2020年の渋谷(13-9-8)
2020年には東京でオリンピックが開催されることが決まった。7月24日から8月9日までの猛暑の期間ではある。東京周辺は7年後の2020年を意識した計画が本格的に展開されることになる。
とはいえ、競技会場となるのは中央区・江東区の「東京ベイゾーン」を中心に、千駄ヶ谷の国立競技場、原宿の代々木体育館、両国の国技館、千代田区の武道館と、確かにコンパクトである。選手村となる晴海と千駄ヶ谷を結ぶ線の整備が最優先となるのか。築地市場の移転、国立競技場の立て直しといったことの他は案外後回しにされるものもあるかもしれない。
渋谷駅の再開発については、2017年に246の南側の東横線旧ホーム跡地にホテルを含むビルが完成している他、2020年に渋谷駅の東棟は竣工しているものの、その他は工事の真っ最中。全体として工事現場の感は否めまい。
むしろ東急本店から神泉にかけての路地エリアがクールジャパンということで評価されるようにはならないものか。再開発をする必要などなく、多彩な顔ぶれの人たちが集まるようになり、店の数が増えればよいだけである。整然とした街並みではない、アジア的混沌を感じさせる場所は魅力的でないはずがない。その事実が伝わればよいのである。
渋谷区庁舎も建て替えられる。センター街からNHK放送センターに向かうエリアでも建築計画があるのだろう。
渋谷に限らず2020年までに整備しなくてはならないものと、そうでないものとの線引きもありそうだ。消費税が2020年で10%なのかそれ以上なのかということは忘れよう。
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