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渋谷WESTの過去10年(13-08-14)

この10年を振り返り、渋谷から神泉・駒場東大前の駅周辺に新たに造られたものをみると、大規模なものの多いことに驚きを禁じえない。それ以前の時代と較べても、この地域に大きな変貌をもたらす期間であったのではないだろうか。
国道246号線に沿った、渋谷ガーデンタワー、住友不動産青葉台タワー、クロスエアータワー、プリズムタワーといった、これまでなかった超高層ビルはすべてこの5年の間に集中して完成している。今年の春に完成した目黒天空庭園を屋上にもつ巨大な大橋ジャンクションの建造物は街の景観を大きく変えた。
東大駒場キャンパスは、駒場寮が壊わされてコミュニケーションプラザになったこの10年で、それまでのキャンパスのイメージを変えたといってもよいだろう。また、駒場東大前商店街は10年前と変わらずに営業している店の方が少ないほどである。東大裏も中央環状新宿線の出入口ができ、山手通りが拡幅されていて、すっかり変わってしまったといえるだろう。
淡島通りの駒場エミナースがなくなり、駒場高校の隣のセブンイレブンは建替中となっている。淡島通りが旧山手通りにぶつかるところにあるトヨタの販売店の建物もこの10年の間にできたものである。
神泉駅に近い飲食店で10年前から営業している店は、新たに開店した店ほど目立たないといってよい。ただ、街並みの景観という意味では、神泉駅周辺は10年前とほとんど変わっていないようだ。
文化村通りには2006年1月に開業し翌2007年6月に爆発事故で閉鎖された松涛温泉の建物がそのまま残っている。整備された並木道となったのは今年の春。この10年の変化はこれからの街づくりの外観をつくったといってよく、これからその中身が整っていくことになるのではないか。そんな期待をもつのである。

文化村通りの眺めがこの街を象徴する
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