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駒場キャンパスで中国の課題を伝える映画と講演(14-5-10)

1989年6月4日に北京で起きた事件から25年目の春。中国で非公開の会合を持っただけで今月拘束された人たちがいる。日本でその人たちとつながりのある大学の研究者の人たちにより「 徐友漁氏らに対する拘留にあたっての憂慮と希望」いう声明文が5月9日付けで出された。宛先は「良識ある中国の皆様へ」としている。
その声明文が配られたのは、東大駒場キャンパス内に新しくできた校舎内。アメリカやフランスで活動する中国人知識人を取材した映画『亡命』のダイジェスト版を、その映画の監督である翰光氏の解説で見た後、大学教授になるはずだったがその事件のためになれなくなったという栄剣氏の講演があった。大学のホームページに一般の人を対象とするイベントとしての案内があっただけで、キャンパス内に告知はなく、定員200人の会場に学生を中心とする100人程度の参加者であった。
会場にはNHKのテレビカメラが入っていたが、今朝「天安門事件」で検索したところ、終了後まもなく、NHKニュースで流されたことを知った。 ニュース映像には中国人留学生のインタビューがあり「天安門事件をはじめて知った」とのコメントも。
栄剣氏の講演は中国の国内の諸矛盾を上げるとともに、日本の良い点、悪い点にも触れたが、時間がなくて準備した原稿すべてを紹介することができなかったようであった。しかもそれは中国では公開できない内容だという。
日本の良いところはエリートが迫害されていないこと。そして悪いところはエリートが独立していないこととも。故国に帰ることが許されない中国の知識人が、日本にも少なくなからず滞在しているのだろう。政治から自由な立場であるべき大学が、そういう人たちとの交流の場となってほしいし東大、駒場キャンパスはそれにふさわしいといえるだろう。

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