中央環状品川線と山手通りの整備(12-11-29)
山手通りの地下を走る中央環状線の、大橋ジャンクションから大井ジャンクションまでの品川は来年度の開通予定で工事が進んでいる。ただし、大井方向に入ることができる出入口は品川線にはなく、新宿線の甲州街道に近い初台南出入口となる。したがって、渋谷や中目黒から羽田やアクアラインへの近道にはならない。中央環状線が全線開通すると、新宿駅が東京のバスターミナルとして重要な役割を果たすようになるのだろう。新宿駅からなら、羽田空港、国際展示場、千葉県全域へのバスによるアクセスが良くなる。
このエリアについては、中央環状線全線開通による利便性の向上はほとんどないのだろうが、中央環状線の工事が終わることで、山手通りの整備がされることが期待できる。現在工事で塞がれている車線部分は、歩道の拡幅となるはずだ。松涛2丁目交差点かの栄通りが来年春には両側通行となることとあいまって、中目黒駅と東急本店を結ぶ道として山手通りが注目されるようになってもおかしくない。10年以上もの間工事中だった松見坂付近の山手通りも、あと3年もすれば見ちがえるようになっているのかもしれない。