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松涛と田園調布(12-7-2)

松涛と田園調布は東京の代表的高級住宅地。松涛の最寄り駅が渋谷や神泉で高級住宅地とは無縁なのに対して、田園調布は駅自体が高級住宅地にふさわしい。その駅周辺がどんなものなのかは、ホームが地下にあるので降りて見ないと分からない。通過する東横線や目黒線の電車からは見えないようになっているのだ。駅の地下化が完成したのは1995年。それ以来、田園調布の街並みが隠れてしまったともいえそうだ。

高級感のある街並みとしては、表参道、銀座、丸の内がある。六本木ヒルズや東京ミッドタウンもそんな雰囲気のある場所だ。雑然とした渋谷とつながる松涛や南平台には店がなく、住宅だけが立派ということに対して、田園調布は駅から街を演出する。飲食店だけではなく、証券会社や銀行も小規模ながら普通とは違う。

こんな街だから住み心地が良いと思う人がある一方で、もっと違った雰囲気の方がよい、との人もいるだろう。松涛近辺ならば、両方の趣向を満足させるといってもよさそうだ。

田園調布駅の改札口前からの眺め
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モニュメントのような旧駅舎
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