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渋谷区総合庁舎と渋谷公会堂の建て替え(13-09-30)

1964年の東京オリンピックでは、現在の代々木公園が、オリンピック競技会場、選手村として整備され、その年に総合庁舎と共に竣工した渋谷公会堂は重量挙げの会場ともなった。それから半世紀を経て、昨年来、建物の耐震性に問題があるとのことで、耐震補強か建て替えかで検討されていたが、この9月10日、「渋谷区総合庁舎の建替えを求める決議」が渋谷区議会で賛成多数により可決された。
渋谷公会堂と共に、高層化して賃貸オフィスや住居として利用できるようにする案で、建設費の相当部分を充当する計画のようではあるが、現在の敷地に建設するにあたっては、庁舎の解体をどのタイミングでするのか、事務所はともかく、区議会の議場をどうするのかが課題となろう。
現在2014年度末に竣工予定で建設中の、地上49階の豊島区庁舎は、1階の一部と3階から9階までを庁舎として使い、他は店舗・事務所・共同住宅になる。建て替えられる渋谷区総合庁舎も同様な形になりそうだ。
2020年夏の東京オリンピックには間に合わせたいだろうし、工事期間は3年以上だろうから、ぎりぎりのスケジュールとなる。ゼネコンからはさまざまな提案が出ていることだろう。
計画に当たっては、どれだけ透明性が確保できるかも気になるところである。

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