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ごみについての勉強会(14-8-30)

「これからの社会とごみについての勉強会」が主催する「これからの社会とごみ連続セミナー」の第1回が今日、自由が丘住区センターで開催された。
11月15日までの第4回までの日程が決まっていて、毎月1回のスケジュールで勉強会を行うことになっている。

今日は「目黒区のごみと資源」と題し、目黒区清掃リサイクル課からの目黒区のごみ全般に関する説明を受けた後、目黒区の住民で経済学者の斎藤修一橋大学名誉教授から、目黒清掃工場の数値データをベースに「23区における目黒区のごみ」についてその位置づけのお話しがあった。

目黒区は23区のなかでは、自区内のごみ処理責任を果たしたうえで、他区のごみ処理に貢献している。2012年度の実績では、目黒清掃工場でのごみ処理量の目黒区内分の比率は38.8%。20ヶ所ある各清掃工場の他区ごみ焼却比率は2008年~12年平均で、54.6%と続く有明、墨田、中央の4工場とほぼ同じではあるが、トップ。反対に、大田清掃工場では他区ごみはゼロである。一方、各区の他区工場依存度を見ると、中央区が0.5%でほぼ全量自区内で処理しているのに続き、目黒区は2.8%で3位。千代田、新宿、文京、台東、中野、荒川は100%他区に依存している。
また、目黒清掃工場では、容器包装プラスチック類が分別されていない他区(世田谷・渋谷)のごみも引き受けており、その比率は30%にも上る。

目黒清掃工場は、1991年に自区内処理の原則」により建設された工場として竣工した。ところが2003年からは、自区内処理から共同処理への方針の転換があり、「23区は工場のある区もない区も相互に協調・連携し、全体の責任として、特別区の区域から排出される一般廃棄物の安定的な中間処理体制を確保すること」となった。
一方、23区のごみ排出量は1990年の年間480万トンをピークに毎年下降し、2013年には280万トンとピーク時の60%を切る実績となっている。

にも関わらず、2014年2月に目黒清掃工場建てかえ計画素案説明会が、現在の600トン規模で示されている。

清掃工場の建て替えは東京二十三区清掃一部事務組合(一組)の起債により行われ、利用する区が応分の負担をするそうだが、区議会での予算審議の対象外らしい。

周辺の環境問題もさることながら、建てかえによる区の負担の問題も含め、この問題についての議論の情報開示と、区民への納得のいく説明が求められよう。

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