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2015年2月

区議会議員の定数(15-02-28)

目黒区の人口269,774(2015年1月)に対して区議会議員の定数は36人。渋谷区では人口217,008人に対して議員定数が34人なのであるが、世田谷区となると、人口874,677人に対して議員定数は50人である。目黒区の議員一人当たりの有権者数が8243人なのに対して、世田谷区は17,493人。世田谷区民の一票の重みは目黒区民の半分ということになる。無論議会が違うので公正さということからすれば、問題がないとはいえ、区議会の議員定数のあり方について考えさせられる。

ことの背景は世田谷区の人口の増加なのだろう。1955年、今から60年前の人口を見ると、世田谷区が523630人。目黒区が253941人である。議員定数の推移は見ていないが、目黒区議会の定数に世田谷区議会が追い付いていない、というのが実情と思われる。

とはいえ、前回の区議会議員選挙での当選と落選のボーダーラインが、目黒区で1300票台だったのが、世田谷区では2800票台。世田谷区で当選のための必要得票数は目黒区の倍ということになる。

更に、区議会議員の会派では、自民党が世田谷も目黒も同じ13人。共産党も4人で同数である。公明党は議員定数に比例するかのように世田谷で10人、目黒で6人と、組織力の強さをうかがわせる。また、民主党は世田谷が3人に対し目黒は5人と上回っているのが興味深い。世田谷は一人会派が7つもあるのが際立っており、区議会議員が国政の政党支部の議員がよいのか、ということになるのかもしれない。

これからはじまる区議会議員の選挙戦に向けて、関心がどこまで高まるのか、注目したい。

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目黒区長の所信表明(15-02-25)

2月25日付のめぐろ区報が配布されている。「住みたいまち、住み続けたいまち目黒に向けて」として、青木区長による所信表明の概要が出ているが、具体的な予算がからむ政策についてふれている部分を抜粋する。

〇人口構造の変化に伴う行政需要への対応という観点から、区有施設の見直しの具体化も重要な課題であり、段階を踏んで取り組んでいきます。

避難所の運営協議会への支援や、災害時の要配慮者対策などを進めます。
木密地域不燃化10年プロジェクトや、木造住宅密集地域整備事業都市防災不燃化促進事業などに取り組みます。

〇賃貸型や国公有施設を活用した私立認可保育所の整備など、保育所の定員拡大を図ります。また、認証保育所から認可保育所への移行支援を行うとともに、区立保育園の改築に合わせた計画的な民営化にも引き続き取り組みます。

〇東山小学校の改築や、区立小学校の通学路における防犯カメラの早期整備などに取り組みます。

〇10月から開始される社会保障・税番号制度への対応として、住民票などのコンビニエンストアでの交付を実施します。

27年度予算の詳細は以下で見ることができる。
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/zaisei/yosan/gaiyou27.html

これからはじまる区議会議員選挙の候補者の皆さんはもちろん、投票する方でもこうした政策を踏まえ、誰がよいかの判断ができるようにしたいものである。

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4月は区議会議員選挙(15-02-22)

東京の区議会議員選挙は4月19日告示で4月26日の投票。候補者も揃ってきたようである。目黒区議会議員選挙の投票率は昭和46年の72%をピークに下降の一方で、昭和58年には50%を切り、平成15年に36%まで落ちて、前回23年の選挙では39%であった。

目黒区内に転入して来た人や、これから先住み続ける予定のない人であれば、投票することは無駄だということにもなりそうである。一方、そのような人たちがそのときの気分で投票し、選挙結果に影響を与えるようでは困るという考えもありそうだ。

だから40%前後というのは妥当な数字なのかも知れない。

とはいえ、選挙は民主主義の基本。政治を勉強するなら身近な選挙を感じることである。政治はテレビや新聞の中にあるものではない。今ではインターネットで地元の議員に簡単にアクセスできるようになっているから政治は身近なはず。区議会議員も政党に所属していれば国会議員にも通じているのだ。テレビや新聞の意見を聞かなくても、各政党に直接聞いてもよいのではないか。どうせ誰に対しても正しい意見などほとんどあるまい。

23区もある東京の各区の議員選挙の報道はマスメディアではむずかしいだろうから、投票日までこのブログでできるだけ紹介していきたい。候補者の方への取材も可能な限りしてみる。

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円山町の本が出た(15-02-12)

渋谷の繁華街の裏にある円山町。ラブホテルの街というイメージが一般的だろうか。英語ではラブホテルヒルと名付けられ、外国人には渋谷の観光名所になっているようでもある。
しかし、そこに入る道が限られている上、通りにくい雰囲気でもあるため、渋谷駅からすぐそばなのにその街を知る人は案外少ない。渋谷で生まれ育った人だと、子供の時から行ってはいけない場所と教えられるそうで、警戒心のようなものすらあるようなのだ。

そんな円山町のすべてが分かる本が出た。本橋信宏著『迷宮の花街 渋谷円山町』が宝島社から今月出版されたのである。

各章のタイトルは「花街の記憶」「円山芸者」「丘の上のホテル街」「風俗の街として」「18年目の東電OL事件」「密会場所に向かう女たち」「死と再生の街」といった具合なので、一般の円山町イメージそのものかも知れない。だから円山町は・・・ということになるとしても、そうしたいわば猥雑性が都市の魅力でもあるはず。

実名を挙げての取材に基づくもので、渋谷の特徴を理解する上でも役立つだろう。大人の渋谷はここにある、といってもよい。


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インターネット時代の報道(2015-2-4)

3日、外務省がテレビ朝日に対し、2月2日「報道ステーション」における「シリアにおける邦人人質殺害事件につき報じる中で,総理の中東訪問に関し,「そもそも外務省関係者によれば,パリのテロ事件もあり,外務省は総理官邸に対し中東訪問自体を見直すよう進言していた」旨報じ,また,エジプトで行われた総理の政策スピーチに関し,「外務省幹部によると,この内容についても総理官邸が主導して作成されたという」と報じるなど,あたかも外務省の意に反して,中東訪問が行われ,スピーチの当該部分が作成されたかのような報道」があったとして、これに抗議し、訂正を求めている。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/prs/page4_000955.html

テレビ朝日は情報源は秘匿するとして、外務省関係者への取材によるものと弁明する可能性もあるが、報道機関が発する情報に対する信頼性にかかわることになるだろう。
週刊誌などによる真相調査もありそうだ。

また、アラブ研究者で東大先端研の池内恵准教授は、テレビ番組での専門家とキャスターとのやり取りを録画し、それを文字化する作業をしている。専門家がどのような発言をしているのかを記録するものだが、テレビキャスターの資質も問われることになる。
https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi?fref=nf
(「イスラーム国」日本人人質事件オーラル・ヒストリーのタイトルのある記事)

いずれも、テレビ番組での発言が記録され、批判の対象となり、それがインターネットでテレビを見ない人たちにも拡散されるようになっているのである。

これまで、政府はメディアに批判されるばかりであったが、インターネットを通じて、メディアによる報道を事実と違う場合は抗議することが容易となる。
誤報の代償が多くなると報道の自由が制約されるとメディア側は警戒するかも知れないが質の悪い報道は不要である。

メディアの取材の対象であった政府や専門家が、これまでの購読者や視聴者に直接伝えるようになっているのである。

メディア企業の立場からすれば辛いところであろうが、インターネットの利用が広く行われるようになった今、これまで通りではすまないことは確かである。

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