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駒場野公園で炭焼き(2015-3-1)

2月28日から3月1日にかけて、駒場野公園で炭焼きが行われた。駒場野ホタルの会が主催し、駒場野自然クラブ、駒場住区住民会議などの共催により実施するもので、平成11年から毎年行われている。炭焼きというと、炭焼きステーキのように炭火で焼く料理を連想しそうでもあるが、この炭焼きとは木を焼いて炭にすること。木炭を作ることなのである。

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そもそも炭とは何かが若い人には理解されにくくなっているのではないか。人類の長い歴史の中では重要なエネルギー資源であったにもかかわらず、ガスと電気の普及により、最近ではすっかり使われなくなってしまった。化石燃料の石炭も身近に見ることがなくなっている。60年ほど前には一般家庭の料理や暖房にも炭が使われていたけれど、最近は焼き鳥や焼肉の料理店で見る程度だろうか。

そんな炭を作ることへの関心が、最近の自然との共生といったムードの中からか、少しづつ高まっているという。とはいえ、炭焼きは簡単にできるものではない。炭焼きができる環境と、炭焼きの設備、それになによりも技術が必要である。駒場野公園には自然観察室を拠点に公園を管理するボランティア団体があり、そこに炭焼きの技術をもった関係者がいた。その方が岩手県で作ったドラム缶の設備を提供し、行政の協力も得て平成11年から続けられている。

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駒場野公園の雑木林管理で切った木材を半年以上乾燥させ、それを材料にしてドラム缶に入れ、外側からたきぎで8時間ほど燃やす。そして白い煙が透明になり、その煙の湿気がなくなったことが確認できると火を止める。それから空気を遮断して14時間後に釜を開けるという工程なのである。

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竹をくり抜いて作った煙突からでる煙の色を見る。
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1日目に火を入れて燃やし続け、夜にそれを地中に埋めて冷ます。翌朝は掘り出してドラム缶の中にできた炭を取り出す。

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炭を取り出したらすべては片付けられ、来年まで何事もなかったかのように埋め戻される。

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ドラム缶を使うという炭焼きは近代的と言われるかも知れないが、それでも炭焼きそのものは貴重な伝統文化である。日本だけではなく、世界中さまざまな形で木材による燃料ということで炭焼きはあったはず。そんなことに思いを馳せながら炭焼きを体験できることはすばらしい。

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