こまばのまつり(13-09-27)
駒場のお祭りということでは、大橋氷川神社の例大祭が8月末にあるけれど、これは地域全体のお祭りではなく、特定の宗教行事ということになるらしい。目黒区としては9月にSUN祭りがあって「さんま祭り」とも呼ばれ、全国的にも知られるようだが、駒場からは遠いところでのイベントのようにも見える。
駒場祭は、地域の祭りではなく、東京大学教養学部の学園祭として知られ、その来場者は多い。ちなみに駒場高校の学園祭は都駒祭 日本工業大学付属駒場高校は日駒祭となっている。
ここで地域のお祭りといえるのは、平仮名で表記する「こまばのまつり」。駒場住区住民会議の役員による「こまばのまつり」実行委員会の主催で自主的に実施するものである。場所は駒場野公園。井の頭線踏み切り前の正面入り口から、淡島通りに面した拡張公園までの広い範囲が会場となる。駒場小学校の児童や保護者の来場が目立つといえよう。
その目玉ともいえるのがケルネルたんぼで行なう「かかしコンクール」であり、昨年は40点を超すかかしの出展がなされた。さまざまなアイディアで作られたかかしのコンクールで、祭りの後も1ヶ月ほど会場に展示される。ただ、その他にどんな出展があるのかは当日にならないと分からないが、去年と変わらないことだろう。配布するプログラムを作る予算も手間もないはず。無論インターネットによる案内はない。ともかく、毎年同じことをやって次世代につながることがお祭りなのかも知れない。神社のお祭りはそうして何百年も続いてきたといえるのではないか。
いずれにせよ、「こまばのまつり」で検索するとこの記事につながるようになることを期待する。今年2013年9月27日の開催は10月6日(日)。天気に恵まれることを祈るものである。
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