リニア中央新幹線の見通し(15-06-27)
渋谷駅の再開発が完了する予定の2027年は、リニア中央新幹線が名古屋まで開通する予定とされている年でもある。完成後は東京-名古屋間を最速40分、東京-飯田間も40分で結ぶとされる。
その計画の課題について、かつてその分野で仕事をした経験のある親しい人に聞いてみた。すでに解決されているのかも知れないが、確認のためのメモとして記しておく。
まず、糸魚川静岡線構造線の断層を貫く工事になるだけに、想定外のことがないとはいえない。
リニアモーターカーは無人運転で、しかも車輪がない。途中で止まった場合の処理ができるのかどうか。
路線の工事も極めて精密な技術を要するもので、それがスムースに進められるものなのか。
消費電力が極めて大きく、その供給と送電設備の対応が可能か。
更に、外かく環状道路の工事についての反対が多いように、地下掘削についての長距離に渡る住民の理解が得られるかどうかも気になるところである。
昨年12月のNHKのまとめを見ても課題は少なくないようであり、2027年開通の前提となるものが知りたい。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/206353.html