文化村通りの蕎麦割烹(13-09-16)
渋谷駅から井の頭線で一駅の神泉は、渋谷駅から歩いて行くことが多いせいか、渋谷の一部のように扱われている。その違いはもっと知られてほしい。
しかし、神泉、つまり神泉駅周辺といっても、円山町、神泉町、松涛と、性格の全く違う地域からなるのでイメージづくりが難しいのだろう。高級住宅地、オフィス街、花街のなごりのあるラブホテル街を一つの街として扱うには無理があるし、それぞれの地域が隣の地域と連携することも考えにくい。結果としては、渋谷周辺ということでそのイメージを抱えたまま、各足の少ない「隠れ家の街」ということにされてしまう。そのため、どこにでもあるような店を出すのではなく、経営者のこだわりで勝負することになるのではないか。
文化村通りから松涛公園に入る角に8月31日にオープンした蕎麦割烹の『知花』(ちはな)もそんなこだわりのある店。蕎麦は10000円、6300円、3600円のコース料理の最後に出てくるというスタイルだ。日本橋小舟町の『仁行』で修行したということで、メニューも似ている。日本橋の客が松涛に顔を出すということもあるのだろう。このエリアにまた新たな個性が誕生した。
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