円山町に料亭が復活(13-09-20)
料亭が接待の場として東京で賑わったのはもう今から50年も昔のことだろうか。花街として1913年(大正2年)に三業地に指定された円山町も今年でちょうど100年になるわけだが、花街は衰退してラブホテル街となり、芸者を管理する検番もなくなってから久しい。
そんな歴史の中で、昭和26年(1951年)に創業した円山町の料亭『三長』が、これまでの建物の改装工事を終えて今月新たに開業した。場所は道玄坂地蔵のあるところで、隣も料亭の良支(よしき)。周囲はラブホテルという環境ではある。
そのホームページには、「大人が心から楽しみ、委ねられる空間を。日本文化を堪能し、都会の喧騒の中で、非日常の世界を。先駆ける者と、後を駆ける者の出会いを。選ばれた方のみが集う場所に・・・」とある。夜の部は完全予約紹介制となっているが、店の入り口にはメニューが出ている。昼は4時間以上の貸しスペースとなり、料亭の雰囲気を味わうことができるようだ。
かつては政財界の大物が来ていたという円山町がこれを契機にどのような街になっていくのか。散歩しづらい街ともいわれているが、迷路のような道を探索してみると楽しい。
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