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2013年6月

神泉町交差点でビルの解体(13-6-28)

旧山手通りと国道246号線とが交わる神泉町交差点では、住友不動産渋谷ガーデンタワーの工事が一時中断していたこともあって、長い間工事中の状態が続いていた。竣工したのは昨年の6月こと。そしてこの7月からまたビルの解体工事が始まる。
交差点の北東側にある、現在1階にファミリーマートだけが入っているそのビルは、何年も前から入居者が転出していて解体がうわさされていたけれど、いよいよ工事が始まることになったのである。工事期間は7月19日から来年2月28日までとなっていて、発注は東急不動産住宅事業本部とある。オフィスビルではなくマンションと聞いていたが、住宅事業本部が発注しているということは、集合住宅になるのだろう。渋谷駅と池尻大橋の中間で、駅からの距離はあるが、高速道路へのアクセスという点では東京でも屈指のロケーション。首都高と中央環状線の出入口に近い。住宅として販売されても弁護士や個人事業者のオフィスとして使われるということになるのかも知れない。
いずれにしてもどんな建物ができるのかは不明。目黒区の新しい高度規制にかかるので、大橋ジャンクションのクロスエアタワーや住友不動産青葉台タワーのような高層ビルにはならないはず。この交差点の景観がまた変わる。

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虎ノ門ヒルズと渋谷(13-6-25)

渋谷駅周辺の再開発は、昨年渋谷ヒカリエが竣工し、これからは東横線のホームなど現在の構造物を解体に入る。ビルの建設は15年かけて行なうことになる。そんな中、現在東京のあちこちで大規模ビルの建設が進んでいて、その後に完成する渋谷駅の再開発事業が、東京全体の中で相対的に見て、どのような位置づけになるのか予断を許さないものがある。

その一つが来年秋に竣工という地上52階の虎ノ門ヒルズ。虎ノ門から汐留にかけての環状2号線の整備と併せて、新しい都市空間が創造されることになる。虎ノ門パストラル跡地の再開発事業も来年から始まるようで、東京メトロ六本木1丁目駅横には2016年に完成予定で工事中の地上40階建ての超高層ビルが建設中だ。その他にもこの地域でビルの建て替えが計画されているようで、汐留から東京ミッドタウン、六本木ヒルズへと超高層ビルが連なることになる。

渋谷駅の再開発で計画されている高層ビルの東棟、中央棟、西棟を合わせた延べ床面積は27万平米。虎ノ門ヒルズの24万平米は上回るものの、六本木ヒルズ森タワーの38万平米には遥かに及ばない。各地で巨大再開発が進む中、渋谷の相対的地盤沈下を避けるためには、設計された再開発ビルにはない、ある程度無秩序で迷路と坂が演出する混沌とした街の魅力を増していくこが必要なのではないか。それは計画でできることではなく、言葉によるイメージの醸成により生み出されていくものなのだろう。

パストラル跡地から見る虎ノ門ヒルズ
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建設中の虎ノ門ヒルズ
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虎ノ門ヒルズ前から見る工事中の汐留への道
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路線価で見る渋谷WEST(13-6-18)

税務署が財産評価の標準とする路線価図を眺めてみた。
1平方メートル当たりの土地価格が道路ごとに記されているのを、インターネットで簡単に閲覧できるようになっている。
それを見ると、渋谷で一番路線価の高いスクランブル交差点北側の1360万円をピークとして、そこから離れると順次下がり、道玄坂と文化村通りを裏側で結ぶ道玄坂小路だと208万円と大きく変わる。文化村通りだと東急本店前のドンキホーテのある交差点で464万円、Bunkamura前の松涛郵便局交差点を渡ると158万円になっている。神泉町と円山町の境界から山手通りまでが98万円で、丘の上の円山町や百軒店の裏通りだと68万円にまで下がる。更に山手通りを渡って駒場に入ると概ね40万円台で、40万円を切る路線もあるほどである。
駒場東大前の駅周辺は50万円代なのだが、駅から遠い駒場公園の周辺は60万円と価格が上がる。高級住宅地であることの証しともいえる。
渋谷区と目黒区の境界線上に近い、旧山手通りと山手通りの間を通る道路は、国道246号線を挟んで青葉台4丁目側が50万円台から40万円台なのに、代官山よりの青葉台3丁目側は70万円台となる。
渋谷駅からの距離と、道路の広さ、環境による影響が路線価に影響することを知ることができる。1平方キロ余りのエリアの中で路線価の違いがこれほど多様な例はめずらしいだろう。それだけ多様性に富んだエリアだといえるのである。

http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h24/tokyo/tokyo/prices/html/40044f.htm

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新名所目黒天空庭園(13-06-16)

旅行会社のクラブツーリズムが出発地ごとに39のコースがあるバスツアーを発表した。「東京の3食うまいものと3つの新名所をめぐる」という名の企画で、目黒天空庭園がその訪問地の一つとなっている。それによると、7月24日から8月31日までの期間に一つのコースにつき1回から6回まで催行され、1日に2~3組のツアー客が立ち寄ることになる。他の2つの新名所は秋葉原の「CHABARA」と歌舞伎座ギャラリーで、築地の寿司屋での昼食と、柴又のうなぎ屋での夕食をつけるというものである。同じ内容で39もあるコースの出発地は、宇都宮、前橋、水戸、八王子、小田原、木更津など、関東圏全体をカバーするバスからの東京見物というものなのだろう。
このツアーのスケジュールで見ると、目黒天空庭園の観光は午前10時から11時ということになりそうである。地域の利用者が少ない中、団体で来る客は目立っている。2年後に中央環状品川線が開通すれば、目黒天空庭園から三軒茶屋まで行き、そこで首都高に入って大橋ジャンクションから地下に入り、大井から湾岸線に抜けるコースが考えられよう。新宿と羽田・台場をつなぐ、国際観光都市東京の一観光拠点となる可能性もあるのではないか。周囲のビルの建て替えも進む中、中央環状線の全線開通に向けて行政としての課題も出てくるのかもしれない。

バスを降りて歩いて天空庭園に向かう観光客
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目黒区の都議会議員選挙(13-6-14)

6月23日を投票日とする都議会議員選挙が始まった。7月の参議院選挙の前哨戦ということで、各政党の力が入っている。
インターネットの政治・選挙データのプラットフォームである『政治山』のネット意識調査サービスを利用して6月7、8日に実施した都議会議員選挙についての調査では以下の結果となっている。(回答者数は1114人)

都議会議員選挙のあることを知っていた。76.0%
選挙にいくつもり。75.4%
投票予定先 自民党23.3%、公明党3.1%、民主党4.5%、維新の会4.7% 、みんなの党4.4%、共産党4.4% 支持政党なし19.7% 決めていない33.3%

参議院選挙に向けての読売新聞の調査では自民党44%、民主党7%、NHKの調査では自民党41.7%、民主党5.8%の数字。支持政党なし、決めていないと答えた人が投票する可能性は多くないと見ると、民主党を第1党とする現在の都議会の議席数とは大幅に変わりそうである。目黒区ではみどりの風から都議選ではただ一人の候補者が出て7つの政党で3議席を争うことになるが、自民が2議席で、残り1議席を6政党が争うと見てよいのではないか。
昨年12月の衆議院議員選挙での目黒区での比例得票率では自民25.1%, 維新19.6%、民主16.2%、みんな13.7%、公明6.8%、共産6.1%であった。しかし安部内閣の発足から全国的に自民の支持率が急速に伸び、NHK調査での12月の自民の支持率が26.6%、民主が16.1%であったのが、今年に入ってから自民の全国の支持率が1月に37.8%、4月には43.6%と急伸した。その一方で、民主は6月で5.8%にまで落ちている。維新もみんなの党もピークは1月で維新6.5%→1.5%(6月)、みんな3.7→1.5%といった具合である。全国の6月時点での支持率は、公明党が5.1%、共産党が2.2%で、これまでの民主票が割れることを考慮すると、目黒区での残り1議席が公明党の現職となる可能性が高いと見る。

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渋谷・松涛、駒場・青葉台の広告媒体(13-6-12 広告)

6月10日に発表された経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると、平成25年1~3月の3ヶ月間での広告売上高の合計は1兆4560億円。媒体別では新聞が1101億円、テレビ3734億円、インターネット1182億円でした。前年同期比で見ると、新聞96%テレビ100%であるのに対し、インターネットは110%となっています。
インターネット広告の数字がこの統計に出たのは平成18年。同年1~3月の広告売上高合計1兆5250億円の内、新聞1791億円、テレビ4133億円で、インターネット広告は295億円と全体の1.9%でした。この7年での推移を見ると、インターネットが400%と伸びているのに対して、新聞で61%、テレビで90%となっています。現在のインターネット広告の比率は8.1%にまでなったのです。この間の広告費の総額が95%と減っている中で、今後もこの傾向に変化はないものと思われます。
インターネット広告の具体的な内容はこの調査では分かりません。検索エンジン連動型広告なのか、バナー広告なのかなど。調査対象企業名は非公開ですが、広告代理店だけではなく、インターネット・サービスを事業とする企業も含むので、多様なインターネット広告をカバーしているといえます。
中でも一番手軽なインターネット広告は、地域サイトでのバナー広告です。『渋谷WEST』は渋谷の西側エリアの情報を発信しながら、手頃な価格の広告媒体として、不動産、各種講座、イベント案内をはじめとして、全国からこのエリアに関心のある人に対して宣伝効果を出せるようにしてまいります。月額2千円からのサービスです。是非お試しください。

http://www.shibuya-west.com/FormMail/inquiery/FormMail.html

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駒場防災会議の開催(13-6-10)

大地震が高い確率で発生する恐れを背景とする東京都地域防災計画、目黒区地域防災計画を踏まえた地域防災体制づくりが進んでいる。駒場地域では駒場防災会議の再構築が行なわれ、6月7日に開催された会議で発表・了承された。
新体制は震災による避難所設置を想定して、その時どうするかということから構築された。避難所運営協議会と防災区民会議の2つの組織体制として、全体の事務局となる町会防災部は駒場防災隊を担当し、「初期消火」「人命救助」「応急手当」「避難誘導」「安否確認」など、地域の防災活動を主とする。
避難所運営協議会は町会地区部長ないしはそれに指名される人をリーダーとして、駒場小学校、都立国際高校、都立駒場高校、目黒一中、日本工業大付属の6避難所の担当者を決めることになる。避難所の担当者として「情報収集」「避難所整理誘導」「警備」「給食・給水」「物品配分・運搬」「救護」の担当者を決めなくてはならない。

意見として出た、「多くの住民を動員して説明会を行なうべき」とのに対しては、防災訓練への参加者を考えると、どれだけ来てもらえるのか、という懸念が答えになる。
その一方、こういう会議に出てこない地域の責任者をどうするかとの質問もあり、進んで引き受ける人が出てほしいということにならざるをえない。いずれにしても、この課題に対する地域全体の関心を高めていくことが急がれるのである。
同時に、駒場地域では人数的にも住民数を上回る東京大学との連携という課題にも引き続き取り組んでいかなくてはならない。
公式には「駒場防災だより」で各戸に配布される予定だが、会議に多くの人が参加することは難しいから、インターネットでの情報伝達・意見交換が進むことを期待している。

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山手通りの工事(13-6-6)

山手通りの地下を走る中央環状線の工事が10年以上続いている。工事をしていないときの景色の記憶も薄れているのではないか。富ヶ谷出入口のある東大裏あたりまでは歩道の整備も含め、今年の初めにようやく落着いたのだが、そこから先、中目黒方面の道路がいつ整備されるのかが分からない。中央環状品川線の開通時期は当初2014年3月だったのが、2015年3月に延期された。出水のためなのだが、場所は目黒区と品川区の境界あたりと東海道線の海側である。目黒区内の品川線の工事は予定通りと考えたい。
山手通りの整備が終わっているのは富ヶ谷方向からだと渋目陸橋まで。渋目陸橋の下の側道はパーキングスペースとなっている部分を歩道にするような整備をするのかどうかも分からない。しかし、いつになるかはともかく、淡島通りとの松見坂交差点から大坂橋の下までは、現在2車線分を品川線の工事で使っているから、その分の歩道の拡幅が期待できる。歩行者は少ないけれど、自転車の通行は多いので、自転車レーンにしてもよいのかもしれない。

渋目陸橋入り口
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松見坂交差点と大坂橋方面を見る
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大坂橋に近いところから松見坂方向を見る
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サッカーと渋谷(13-6-5)

昨夜はワールドカップの予選通過をかけた試合があり、試合後の人出を警戒して警視庁は事前に渋谷駅前スクランブル交差点の通行制限を告知していた。駅前には機動隊が出動して警戒にあたり、またテレビ中継車も出ていてその様子を伝える態勢をとっていた。
引き分けで日本代表のワールドカップ進出が決まると、あちこちから若者が繰り出し、スクランブル交差点をめざす。混雑を避けてか車道を歩く人も多く、警察官が注意を呼びかけていたが、混乱といえるほどのことはなかった。
渋谷ではさまざまなイベントが開催されるが、一番盛り上がるのが準備も予算もいらないこのサッカー観戦後のハイタッチだろう。表立って歓迎することはできないとしても、集客効果は大きいはず。応援用のTシャツ売場が出るのも商売熱心だ。それでも、いつもの渋谷の混雑とそれほどの違いはなかったようでもある。機動隊の車両があった他は、センター街のバスケットボール・ストリートに若者がぎっしり集結して「ニッポン!」の声を上げていたのが目立つ程度だったかもしれない。サッカー・ストリートにすると、そんな騒ぎを助長することになることを懸念してバスケットボール・ストリートにしたのかとあらぬ想像をしてしまう。
その他には、マークシティと東急東横店を結ぶ連絡通路から見物する人の多さ、大きなカメラをかかえた報道関係者らしき人が目立ったというところか。
日本代表の試合があれば人が集まり、一時的でも渋谷は潤うことになる。商店街はどこも阿波踊りなどのイベントを企画して人集めをしようとするのだが、そんな努力がいらない渋谷は恵まれているのである。

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駒場バラ園の今(13-6-3)

駒場バラ園は日本に現存する一番古いバラ園といわれる。ただ、バラに関心のない人はそんなものがあることを知らないし、初めての来訪者だと、駒場東大前駅からたどりつくのが難しい。場所はちょうど神泉との間にある井の頭線のトンネルを出て高架になるところにあたるのだが、その前を通り抜ける人ですら少ない。バラ園といってもバラ苗を販売する店で、バラを観賞させる場所ではないのである。
駒場ばら園は明治44年(1911年)に伊藤栄次郎が創業した。井の頭線も山手通りもなかったから、渋谷から文化村通りのつきあたりが東京帝国大学農学部正門で、その横に大学の農場の一部のようにバラ園があったのではなかったかと想像できる。
伊藤栄次郎は和歌山から東京に出て「ばら新」で駒場バラ園を創業するまで働いていた。「ばら新」は、創業者の横山新之助が皇室御用達の植木職人で植木屋として独立し、明治16年ごろにはバラ専門店となっていた。アメリカ人の園芸技師ルイス・ポーマーが創設したポーマー商会を通じて輸入していたとある。おそらく日本で最初にバラの販売をした店なのだろう。当時バラは高価なもので、買いに来る客は皇族や高官などの限られた人たちだったようだ。どこでも売っているというものではなかったはず。ばら新は、駒込と池上で営業していたが、戦後は池上だけになり、その後バラの販売はしなくなった。戦争の間はバラどころではなかったのである。
伊藤栄一郎の長女嘉代が入沢正義と結婚し、夫婦で駒場バラ園を支えてきた。入沢正義は2007年1月に95歳で亡くなり、創業以来のバラ農園も敷地が縮小されたが、営業は続いている。
駒場バラ園が営業を開始してから27年後の昭和13年(1938年)に鈴木省三が創業した「とどろきばらえん」が、戦後は順調に復興して日本一ともいわれるようになった。しかし、鈴木省三は京成電鉄の誘いにより、昭和33年(1958年)から京成バラ園芸で新品種の制作に専念することになる。京成バラ園芸は広大な敷地と見学用のバラ園ももち、鈴木省三の開発したバラを売り出すことで、バラ苗の市場で大きな存在感を示すようになっていったのである。
駒場バラ園は個人経営のバラ園として存続しているけれども、2005年末でバラ花壇が宅地となり、残ったスペースで咲かせているバラは見えにくくなった。そんな中で駒場バラ会が駒場バラ園の記憶を伝えるために発足し、駒場公園や東大正門横などで駒場のバラを咲かせている。

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右の車の前が駒場バラ園
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かつてはここにバラが植えられていた。
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井の頭線の線路の反対側から駒場バラ園方向を見る。
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