ワインで楽しむ文化のまち(13-10-16)
「渋谷WEST」のサイトを始めてから12年目に入った。しかし、その範囲は変動している。当初は円山町、神泉町、松濤、駒場、青葉台4丁目、大橋2丁目の住居表示の地域を対象としていた。渋谷区と目黒区を分けた時期もある。その後、サイトの閲覧対象を拡大できるのではとの期待から、渋谷109とマークシティ横のエリアを加えても見た。しかし、結果的には店のフォローをしきれないということもあり、現在は109周辺ははずし、東急本店の向かい側のエリアと百軒店までにしている。それでも、東急本店前と百軒店地区は、それぞれが円山町までの落着いた街並みとは違うのがひっかかる。
やはり「渋谷」とは一線を画して初心に帰り、「神泉・駒場周辺地域情報」とした方がおさまりがよさそうなのだ。だから、渋谷WESTはBunkamura前から山手通り側の文化村通り、神泉仲通、道玄坂上交番から目黒川までの国道246号線、目黒区内の淡島通り、それに旧山手通り沿道を対象としよう。同じビルのフロアーごとにいくつもの店があることがほとんどないエリアに限るのである。
そうしてこのエリアを「ワインで楽しむ文化のまち」と呼んでみたい。ワインを楽しむ店が多いことと、その雰囲気のあることからである。そのイメージにふさわしいワインをそろえる飲食店の開店が、特に最近、このエリアで続いていて、そこに人が集まってくる気配がある。Bunkamura、旧山手通り、代官山蔦屋書店に、文化のシンボルとしての東大と、観光のシンボルとしての目黒天空庭園を加え、それらをつなぐまちということになる。
行政にも商店街組織にもなじまない地域振興のビジョンである。現実は、うれしいことに、これまでの10年を振り返ると少しづつ実現の方向に向かっているようなのだ。「サラヴァ東京」の開店、文化村通りの整備、「代官山蔦屋書店」による旧山手通りのイメージアップ、「ワインアパートメント」の竣工がこれを裏付けている。
「渋谷」は世界に通じる貴重なブランド。「渋谷WEST~ワインで楽しむ文化のまち」として世界にアピールできるようになることを夢としよう。
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