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恋ちゅん現象(13-11-14)

テレビで流行の歌が流れなくなったのは何年前からのことだろうか。NHKの朝ドラの主題歌など、番組やCMの曲として流れてくるものはあっても、歌手が新曲をテレビで披露する機会があるのかどうかも良く知らない。年代を超えて愛される歌というものはなくなったといってよいだろう。
そんな時代に、2010年以来ヒットチャートを独占しているAKB48が今年の8月に発売した曲『恋するフォーチュンクッキー』が年代を超えて知られるようになりつつある。その歌に合わせて踊るシーンを合成して自治体や企業などのプロモーションにすることが行なわれているのである。現時点では公式だけで20ほどのバージョンがあるようだが、日々新たに公開されるバージョンをYouTubeで見ることができる。
「未来はそんな悪くないよ」「人生捨てたもんじゃないよね あっと驚く奇跡が起きる」という歌詞にあわせて明るく踊る映像は時代の空気にぴったりといえるのでなかろうか。
これまでに登場している人物として、県知事には神奈川県、佐賀県、山梨県。市長では大分市、甲府市、国立市。有名人は田原総一郎、堀江貴文、倍賞千恵子、林真理子、勝間和代、井沢元彦、湯川れい子、茂木健一郎、川島なおみ、といった顔ぶれがある。
自治体のものについては「税金返せ!」といったコメントはともかく、軽率との評価もあることだろう。それでも、これから様々な組織で制作されたものが発表されそうである。東京だとどこの区長がその気になるかに注目したい。
いずれにしても、これから年末に向けてあちこちで「恋ちゅん」を踊る場面を見ることになるのではないか。久々に誰もが知っている曲が出現したといってよい。
とりあえず見ごたえのある神奈川県バージョンを貼り付ける。


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