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2013年9月

渋谷区総合庁舎と渋谷公会堂の建て替え(13-09-30)

1964年の東京オリンピックでは、現在の代々木公園が、オリンピック競技会場、選手村として整備され、その年に総合庁舎と共に竣工した渋谷公会堂は重量挙げの会場ともなった。それから半世紀を経て、昨年来、建物の耐震性に問題があるとのことで、耐震補強か建て替えかで検討されていたが、この9月10日、「渋谷区総合庁舎の建替えを求める決議」が渋谷区議会で賛成多数により可決された。
渋谷公会堂と共に、高層化して賃貸オフィスや住居として利用できるようにする案で、建設費の相当部分を充当する計画のようではあるが、現在の敷地に建設するにあたっては、庁舎の解体をどのタイミングでするのか、事務所はともかく、区議会の議場をどうするのかが課題となろう。
現在2014年度末に竣工予定で建設中の、地上49階の豊島区庁舎は、1階の一部と3階から9階までを庁舎として使い、他は店舗・事務所・共同住宅になる。建て替えられる渋谷区総合庁舎も同様な形になりそうだ。
2020年夏の東京オリンピックには間に合わせたいだろうし、工事期間は3年以上だろうから、ぎりぎりのスケジュールとなる。ゼネコンからはさまざまな提案が出ていることだろう。
計画に当たっては、どれだけ透明性が確保できるかも気になるところである。

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こまばのまつり(13-09-27)

駒場のお祭りということでは、大橋氷川神社の例大祭が8月末にあるけれど、これは地域全体のお祭りではなく、特定の宗教行事ということになるらしい。目黒区としては9月にSUN祭りがあって「さんま祭り」とも呼ばれ、全国的にも知られるようだが、駒場からは遠いところでのイベントのようにも見える。
駒場祭は、地域の祭りではなく、東京大学教養学部の学園祭として知られ、その来場者は多い。ちなみに駒場高校の学園祭は都駒祭 日本工業大学付属駒場高校は日駒祭となっている。
ここで地域のお祭りといえるのは、平仮名で表記する「こまばのまつり」。駒場住区住民会議の役員による「こまばのまつり」実行委員会の主催で自主的に実施するものである。場所は駒場野公園。井の頭線踏み切り前の正面入り口から、淡島通りに面した拡張公園までの広い範囲が会場となる。駒場小学校の児童や保護者の来場が目立つといえよう。
その目玉ともいえるのがケルネルたんぼで行なう「かかしコンクール」であり、昨年は40点を超すかかしの出展がなされた。さまざまなアイディアで作られたかかしのコンクールで、祭りの後も1ヶ月ほど会場に展示される。ただ、その他にどんな出展があるのかは当日にならないと分からないが、去年と変わらないことだろう。配布するプログラムを作る予算も手間もないはず。無論インターネットによる案内はない。ともかく、毎年同じことをやって次世代につながることがお祭りなのかも知れない。神社のお祭りはそうして何百年も続いてきたといえるのではないか。
いずれにせよ、「こまばのまつり」で検索するとこの記事につながるようになることを期待する。今年2013年9月27日の開催は10月6日(日)。天気に恵まれることを祈るものである。

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松見坂に本格シェフのビストロ(13-09-26)

松見坂の坂を上がった駒場側、以前肉料理店だったスペースにフレンチビストロが今月誕生した。「本格シェフと本物素材を楽しもう!」ということで、手軽にフレンチを楽しむことができるというのがコンセプト。外に看板がないのは常連客の隠れ家を狙ってのことのようで、店の名前は「エギャリテ」。フランス語で平等を意味し、誰にでもフレンチをという想いからとか。
伊豆半島の付け根の丹那盆地から牛の堆肥を利用した酪農ファーム野菜を取り寄せ、根菜類を中心とする自然素材の美味しさを堪能していただきたいという。
野菜を供給する酪農ファームの企画部長もしているオーナーの柴田泰枝さんは、8年間フランスに留学をして、現在もフランス語を教えたりもしているというフランス通。シェフのゆうさんは、フランスや東京の高級フレンチの店で腕を発揮してきた人物である。
ランチタイムの営業もしていて、しかも火曜日が定休で日曜日にもランチができるのは、このあたりの住民や仕事で来る人にはありがたい。また、地域密着ということで、渋谷WESTおしゃべりサロンにも顔を出してくれるというのがうれしい。

看板を出さない外観
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カウンター席とテーブル席で気軽にフレンチを
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手書きのメニュー
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オーナーの柴田泰枝さん
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シェフのゆうさん
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円山町に料亭が復活(13-09-20)

料亭が接待の場として東京で賑わったのはもう今から50年も昔のことだろうか。花街として1913年(大正2年)に三業地に指定された円山町も今年でちょうど100年になるわけだが、花街は衰退してラブホテル街となり、芸者を管理する検番もなくなってから久しい。
そんな歴史の中で、昭和26年(1951年)に創業した円山町の料亭『三長』が、これまでの建物の改装工事を終えて今月新たに開業した。場所は道玄坂地蔵のあるところで、隣も料亭の良支(よしき)。周囲はラブホテルという環境ではある。
そのホームページには、「大人が心から楽しみ、委ねられる空間を。日本文化を堪能し、都会の喧騒の中で、非日常の世界を。先駆ける者と、後を駆ける者の出会いを。選ばれた方のみが集う場所に・・・」とある。夜の部は完全予約紹介制となっているが、店の入り口にはメニューが出ている。昼は4時間以上の貸しスペースとなり、料亭の雰囲気を味わうことができるようだ。
かつては政財界の大物が来ていたという円山町がこれを契機にどのような街になっていくのか。散歩しづらい街ともいわれているが、迷路のような道を探索してみると楽しい。

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香と音を楽しむ空間(13-09-19)

文化村通りの松涛郵便局交差点にある1階がファミリーマートのビルの5階にあるアートのライブスペース「アツコバルー」で、9月29日まで「シェアリング・バイブス|共振する場、そして私」展と題する展示を行なっている。展示内容は、暗渠となった渋谷の川につながる100箇所のマンホールの音を聴く写真と、そのれらのマンホールから聞こえる水の流れる音。そして「匂いのアート」である。匂いといってもマンホールに匂いではなく、木の匂いを感じさせる香料が吊り下げられている。

渋谷にきれいな水の川が流れていたのはずっと昔のこと。汚いがゆえに暗渠とされたはずだ。水の流れは想像の中にあり、その音を聞きながら、自然の香りを楽しむことで、外に見える渋谷という喧騒の街にいることを忘れさせる。

そんな空間がビルの5階にあることを知る人もなく、松涛郵便局の隣にあるビルのポスターを見てエレベーターのボタンを押すには勇気がいるかもしれない。Bunkamuraや東急本店内の書店の帰りにでも寄る価値のある場所なのだろうけれど。
http://l-amusee.com/atsukobarouh/schedule/2013/0911.php

渋谷の地図と窓から見える街
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会場につるされた香りの容器
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水の音を聞いたマンホールの位置を示した地図
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第1回の渋谷WESTおしゃべりサロンを開催(13-09-18)

地域の課題を探りながら楽しくおしゃべりをする会がスタートした。場所は駒場住区センター。今日の参加者は92歳から60前後の人までの11人で男性6人、女性5人という内訳となった。青葉台4丁目と大橋2丁目の住民が一人ずつで後は駒場に住んでいる。とはいえ、小学生の時から駒場に住んでいる人は一人だけ。さまざまなプロフィールの人が集まって目黒区や駒場について抱いているイメージが紹介された。

第1回の今日は開催の趣旨と運営方法について説明の後、参加者の自己紹介をし、続いて、新聞やテレビの地域情報発信が極端に少ない目黒区のメディア状況について、マスメディアの専門家から具体的な説明をいただいた。目黒区の出来事がマスコミで紹介されることはほとんどなく、さんま祭りのニュースがテレビで流されるので、そのイメージが強くなるようだ。

目黒区のイメージについての意見交換では、地味な目立たない区であることでほぼ一致。外から見て、駒場が目黒区であるとの意識が乏しいことも確認された。

円山町の話題から芸者一般の話になると、男性と女性では見方が違ったりもするが、日本文化の中での芸者についての理解については手に負えないほど難しい問題なのかも知れない。それこそ日本社会の歴史認識の問題であり学会レベルの議論が必要なのだろう。

駒場東大前駅西口の公務員宿舎跡がどうなるのか、駒場野公園のケルネル田んぼが一般開放されないのか、といったことも話題になる。

具体的な目的がないからとりとめもないが、さまざまな発見があることは間違いない。会を重ね、地域に対する理解と交流が深まればそれだけで意義深いものといえるだろう。

次回は10月10日(木)午後2時からとした。この地域に関心のある方の参加をお待ちする。

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文化村通りの蕎麦割烹(13-09-16)

渋谷駅から井の頭線で一駅の神泉は、渋谷駅から歩いて行くことが多いせいか、渋谷の一部のように扱われている。その違いはもっと知られてほしい。
しかし、神泉、つまり神泉駅周辺といっても、円山町、神泉町、松涛と、性格の全く違う地域からなるのでイメージづくりが難しいのだろう。高級住宅地、オフィス街、花街のなごりのあるラブホテル街を一つの街として扱うには無理があるし、それぞれの地域が隣の地域と連携することも考えにくい。結果としては、渋谷周辺ということでそのイメージを抱えたまま、各足の少ない「隠れ家の街」ということにされてしまう。そのため、どこにでもあるような店を出すのではなく、経営者のこだわりで勝負することになるのではないか。
文化村通りから松涛公園に入る角に8月31日にオープンした蕎麦割烹の『知花』(ちはな)もそんなこだわりのある店。蕎麦は10000円、6300円、3600円のコース料理の最後に出てくるというスタイルだ。日本橋小舟町の『仁行』で修行したということで、メニューも似ている。日本橋の客が松涛に顔を出すということもあるのだろう。このエリアにまた新たな個性が誕生した。

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淡島通から東急本店へ(13-9-11)

淡島通の若林折返所から東急本店前に出て渋谷駅前を通り過ぎ、246の道玄坂上に出て淡島折返所に帰る東急バスの新路線が8月30日に新設された。松見坂下から山手通を通る近道ではなく、青葉台四丁目の停留所を通り、旧山手通りから渋目陸橋下の松涛2丁目交差点で文化村通りを下る。東急本店前のほかには新しい停留所はない。
淡島通沿道の住民が東急本店に行くための路線のようで、若林折返所の始発が10時30分で東急本店前発の終発が19時となっている。当然Bunkamuraに行くにも便利だから、渋谷駅周辺の喧騒を嫌う人にはありがたいのではないか。東急本店前が一つの街として見直されるきっかけにもなるものと期待する。

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2020年の渋谷(13-9-8)

2020年には東京でオリンピックが開催されることが決まった。7月24日から8月9日までの猛暑の期間ではある。東京周辺は7年後の2020年を意識した計画が本格的に展開されることになる。
とはいえ、競技会場となるのは中央区・江東区の「東京ベイゾーン」を中心に、千駄ヶ谷の国立競技場、原宿の代々木体育館、両国の国技館、千代田区の武道館と、確かにコンパクトである。選手村となる晴海と千駄ヶ谷を結ぶ線の整備が最優先となるのか。築地市場の移転、国立競技場の立て直しといったことの他は案外後回しにされるものもあるかもしれない。
渋谷駅の再開発については、2017年に246の南側の東横線旧ホーム跡地にホテルを含むビルが完成している他、2020年に渋谷駅の東棟は竣工しているものの、その他は工事の真っ最中。全体として工事現場の感は否めまい。
むしろ東急本店から神泉にかけての路地エリアがクールジャパンということで評価されるようにはならないものか。再開発をする必要などなく、多彩な顔ぶれの人たちが集まるようになり、店の数が増えればよいだけである。整然とした街並みではない、アジア的混沌を感じさせる場所は魅力的でないはずがない。その事実が伝わればよいのである。
渋谷区庁舎も建て替えられる。センター街からNHK放送センターに向かうエリアでも建築計画があるのだろう。
渋谷に限らず2020年までに整備しなくてはならないものと、そうでないものとの線引きもありそうだ。消費税が2020年で10%なのかそれ以上なのかということは忘れよう。

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シャッター商店街(13-09-05)

日本中どこでも物を売る商店の数は減っている。スーパーやコンビ二、あるいはネットショップでの買い物がこれまでの商店の客を奪ってきたことはいうまでもない。市場は常に変化しているわけだから、その流れを止めることはできない。シャッターを降ろした物販店の後は飲食店になったり、集合住宅になったりしているところもあるが、そのまま放置されているケースも少なくない。10年以上シャッターを降ろしたまま、というのも珍しくないようだ。建替え費用を回収するのが難しいとか、いろいろ事情もあるのだろう。飲料の自販機が数多くできて喫茶店が消えてしまったりするような変化もある。買い物客が大型店の中に吸収されて街の賑わいがなくなるということにもなる。
渋谷の中心から少しはずれるとそんな建物が少なくないのだが、それらは建替えられて新たな賑わいを生む可能性は十分にもっている。少なくとも、集合住宅としてなら
賃料さえ折り合えばいくらでもニーズはあるはず。高級住宅地、松涛と鉢山町で高級マンションの建設が進む中、その中間に位置する神泉町は道路が狭く、またかつての花街円山町との境界がわかりづらいこともあってか、再開発が遅れているようでもある。それだけに、これからの動きに注目したい。

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