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渋谷駅の歩き方(2014-10-4)

東横線の渋谷駅が昨年春に地下に潜ってから渋谷駅の評判が悪い。それまでは東横線のホームが山手線ホームの隣にあって迷わず乗り換えられたのが、今はどこに行ったらよいかが分からない。地下に向かう入口から降りて行って、それからどの改札口に行くのか迷う。改札口から更に地下深く降りていかなくてはならないから大変である。

そしてなぜか建築家の安藤忠雄氏の設計に問題があると事実に反する批判すら聞かれる。安藤忠雄氏が地下駅のデザインを担当したことは事実だし、「地中船」と呼ばれて話題になった。しかしそのことが現在の不便さの原因であると考えるのはなぜだろか。

いうまでもなく、不便さの第一はホームへの道筋が極端に長くなっていること、第二は工事中という事情からである。確かに地下5階にホームがあることは不便である。それでも最近は地下深いところにホームのある例は少なくあるまい。将来は地上とエスカレーターでスムースに結ぶようになるはずである。ただそれには早くても2020年まで待たなければならないのだが。

また、東横線ホームが地上にあったことを知らない人がこれから増えていくことは間違いない。同様に渋谷駅が完成する2027年の渋谷駅を利用する可能性のある人は、現在の渋谷駅利用者の中でどれほどいるのだろうか。

なのに渋谷駅の過去と未来の物語が目立つのが気になる。過去を知らない、未来も無縁、そんな人たちのためのガイド。渋谷駅の「今でしょう!」、今の渋谷駅を「ありのままに!」と古くなった流行語で表現するような渋谷駅ガイドは無用だろうか。「渋谷駅・今月の歩き方」とでも題して、このおそらく世界一複雑な駅を紹介するのはどうだろうか。地上4階(井の頭線アベニュー口)から地下5階(東横線ホーム)まで、9フロアにわたり、渋谷の中心市街地をカバーする渋谷駅の全貌は、その複雑さと工事が進むごとに変化していく様子を観光資源にしてもよいのではないか。

そんなことをリニューアルする渋谷WESTでできないものか考えている。

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