モスクのある街(14-5-2)
モスクあるとそこにはバザールがあるはず。門前町ということで、参詣者を対象とする店が並ぶのは世界中で見られる光景だろう。しかし、東京で最大のモスク、代々木上原駅そばにある東京ジャーミーは、門前町をなす状態とはほど遠い高級住宅地にある。
現在の建物はトルコ共和国が所有しトルコ共和国内からの募金で2000年に竣工したものであるが、もともとはロシア革命によってソ連から日本に亡命してきたトルコ系の人たちが日本の支援を得て始めたものである。
日本在住のイスラム教国の人では、現在、インドネシア、マレーシア、パキスタン、バングラデシュからの人たちが多く、トルコの人はインドネシアの10分の1ほど。イスラム教徒にとっての国に対する意識がどんなものかは知らないが、国や民族の壁を超えて東京ジャーミーに集まっているのだろう。
イスラムというと、ともするとテロリストかオイルマネーを連想させられそうなご時世。迫害を受けて日本に逃れてきたイスラムの人たちを受け入れた先人たちの度量を見直したい。
http://www.tokyocamii.org/publicViews/home/lang:jp
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