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駒場東大前西口公務員住宅跡地の利用(2015-10-5)

2012年3月21日に書いた記事「駒場東大前駅前再開発の検討」へのアクセスが、ブログ全体での過去1ヶ月の7位となっている。検索して見ている人が多いからなのだろう。同じテーマについて書かれた他のサイトやツイッターも検索で表示されるので、本ブログと関係あると誤解されている方もいた。
一時期、マンションになるとの噂もあったが、目黒区で買い取れないかとか、さまざまな希望が出ているようである。

先のブログで3年半前に書いた私見は以下の通り。現在も変わらない。
「国が所有する土地を財政再建のために民間に売却すればよいというものでもあるまい。駒場にふさわしい公的機関の立地場所にすることも 当然選択肢になければならない。既に候補があるのかも知れないが、そこに住民の意向が多少は入れられるよう、意見は出しておくべきだ。」

まず、住民の意向である。
現在の静かな環境が維持されること。目黒区の高度規制が守られること。
この2点を前提にしてのことになる。

一方で土地所有者である国の立場。国といっても財務省というべきか。選択肢は次の4つになるだろう。
・外国人を含む民間に競争入札により売却し、国庫の収入とする。
・国の施設として活用する
・東京都に売却し都の施設として活用する
・目黒区に売却し目黒区の施設として活用する

住民の立場からすると、目黒区の施設として活用してもらえるとありがたい、ということもあるだろう。しかし、国有財産を目黒区民のために使えるようにするということが許されるものなのか。そもそも目黒区で財政的に可能なのか。都の施設であれば、公益性は確保できるかもしれないが、国ではなく、都として活用できることは何なのか。

折角の国有地。1万平米を超える敷地面積という。しかし、自動車でのアクセスに問題がないとはいえない場所である。その意味から大規模公共施設の立地として望ましいとは言い難い。

そこで一般の人たちのアクセスが限定される施設。研究施設などが考えられる。対象となる土地の立地上の優位性は、東大の先端科学技術研究センター、生産技術研究所に隣接していること。鉄道の駅前であることがある。

研究施設として新設されるのであれば、当然、国として重点的に予算を投入できる分野でなければならない。高齢化社会の医療・介護に関わる分野はそのような対象になるし、東京から離れた場所よりも病院や医学系大学が集中する東京の都心部にあることの優位性は高い。

そんなことから、たとえば、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の独自臨床研究施設などのスペースとして検討されていてもおかしくない。

競争入札での売却については、高度規制と道路事情による用途の制約から、希望価格には達しにくいのではと推測する。

井の頭線駒場東大前駅前という立地
151005

かなり広い
151005_2


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コメント

chimaです。

区道を介して駒場野公園と接続するので、目黒区が公園用地として取得する案があると思うのですが、今の目黒区にはかつて駒場野公園拡張用地を取得したときのような財政的余裕がないでしょうから、目黒区による取得はかなり難しいでしょうね。

そこで、今日的ニーズを踏まえて、特別養護老人ホーム用地として都が取得して事業者を募集し、定期借地権のもとで運営してもらうというのが現実的かなと思いますが、果たしてこの土地周辺の皆様に歓迎していただけるかどうか。。。

投稿: | 2015年10月 6日 (火) 08時54分

コメントありがとうございます。

特養の希望があることは聞いていますが、仮に駒場に特養ができたとしても入居条件から住民にメリットがあるかどうか。近所優先ということはないはずですし、駒場苑も近くにあります。

高級老人ホームが駅前にできることが未来を担う人たちに歓迎されるものかどうかも議論してよいかと思います。

陳情等がこれから出そうですが、論点をオープンにして、効率化できるといいですね。

投稿: 管理人 | 2015年10月 6日 (火) 11時09分

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