渋谷のハロウィンとクールジャパン(2014-11-2)
昨夜の渋谷はセンター街を中心に、ハロウィンの仮装で身を包んだ大勢のひとたちが通りを埋め尽くした。ハロウィンとは無関係にコスプレを楽しんでいるようでもあったが、一部のマニアだけではなく幅広い層の人たちが集まったことは間違いない。ハロウィンのイメージに沿った主催者のないお祭りなのである。
スクランブル交差点では警察官による交通整理で安全を確保していた。サッカーの試合後の騒ぎとは違い、大声を出したりすることはないものの、その数ははるかに優っていた。
警察や駅関係者がどこまで想定していたのかは分からないが、想定外ではないものの予想を上回るものであったろう。
これをバカ騒ぎと嘆く人の方が一般的なようでもある。しかし、これだけ人が集まることの意味は大きい。しかも実行委員会などを作って経費をかけて集客する数多くのイベントと比べると、極めて効率的かつ効果的な結果を出しているはずである。計画的なイベントも一部にはあったにせよ、渋谷だからというだけの理由で人が集まったことは評価されてよい。
一方で、主催者がないから責任の所在がない。ゴミが出たりしたりで、迷惑だろうとの憶測もされている。それでも、それなりの経済効果はあったろうし、世界から渋谷のハロウィンは面白いとの評価が広まって悪いことはない。渋谷でハロウィンを見物しようとか、仮装して参加しようかという人がこれから出てくれば、大きな成果といえないだろうか。
来年は渋谷のハロウィンで、どれだけ世界から観光客を集めることができるか、ということになるのかもしれない。クールジャパンのプロモーションとなることは間違いあるまい。ただ、行政は積極的に関与するより、警備や外国人サポートなど、裏側で支えた方がよさそうだ。


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