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「暮らしやすさ」の都市戦略(2016-2-19)

2月18日夜、下北沢の北沢タウンホールで、アメリカのポートランド市の街づくりを紹介しながら、世田谷区のことを考えるシンポジウムが開催された。
発言者は保坂のぶと世田谷区長の他、小林正美さん(明治大学教授)、宮台真司さん(社会学者)、松尾貴史さん(俳優)、藤村龍至さん(建築家)の顔ぶれであった。
ポートランドは、全米で住みたい街、環境にやさしい街、外食目的で出かける価値のある街、出産に適した街のそれぞれで1位になっているとのこと。公共交通機関を発達させ、自転車での通勤を奨励し、また古い建物を再生利用するということをしている。特に官民のパートナーシップによる意見形成のプロセスに学ぶことが多いとされる。

施設を作って課題を解決するのではなくというこれまでのやり方から、サービスで解決を考えるのがよい。ないものねだりからあるもの探しへ、と、住民が課題を自ら引き受けて考えることが必要ということ。役所は価値を創ることはなく、やることの質を考えない、という宮台さんの会場での発言には特に共感できるものがあった。

具体的な課題として、世田谷区の区庁舎再建と下北沢の再開発がある。下北沢の再開発をめぐっては行政訴訟があり、道路整備や高度規制などをめぐって異論がでている。すぐ近所のことでも、世田谷区民でなければ知らないことばかり。

3月18日には第0回の「暮らしやすさ都市戦略フォーラム(仮)」が予定されている。また、渋谷でも3月6日に「新しい渋谷とは」と題したパネルディスカッションが長谷部渋谷区長も参加して行われる。

地域の課題、行政の課題を他人任せにして不平だけをいうようなことであってはならない。「安全・安心・便利・快適」を超えた、尊厳のある生き方が人を幸せにするという。それは人のつながりにより実現できるとのことも、社会学者の意見であった。

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