ワインバー「遠藤利三郎商店」の開店(13-11-29)
旧山手通りの神泉駅入口交差点から神泉仲通に入るところに、昨夜ワインバーがオープンした。その名は「遠藤利三郎商店」とワインバーらしからぬ名前で、旧山手通りに面したワインセラーをもつワインアパートメントの建物の神泉仲通に面したところにその入り口がある。隣の酒店の看板と比較すると、控えめな店名表示である。周囲は本格的なワインバーがそこにあるという雰囲気の環境ではない。
事務所に入るようなドアを開けて中に入ると、高い天井まで並べたワインボトルの列が目に入る。奥は厨房で、中2階がテーブル席というコンクリートをむき出しにした倉庫のような内装も魅力的。ワインの品揃えに加え、料理も手の込んだものになっていて、しかも価格はカウンターの店としての設定になっているから一人でも気軽に使える。
東京の飲食店めぐりは、ある特定の街を背景とするのではなく、店を目指してタクシーで訪ねることが多いようでもある。広域圏をネットでキーワード検索したりして好みの店を探すようになっているからだろう。この近くだと、恵比寿、池尻、中目黒にそんな店が多いのではないか。
この「遠藤利三郎商店」の近くだと、神泉駅入口交差点横には寿司屋の「菊地」が、またその先にはうなぎの有名店「いちのや」があって、そこを目指したタクシーでの来店客も多い。ラーメンの「麺の坊砦」も遠来の客を集める。
しかし、特定の店を目指しての来店を期待するより、その街に魅力を感じて来てもらえるようになってほしい。12年目に入った渋谷WESTは「ワインを楽しむ食と文化のまち」として今日リニューアルし、Bunkamuraから目黒天空庭園に至るまちの魅力を伝えていく。ワインのまちとして訪れる人の増えることを期待して。
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