円山町の本が出た(15-02-12)
渋谷の繁華街の裏にある円山町。ラブホテルの街というイメージが一般的だろうか。英語ではラブホテルヒルと名付けられ、外国人には渋谷の観光名所になっているようでもある。
しかし、そこに入る道が限られている上、通りにくい雰囲気でもあるため、渋谷駅からすぐそばなのにその街を知る人は案外少ない。渋谷で生まれ育った人だと、子供の時から行ってはいけない場所と教えられるそうで、警戒心のようなものすらあるようなのだ。
そんな円山町のすべてが分かる本が出た。本橋信宏著『迷宮の花街 渋谷円山町』が宝島社から今月出版されたのである。
各章のタイトルは「花街の記憶」「円山芸者」「丘の上のホテル街」「風俗の街として」「18年目の東電OL事件」「密会場所に向かう女たち」「死と再生の街」といった具合なので、一般の円山町イメージそのものかも知れない。だから円山町は・・・ということになるとしても、そうしたいわば猥雑性が都市の魅力でもあるはず。
実名を挙げての取材に基づくもので、渋谷の特徴を理解する上でも役立つだろう。大人の渋谷はここにある、といってもよい。
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