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都知事選のスタート(14-1-23)

都知事選がスタートした。年末までは無所属ながら政党が支援・支持する宇都宮健児、田母神俊雄、舛添要一の3候補の争いと見られていて、舛添候補楽勝かとの雰囲気もあった。そこに1993年から94年にかけて8ヶ月余りの期間内閣総理大臣を務めた細川護煕が立候補することになり、2001年から2006年までの5年半に渉って総理大臣の地位にあり、自民党の看板のような立場にあった小泉純一郎と組んで街頭演説をすることになったのである。政党は他の人の応援演説などは受けず、二枚看板で勝負に出たともいわれる。郵政民営化に替わるワンフレーズは脱原発。宇都宮候補の票を奪うことにはなるのだろう。

自民党都連の「TOKYO自民党」というサイトにある掲示板を見ると、党として支援する舛添候補を批判し、田母神候補を支援する意見が多い。安倍首相を支持する田母神氏というような表現もある。自民党が除名した候補を支援するのは納得できない、との声が党内に多くてもおかしくないし、田母神候補の考えに共感する議員も少なくないはず。片山さつき、小泉信次郎といった応援演説を期待されていた国会議員からの支援も断られている。
田母神候補はニコニコチャンネルの応援演説タイムシフト視聴が1567でトップ。2位の細川候補の878、3位のマック赤坂候補566、4位の舛添候補549を大きく引き離す(23日午後8時時点)。

そんな中、締め切りぎりぎりで立候補したのが家入一真。ネット系の起業家で35歳。ポスター掲示も街頭演説もせず、ネットで選挙運動を行い、ネットで提案を集めて政策を作るという人物。堀江貴文が供託金300万円の貸与も含め全面協力している。従来の選挙のやり方を否定するものだが、選挙運動をせずに都知事に当選した、かつての青島幸夫とは違い知名度がないだけ、どこまで票を伸ばせるのか。

メディア企業による情勢調査はこれからのこと。過去の選挙の結果から推測することは難しい。報道される有権者の声やコメンテーターの声よりも、ツイッターから流れてくる情報に真実味を覚える。いずれにしてもインターネットにより若い人たちの関心が高まり、投票率が上がることだけは期待したい。

140123


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