率を含め、その結果の評価には事前の分析が役立つ。
まず投票率であるが、現区長が最初に当選した平成16年が31.75%、第2期の平成20年が27.27%、
第3期平成24年が26.94%と下降傾向にあり、今回は候補者が2人ということもあって、更に投票率が少なくなることが見込まれる。一番少なかったのが平成6年の25.02%であるが、これを下回るワースト投票率になる恐れも否定できない。
選挙人名簿登録者数は227,612人で、仮に25%の投票率として計算すると投票総数56,903票。現区長の得票数は平成16年27,114票、20年35,515票、24年29,203票である。前々回は候補者3人、前回は候補者4人の中での得票であり、今回は2人ということであるから、それ以下で当選するにしても3万5千票は欲しいところ。
過去の2人候補者での区長戦での落選者得票数を見ると、昭和50年27,005票、昭和54年21.252票、昭和58年22,078票、昭和62年17,688票、平成10年20,968票である。落選者得票数は当選者批判票といってよい。平成10年の選挙での投票率は25.93%であったことからすると、3万5千票と2万票がそれぞれの陣営にとっての最低目標得票数になるのではないか。
そんな目で選挙結果を見守りたい。
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